見出し画像

yamabra disk: JORJA SMITH / Falling or Flying

Jorja Smith(ジョルジャ・スミス)はUKのシンガー・ソングライター。Birminghamの北西の都市Walsallでジャマイカ人の父とイギリス人の母の間に生まれたそうです。本作は彼女の2枚目のフルアルバムで、前作「Lost & Found」以来実に5年ぶりとなるフルアルバムです。あのアルバムからもうそんなに時間が経ったなんて、時間が飛んでいくようです。

さて5年ぶりの本作ですが、前作同様中核をなすのはソウルなのですが、そこにジャズやR&B、クラブミュージックなどの要素が散りばめられています。そして本作は、Londonから故郷に戻り、原点に立ち返って製作されたそうです。


サウンド面では目立った派手さはないもののリズムの斬新さと、サウンド・プロダクションの洗練はやはりUKらしい魅力と言えるでしょう。しかしなんと言っても僕は彼女の歌がとても好きなんです。力強いんだけど泥臭くないし、情感は伝わるけれど臭すぎない。余韻を残す歌唱がどこか儚さを感じさせます。要するにかっこいいんですよね。デビュー当時から歌い手として成熟していた彼女ですが、5年の月日でさらなる進化を感じさせます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?