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スプラトゥーン3沼日記

 40半ばにして、スプラトゥーンな毎日。Facebookの投稿が連日スプラトゥーンばっかりになっている。今日はそれを抜粋して並べてみる。

スプラ3から意気揚々と参戦してみたものの、激しい画面酔いに見舞われる。つらすぎる。こうして年配者は新しい文化から離脱させられていくのだ・・・(大仰な)臨時休校の時には子どもたちと一緒にLINE通話つないであつ森してたけど、スプラ3は無理な模様・・・

10月5日

やらなければならないことがたくさんあるのに、取りかかれない。ええ、今のことです。
ところでスプラトゥーンは相変わらず激しく酔うので、寝る直前にしかできない(そこまでしてする!?)。子どもたちにランクが低すぎて一緒にガチマッチができん(そういう仕様になっている)と文句を言われたので、頑張ってレギュラーマッチでランク上げしているところ。下手くそすぎて毎度同じチームのみなさんにご迷惑をおかけしていると思うのだが、なんかスプラトゥーン割と平和ですね。すんごい怒られたりとかしない。オーバークックのオンラインマルチが治安悪すぎてそう思うのか?
いやぁでもスプラトゥーン楽しい。酔うけど楽しい。もちろん「見たまんま何となく触ってたらできるようになる」って感じでもなくて、ご老体には厳しいのだけど。操作するボタンが多いけどよく分かんないからガチャガチャ適当にやってると、「スマブラじゃないんだから。エイム!」とムスメさまに叱責される。隣にムスメさまがみっちりコーチとしてついてくれるから何とかやれてるけど、いなかったらレギュラーマッチにたどり着くことすらできないのでは?って感じ。ジャイロしか使えなくて、ありえない視点のままずっとプレイしてて、ムスメさまに「視点!視点!」と叫ばれてるし。色々たいへん。

10月17日

スプラトゥーンのやりすぎで、左の親指が擦り切れて痛い。オット氏にもムスメさまにも「視点移動(右親指)使わないからだ」とド正論で詰められるんだけど。へたくそツライ。寝ている間もずっとスプラトゥーンやってる(イカになって移動している)感じがする。3Dってすごいな。

10月23日

スプラトゥーンの中毒性やばすぎん?30分だけやろうって始めると大概その3倍の時間が経過するのは私だけ?勝ったら「おっしゃー!!」って嬉しくなってもう1回やりたくなって、負けたら「このやろう!!」と悔しくなってもう1回やりたくなるから、どっちみち終われないのよ。見ず知らずの他人7人とえんえんバトルしてると、妙な仲間意識というか連帯意識まで芽生えてくるし。

10月26日

スプラトゥーンやりすぎて、指の皮むけた。
「力入れすぎ。コントローラー壊れるからやめて。」とムスメさまに嫌がられているんだが、力の入れ具合ってコントロールできなくない??なんでも力いっぱいやってしまう癖があって、キーボードのたたきっぷりとかも実はものすごい。「ぱんぱんぱん、ぱーん(enter)!」ってずっとやってるもんだから、キーの文字が消えていく。「こんなの初めて見た」とオット氏も呆れている。
やってる割に相変わらず下手くそプレイヤーだけど、ちょっとずつ、ほんとにちょっとずつだけど、出来ることが増えていくっていうのが、ものすごく、ものすごく!!嬉しいんだが!!!大人になると、こんなふうに自分が成長していくのを実感できる機会ってレア(私だけ!?加齢とともに失うものの方が多くなってきているぞ)だから、なんか加熱しちゃう。いや、もともとお熱だけど。
「初心者はこれをやれ」みたいな動画もふんふんと熱心に見まくり、若い男の子たちに色々と教えを乞うている。「あぁ、うまくなりたい!!」と呟きまくっている私にとって、彼らはスーパースター。光り輝いて見えるよ・・・スーパースターと一緒にプレイしてみたい。すごーい!!ってトキメキタイんじゃなくて、私の護衛について欲しいだけだったりするけど。さりげなく守られて、万能感味わってみたい。
・・・と書いている横で、ムスメさまがガチマッチに敗れ続けて泣いている。

11月5日

必死。
焦ってガチャガチャガチャガチャ色んなところ押しまくってしまうんだけど、左スティックの十字キーは「カモン!」っていう、仲間を呼んじゃうボタン。敵に囲まれて死にそうなヤヴァイ状態の時に、味方をそんな地獄に呼んじゃうのは大迷惑なのに間違って押してしまう。必死な時ほど、やっちゃう。何とか押さないようにできないかと、ペットボトルのふたでカバーしたら思いのほかいい感じ。ダサいけど。せめて、swingさんのマステでオシャレしてみる。
プロコンがどー--しても欲しいけど、ネットには転売ものしか見当たらない。はぁ。

11月9日
これだと「ナイス!」送れないけど。ごめん。無意味なカモン!押しちゃうよりいいよね?

 そしてついに先日スプラトゥーン3仕様のプロコンが欲しくて、京都ではでっかいほうの家電量販店まで足を運ぶ。若いお兄さん店員さんに「イカのやつが欲しい」って言ったら、「いやぁそれは・・・もう無理でしょうねぇ。」と哀れみの眼差しを向けられて、ようやく諦めがつく。もちろん任天堂公式のプロコンさえ在庫ないので、「カモン!を連打しないためだ」と妥協して他社のコントローラーを購入。でもこれがとってもいい感じで、親指も痛くなりにくいし、カモン!もほぼ押さずにすんでいる。こだわってないで早く買えばよかった。

 いやほんとにこの1カ月のスプラトゥーン沼よ・・・こうして並べるとヤヴァい感増し増しですな・・・夜な夜なやって寝不足になるような状態でして、「おとーさんが夜11時までの見守り制限かけようかなって言ってるよ」とムスメさまがこっそり教えてくれた。大人が大人に見守り制限かけられるってどうよ・・・

 あれほど最初酔ってダウンしていたのに、今は人のプレイを横で見ていても、実況動画を見ていても、ちっとも酔わなくなった。酔うか酔わないかって、「動きが予測できる」かどうかがすごく大事なポイントなんだなと改めて思う。

 まぁ色々と自己コントロールに難ありでそこが課題だけど、家族みんなで同じゲームを楽しめるって、それはそれでハッピーなことです。今の時代楽しいことがたくさんあって、それぞれに細分化されているから(それもそれでハッピーなことです)、他者が楽しんでいるものが何なのか、どういうものか、どんな世界なのか知って共有することが難しい。「子どもがゲームとyoutubeばっかり」という親の嘆きには、子どもが楽しんでいる世界を共有できない寂しさも含まれるように思う。でもだからこそ、子どもと一緒に何でもやってみてもいいんじゃないかな。私もこれまでちっともゲームやyoutubeに興味もなければ好きでもなかったけれど、子どもたちを通してその世界に触れ、楽しみがぐんと増えた。先日小学生の時によく文庫に来てくれていた子どもさんが数年ぶりに中学生になって文庫にふらっと来てくれたけれど、「最近スプラにはまってる」という話をしたら、帰って親御さんに「西尾さんがスプラにはまってるんだって。」と話してくれていたとあとから聞いた。子どもが好きなものが好きな大人が、身近にたくさんいるといいよね、と思う。「そんなことばっかりしてないで!」と親の立場からは思っちゃうし、それはある意味当然なんだけど、自分の好きなものを周囲から「ほんとはしちゃいけないもの」認定されることはつらいなと思う。だからまぁ、せめて利害関係のない大人は、ゲーム楽しいよね!youtube面白いよね!!って盛大に、無責任に言ってあげたいなと思う。受験が終わったら、一緒にガチマッチしようね~。(どえらいゲームうまい人だから、下手くそとしてくれるか分かんないけど。)

 さて明日からはフェス!西尾家は「ほのお」チームに投票済み。がんばるぞー。

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