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yamabra disk: THEO BIAL / Vertigem

不勉強なもので、初めて聴くっていうアーティストが増えています。このTheo Bialもそうなんですよね。逆に情報が多すぎるからかな、漏れていく情報も増えてしまうという場合もあるのですが、この人については明らかにネット上の情報が少なすぎです。

Theo Bialはリオ在住のシンガー・ソングライター。前回紹介したSessaがいかにもサンパウロの音楽であるのに比して、彼の音楽はリオデジャネイロらしい音楽、と言っていいんじゃないでしょうか。弦や管を交えた、柔らかい陽光を感じさせるボサノヴァ〜サンバを踏襲したサウンドに、優しい女性コーラスを交えて、都会的に洗練された甘い旋律に、Theo Bialのちょっと朴訥な歌声。


Tr.3"Azul"は父Pedro Bialとのデュオ。Tr.5はMoacyr Luzをゲストに、Tr.6はMart’nalia迎えたサンバ。そしてTr.9はCelso Fonsecaの"Meu Samba Torto".

音の陰影と色彩感が、リオデジャネイロらしい粋を感じさせtれくれます。まあ新しい感覚の音楽というよりは、リオらしい夜の帳を彩る青い音楽、とでも言いましょうか。


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