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yamabra disk: Tatsuro Yokoyama & World Standard / Maebure

本作は昨年山形でのソロ・コンサートで多くの観衆を魅了した、ピアニスト/コンポーザーの横山起朗さんが、ワールドスタンダード(鈴木惣一朗さん)の楽曲をピアノ・ソロで演奏した作品です。この作品の生まれた経緯は、

2023年5月に開催されたコンサート「Polish Pianism」での横山起朗の演奏を聴いた鈴木惣一朗が、その音色に惚れ込み、自らプロデュースを申し出て誕生した作品。鈴木がワールドスタンダード名義で発表した数多くの楽曲のうち、2020年のパンデミック以降のアルバム3枚『色彩音楽』『エデン』『ポエジア…刻まれた時間』から横山が選び、ソロ・ピアノにアレンジ。

inpartmaintメーカーサイトより

とのこと。この試みが実に素晴らしい音の世界を創出せしめました。

横山さんのピアノの音というのは唯一無二です。とても柔らかい音でありながら、一音一音の響きに想いが凝縮されています。音と音の間が、静謐であるにもかかわらずそこから感受するイメージは雄弁ですらあります。美しい鈴木惣一朗さんの曲と横山さんのピアノ、これ傑作では?

ところでこの美しいジャケット・デザインは、「COIFFEUR / El Tonel de Las Danaides」と同じ人でしょうか?


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