カイゼルグレイモン研究記
こんにちは。み。と申します!
いつもファイル島デジカをXでご覧くださってる方はありがとうございます!!
今回は新弾発売に向けて、1番気になっているカイゼルグレイモンについてあれこれと考えたことを記そうと思います。
まずはざっくりとした単体考察から。
カイゼルグレイモンの強み
わかりやすく強そうなのは、新弾の神原拓也&源輝二(以下、5拓也)との組み合わせで
「進化時にデジモンにアタック、消滅させて貫通2チェック、そのままプレイヤーにもう一度2チェック(ダイレクト)」が狙えそうなとこですね。ここをカイゼルの最大出力として一旦考えます。
これに加えて、
【選んで進化元破棄】耐性や消滅時効果を消失させたり、ヘクセブラウモンのロック効果から抜け出す
【複数体のレスト】面倒なブロッカーを無視して狙った獲物にアタックを通す
が可能です。器用さと派手さを兼ね備えた性能に見えます。
このカードの取り巻きとして、
チャックモンチーム
フェアリモンチーム
が登場。全部光るという恐ろしい仕様で、炎、風、氷のカイゼル3エレメントデッキが組めるようになりました。
…でとりあえず組んだのがこちら。
試作
細かい枚数などは適宜調整して使っています。
カイゼルの動きに貫通が欲しいことから、一旦フェアリモンサイドに寄せて構築。5拓也の効果で多くのカードを進化元に入れるためアナログの少年。青をペンモンに任せて「風は炎に氷牙は剣に」を使うコンセプトです。
しかしイマイチ強くない…
反転。チャックモンサイドでも組んでみます。貫通は欲しいので3色入れつつ、テイマーは拓也/友樹に絞り、「アナログはそのまま進化に繋がらないのがもしかして手痛いのでは」と考え、一旦友樹を増やします。なるほど少しだけ序盤のスピードは出るようになりましたが…
やはりしっくりこない…。
弱そうだった理由をいくつか挙げます。
BT18デザイナーズフル投入の厳しさ
⚪︎揃わない
1番わかりやすくて1番難しい問題。トラッシュに5枚溜める以前の問題で、手札に各パーツが揃わないから戦えない。それを見越して泉・友樹どちらかに寄せてみても厳しい。それぞれメモリさえ多めに払えば進化できるものの、コスパが悪いので次第に相手に追いつけなくなります。揃えるのが不可能とは言いませんが、環境のスピードに対して安定して何戦もできるとは思えませんでした。
○メモリが足りない
試作1から試作2にかけてPウッコモンを採用しているのは、試作1の段階でこちらの動きにメモリが足りないこと→相手に大きくメモリを渡すことが厳しかったからです。
また、BT16ウッコモンも試していますがサーチがどうにかなる代わりにメモリが足らなくなる。いわばデッキの燃費が悪いので、速度の速い相手の動きに追いつけません。泉や友樹の登場コストと確保できるメモリが釣り合わない。
○噛み合わない
カイゼルが「あと2点からダイレクトを決められるカード」なのに対して、風は「盤面を取るカード」、氷は「盤面を留め置きつつ一旦削るカード」です。氷とは相性良さそうですが、風とは相性が合わない。風を使っている限りは「あと2点」にならないからです。しかしカイゼルに求められる貫通は風が持っている。。。カイゼルの下5枚となった時に強いカードであることはあるのですが、道中と噛み合わない、といった感じ。
1番わかりやすく噛み合うのは、やはり「相手の盾を削りつつ、カイゼルになれるテイマーを即時用意してくれる」エンシェントグレイモンということになるでしょう。
→これつまり、
「カイゼルグレイモンのためにトラッシュからカードを5枚入れるために~」とか、「3色オプションのために色を確保して~」とか、「スサノオモンとオプションを~」までそもそもたどり着いていない問題があるということで……ここをクリアするためのデッキ構築を考えていく必要があります。
逆に言えば、クリアできればいよいよオプションやスサノオを検討…となるのでしょう。
この記事を踏み蹴って強い赤青緑のカイゼルデッキが現れることを願っています。
デッキ紹介❶赤ハイ型
デッキレシピ
ご覧の通り、テイマーは拓也のみに絞って従来の赤ハイを改良したような形にしています。
貫通はフレイモンが担当。
ここにカイゼルグレイモンと5拓也のギミックを使うための変化を織り交ぜた形です。いくつか目立つところを紹介します。
グロットモン・ギガスモン
5拓也の効果で一気に別名称を下に入れるために、散らして1枚ずつの採用をしています。
グロットモンは小粒を消滅させ、ギガスモンはエンシェントグレイモン→アナログの少年の動きから、出てきた5拓也から進化することで速攻でプレイヤーに進撃することができます。
また、2枚とも後述するライヒモンと同時に進化元に入ることで7000以下のデジモンを消滅させることができ、カウンタータイミング前にレベル5を消滅させるところまで仕事が期待できます。
ライヒモン
紫のハイブリッドから3進化なら、アグニ・ヴリトラから進化できるという寸法。
ヴリトラモンアタック→2コストでライヒモンへ進化、テイマー登場。アタックはDP10000を超えるため拓也効果が発揮、おまけにジャミングという相性の良さ。
極めつけは進化元効果。5拓也に入れるとDPー4000という超汎用便利効果が使えます。小粒の除去にいちいち突進する必要のあるこのデッキにはありがたい効果です。
ただし、登場するテイマーはトラッシュからであることと、自壊しないlv:6が時に強くないことに注意。
アグニモン
一回使ってみて欲しい。とんでもない便利さ。それ以上言うことはありません。
戦い方
序盤は従来の赤ハイ(エングレ主体のもの)と一緒。アナログの少年でパーツを集めて、エンシェントグレイモン進化・ターン終了時消滅を駆使して敵のセキュリティを削りつつ、こちらには神原拓也を登場させていきます。
BT12の神原拓也を早期から使い、メモリー+2を狙いながら攻められるのが良いです。中盤までに、5拓也は1枚登場させられれば良いと思います。
アナログの少年や拓也が並んでしまえば、あとは進化元効果を携えた5拓也を使ってよりパワーアップした攻撃をしていきます。この際、カイゼルをわざわざ使わなくてもエングレが強いならエングレを使っていきましょう。
カイゼルグレイモンは敵セキュリティ2枚からのトドメや、厄介な進化元効果を除去するために利用していくことになります。
回す際のテクニック
BT17ヴリトラモン→5拓也ターン終了時アタック
少し前に話題になっていたやつです。正確には裁定待ちなのかも知れませんが、理論上はワープ進化したエンシェントグレイモンを場に残すことができます。
これ、裁定で×といわれたら修正します。ただ、実際のところはエンシェントグレイモンにはきっちり消滅して貰った方が良い場面が多いです。
5拓也の進化元に入れることで便利なカード達
○BT17フレイモン
その後エングレになるルートをたどると、登場させられる拓也が1枚増える。シンプルだが強力。
○BT17ヴリトラモン
進化元にいるだけで、5拓也からアグニモンに進化するとエングレになれる。手札にヴリトラがない時に使える技。ただし、コストを超過して5拓也効果でターン終了時アタックしようとすると、アタックの処理前にアグニモンの「ターン終了時消滅する」が入るので注意。
○Pアグニモン
進化元にいると、エングレへのワープ進化が1コストで可能になる。序盤で育成エリアからPアグニ→エングレのルートが決まった後に使っていきたい効果。
ディノビーモンの運用
赤ハイ最強のジョグレス体。その名もディノビーモン。
ウッコモンを蘇生しながら追加打点になるだけでなく、パーティションで場持ちを良くする。
そして何より凶悪なのが、神原拓也の持つ強力進化元効果を使い回す点。
あとこの子ヴリトラモン→アグニモンみたいな赤ハイでよく起こるレベ4重ねについてもパーティション適用内ということで、素直に進化しても強いときがあります。
ただし場持ちが良いからといって良いことがあまりないデッキでもあるため、過信は禁物です。余裕かましてると退化されたり、パーティション素材込みで滅多打ちにされたりします。
おまけ:エングレだけでよくね??
ここまでエングレをメインに使っていくデッキを回しながら、誰でもこれは思うことと思います。
確かにこれは5拓也を使って様々な進化元効果をエングレに付与していくことができるエングレデッキ、なのかもしれません。
しかしカイゼルグレイモンが担う中盤からの貫通ダイレクトアタックは、エングレが担ってくれている序盤の猛攻からの良い継ぎ手となります。役割というか、活躍の機会が別々なのでそれで良いと思っています。
裏を返せば、カイゼルのアタックはエングレとは別の役割を敢えて持たせていきたいところです。ここがグロットやライヒを進化元に入れることによる効果除去性能とか、そういう話になってくるといいのかなと。
そう思っていました。
7/2大幅追記:180°の構築変化
ここ1週間でカイゼルグレイモンと向き合い続けた結果、紹介した構築とは全く別のものが生まれたためその経緯を記す必要が出てきました。
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