見出し画像

ミリオンタイカプで優勝した例のあのデッキの話 後編

例のミリオンの記事、後編になります。

内容はレベル3の採用カード、CXの採用理由、デッキの主な回し方について、になります。

少し長めではありますが、最後まで読んで頂けると幸いです。

Level 3 12枚

夕映えに歌声を 如月千早 3枚

CX連動で攻撃時に手札を2枚控え室に置くことで、控え室にあるCXの枚数分相手にダメージを与える、クロック回復(以下ヒール)効果持ちのカードとなります。

正直な話、CX連動の手札コストが重すぎるので、基本的に連動を使って倒しにいくと言うのはあくまで最終手段であり、基本的にはパワー11000のヒールとして運用することが殆どです。

このデッキはパワーを強化するレベル3が多めに搭載されているので、盤面をしっかり揃えると返しのターンに倒されない事も多いです。

後、青のキャラと言う事で、覚醒アイテム~Fairy~の打ちやすさにも貢献している点でも優秀ですが、ヒールの枚数比等率を考慮して、三枚採用となっています。

エンジェルボイス 伊吹翼 2枚


攻撃時に自分の好きなキャラに盤面の他のキャラ分パワーをX×500上昇させ、尚且つ登場時に手札を1枚控え室に置くことで、クロックのカードをストックに置く事の出来る、千鳥ヒールと呼ばれる効果の互換効果を持っています。

正直パワー上昇はおまけのような物で、擬似的に1ストックでヒールできると言うのが大きい為採用しています。


この1ストックでヒール出来るか出来ないかで戦況を左右される事も多いのですが、デッキの都合上手札コストも決して軽い訳ではない為、二枚採用となっています。



いつでもオンステージ! 春日未来 2枚


デッキの生命線と言っても過言ではないカードです。

このキャラが前列にいると、自分の音楽のキャラ全て(自身も含む)にパワー1500上昇。

攻撃時に2コストを手札1枚を控え室に置く事で相手に1点ダメージ。

控え室に行った際、手札のキャラ控え室に置くことでアンコール。


と言う、強力な効果を3つ持っており、僕個人の意見としては、ミリオン最強のレベル3キャラです。

ここまで強い効果しか書いていないのが素晴らしいです。


基本的に盤面制圧の為に最低1枚は場に出す形です。

そしてこのデッキの詰めは先程説明した千早ヒールのCX連動ではなく、専らこのカードの攻撃時の1点ダメージが多かったりします。


そこまで多面は行わないものの、最低限1枚は盤面に出したいこともあり、二枚採用となっています。


スノープリンセス 徳川まつり 2枚


登場時控え室から好きなキャラを回収し、他の音楽のキャラのパワーを1500上げつつ、CXをトリガーした際にソウル上昇と言う効果もついた後列のキャラになります。

全体のパワー上昇兼ソウル調整と言う便利な効果も持っていますが、最も重要なのはなのは、登場時に控え室のキャラを回収すると言う効果です。


このカードを1枚持っておくだけで同時に他のレベル3に繋がるので、手札の質の上げ方に難のあるこのデッキでは、レベル3キャラの中では真っ先にキープしたいカードです。


これも三枚は過剰なので二枚採用に落ち着いていますが、最低限一枚は握っておきたいカードです。


覚醒アイテム~Fairy~ 3枚


バトル中の相手キャラのダメージを無効にする「ホラーは苦手」というイベントと、自分のキャラのパワーを3500上げる「歌いたかった歌」が同時に内蔵されたカウンターイベントになります。

盤面さえ揃えておけばこのカード1枚でダメージ回避とリバース要求を同時に回避することも狙える強力な防御札です。


青のキャラが必要なことと、コストが4と少し重い点にさえ目を瞑れば非常に強力なカードで、ミリオンを組もうと思った切欠のカードでもあります。


採用枚数については、一枚は必ず握っておきたいカードなのですが、コストの重さから二枚目を打つことが非常に難しいので、三枚採用となっています。


このカードを引けるか引けないかでゲームプランが大きく変わってくるので、ある意味このデッキで最も重要なカードかもしれません。


--


主にレベル2の枠を、全てレベル3に持っていった形で、レベル2が2枚なのに対してレベル3はイベント含め12枚とかなり増し増しになっています。


幸いにもレベル2で取られたアドバンテージをひっくり返せるスペックはあるので、レベル3は道中でしっかり確保しておく必要があります。



そして最後に、採用CXについてお話します。

--

クライマックス

配分は以下の通りになります。



FairyTailじゃいられない 4枚

Eternal Harmony 2枚

ZETTAI×BREAK!! トゥインクルリズム 2枚




アイコン比率は、4本2門2扉です。

本である「FairyTailじゃいられない」はレベル1の静香のCX対応、門である「Eternal Harmony」はレベル3の千早CX対応、残りの2枚の扉は対応無しのただの回収トリガーになります。


本については特に解説することはありませんが、何故門が2枚なのかについて少し説明しておきます。


--


まず、千早のCX連動の効果は、詰めとしてはそこそこ強力なのですが、攻撃時に手札を2枚控え室に置かなければいけない為、手札の消費コストが膨大です。

その上、与えるダメージの量は控え室に落ちているCXの枚数が大きく関わってくる為、ゲーム中に打てても基本的に一回となります。


そしてこのミリオンライブと言うタイトル、手札のCXを処理する能力に難があり、片方が本(ドロー)アイコンでCXを引き込みやすい性質を持っています。

さらに控え室のCXを回収できる門アイコンを4枚にするとなると、過剰にCXを引き込んでしまう可能性が高いと判断し、門の採用枚数を二枚に押さえました。


何故残り二枚は扉アイコンになっているのかと言う点については、後列の手札増強カードであるレベル0の歌織が、好きなカードを回収しづらいと言う点を考慮して、控え室からキャラを回収できるトリガーである扉を採用しました。

最悪、手にCXさえ持っていればレベル2の後列である伊織がCXの入れ替え能力を持っているので、それで強引に打ちにいく事も可能です。

採用カードについては以上となります。

続いて、そのままデッキの回し方についてさっくり解説します。


--

デッキの回し方


マリガンで基本的に優先すべきカードは、Lv0のキャラクター⇒本(Fairytailじゃいられない)⇒本のCX連動対応キャラである「響かせる音色 最上静香」⇒覚醒アイテム~Fairy~、以外全て切ります。


Lv0がなく、手札に「響かせる音色 最上静香」が多い場合はこちらを切ってしまっても構いません、最悪「大人エレガント 桜守歌織」で拾うことが可能なので。


そしてもう1つ、マリガン段階でイベントである「覚醒アイテム~Fairy~」を切るか切らないかに関しても意見が別れるかとは思われますが、二度と引けない可能性も考慮してキープを推奨しています。

レベル0

レベル0については、まず後列の歌織を置くことと、レベル1の本連動を用意することが最優先となります。

上記のカードが揃うまでは0でのアタック数を極力絞りつつ、手札の供給手段等の確保が出来た瞬間から全力でダメージを与えにいきます。

CXアイコンが全てアドバンテージを得る物となっている為、序盤は割と攻め得です。

--

レベル1

レベル0から歌織を毎ターン捻って山札を削りながら手札をキープしつつ、レベル1の本対応の多面を行い、出来る限り1リフを目指しながら毎ターンCXを貼ってひたすらダメージを押し込みます。

本連動以外でまともに山札を削る手段はレベル0の伊織しかないので、引けていなかった場合は山速度はある程度割りきりつつ、レベル1の莉緒でストックブーストを行いお茶を濁します。

踏みづらいパワーラインのキャラに対してはレベル1のエレナに後列のロコ、レベル0雪歩のパワー上昇を絡めて踏みにいく事が可能なので、状況に応じて出す選択肢も用意する形になります。

レベル2の立ち回りついては、ほぼほぼレベル1と同様の動きで、リソースと手札の質を上げつつCXを打ちながらダメージを押し込みに行く事がメインの為、割愛します。

--

レベル3


レベル0~2まではリソースを貯蓄しつつひたすらCXを打ってほどほどに面を取りつつ打点を押し込むことがメインでした。

そうして溜め込んだリソースを使い、このデッキが最終的に狙っていく事は、

「スノープリンセス 徳川まつり」から「いつでもオンステージ! 春日未来」でまず盤面を強固にし、相手キャラから受けるダメージを防ぐ「覚醒アイテム ~Fairy~」を構えつつ、「夕映に歌声を 如月千早」や「エンジェルボイス 伊吹翼」などのクロック回復カードで相手より先にレベル4にならないように粘り勝つ、という形になります。


最終的には、かなり耐久寄りの動きを行います。

経験上、基本的には粘りに粘った最終ターンで、未来の攻撃時一点バーンを絡めて攻撃して勝利と言うのが一番多いです。


序盤のアドバンテージ生成能力が非常に高い為、前半はダメージを押し込みにいって、そのままダメージレースをリードして勝ちまで持ち込むのが基本となります。


また、相手にダメージレースをリードされた場合は、リソースを溜め込んでまつり⇒未来を盤面に設置してから盤面制圧をしつつ防御札である覚醒アイテムを構えながら、ひたすらヒール耐久で粘り勝つ事を意識しましょう。


--


以上が、このデッキの大まかな回し方となります。

基本的に耐久を狙うものの、若干詰め能力も高いと言う、変な所でバランスの良いデッキになっています。


一見すると意味不明な構築に仕上がってしまっているのですが、案外回してみると謎の安定感がある不思議なデッキです。


後は、このデッキのポイントとして、非常に安価で組めると言う所があり、パーツを低価格で揃えることが出来れば3000~ないし4000円で組めたりします。


値段に見合った強さであるという点に関しては保証出来るので、気になった方は是非一度組んでみてください。

--

以上で、ミリオンの解説記事は終わりとなります。

あれだけ散々お世話になっておいて、対応CXである「Eternal Harmony」「Fairytailじゃいられない」の楽曲を、先日のバンナムフェスでまで、一度もフルバージョンを聴いた事が無かった と言う案件に対する戒めとして記事を投稿しましたが、いかがでしたでしょうか?

明日は、「冴えない彼女の育て方♭」の発売日の為、そちらについても出来る限りの早めに何かしらの記事を出せるよう頑張りたいと思います。

それでは、今回はこれにて。




















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?