天才はカリスマに勝てない
天才は作れないが、カリスマならわりと簡単に作れたりする。言葉の使い方を気を付ければ、どんな環境でもカリスマとして馴染めることができる。人間というのは結局、自分と近い人を賢いと思いたがる生き物なので、相手が好んで使いそうな言葉を使って話題を広げれば、勝手に信頼されて話が進んでいく。
たとえば、パートナーのIQを30以上も高く見積もるという研究があったり、リーダーとして最適なIQは120という研究など、あとは文章において難しい言葉を使うほど頭が悪く見える研究などがあり、以上をまとめると「自分の脳に負担をかけないで新しい視点をくれる存在がカリスマ」と勝手に定義している。
他にもカリスマ性の研究はあるが、この定義にそって考えるとどの場面でどう振舞えばいいのか分かってくる。オモコロなどネットで笑いを取っている方は、普段使っている何気ないものから新しい視点をくれて笑いに変えてくれる存在こそカリスマとして扱われるし、相手が若い女性であれば「それは笑うけどバカじゃん。でも〇〇って話もあるよ」と、相手が馴染みある言葉を使ってから自分の知識を提供すると勝手に興味深く話を聞いてくれる。意識高い系であれば「これは人間だけではなく動物全般に見られるバイアスである」と難しく言ってみたり、「これは誰もが現世の苦しみから救いを求めているからだ」と表現を変えて教祖としてカリスマ性を発揮することもできる。
行った先があまり知らない業界でも、とりあえず知ってる単語だけ何個も使ってみると勝手に向上心の高い期待の新人として扱われる。多種多様な人材が集まる場所であれば、特定の個人が好みそうな言葉遣いをたまにするだけで、その人の好感度が勝手に上がったりするので、問題が起こるようなことがない。
どれほど才能がなくても、ハッタリでカリスマ性を発揮すれば仕事は貰えるので、新しい業界で生きるためには必要な力かと思われます。
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