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追悼、Bebeto Castilho

Bebeto Castilho(1939.04.10ー2023.03.10)が亡くなったそうです。数多のブラジル音楽の中でも僕が特に愛してやまないのが、長いキャリアの中で彼が残した。たった2枚のソロ作品です。この2枚はほんと何度聴いたいたかわかりません。

1955年にEd Lincolnのコンジュントでプロデビュー。Bossa Nova創成期から数多くのセッションに参加。1960年にはLuiz Eça、Hélcio MilitoTamba Trioを結成。そのほかSérgio Mendes, Nara Leão, Carlos Lyra, Sylvia Telles, Edu Lobo, Chico Buarque, Quarteto em Cy, Milton Nascimento, Eumir Deodato, João Donato, João Bosco, Simone, César Costa Filho, Eduardo Gudin, MPB4, Durval Ferreiraなどと数多くの録音を残しました。Marcelo Cameloは彼の甥に当たります。

決して上手い歌い手でないのですが、彼が歌うだけでブラジル音楽最良の郷愁が漂う(Saudadeを感じる)、そんな歌い手であり、ベーシストであり、温かい音色のフルート奏者でもありました。

一番奥がBebeto


とても残念です。ご冥福をお祈りいたします。


以下がその珠玉のソロ2作品。メロウで切なくてどちらも僕の本当の愛聴盤でした。今聴いたら泣けてきた。

Bebeto / S.T. (1976)


Bebeto Castilho / Amendoeira (2006) 
 produced by Marecelo Camelo



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