河西海里

愛知出身。大学受験を期に島根へ。「森林の下で働きたい」という心の声に従っていたところ、…

河西海里

愛知出身。大学受験を期に島根へ。「森林の下で働きたい」という心の声に従っていたところ、大規模な森林を所有している会社の社長とのご縁をいただく。現在、山を生かすための技術を上司から学んでいる最中。

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自分の命に重みを感じた日

「私の命は何人もの命を代表している。」「私の命は何人もの記憶を受け継いでいる」それは私の存在に重みを与えてくれた。 ーーーーーーー 先日、父方のお墓の焚き上げのために父の故郷へ赴いた。 1年半ぶりの父との再会だった。 先に大雑把な関係を述べると、私の両親は私が幼稚園の頃に離婚し、母方の家庭で育った。 父が焚き上げを決意した理由は、彼の家系を引き継ぐものがもう彼以外にいないこと。また、もしもの際に娘に置き土産をしないためだった。 父は焚き上げの際に泣いていたのだと思

    • 私の命は1905年から続いてきたんだと気づいた話

      一年ぶりに帰省した。祖父の昔話に耳を傾けた。 祖父の父は1905年生まれだと初めて聞いた。祖父が中学生の時、祖父の父は炭鉱の事故で亡くなっている。 また、祖父自身も炭鉱で一時働いており、事故で死にかけている。咄嗟の判断で命に別状は無かったが、その経験を「父が助けてくれたのだと思う」と語っていた。 たった3世代前が1900年の初期なのだ。私の命はそのときから繋がっている。祖父の話を聞いてなんだか腑に落ちたのだった。私の血にもその時の記憶が流れているんだと。 また、祖父は

      • 2020年、25歳の年にしたいこと

        約6年前、島根大学の入学式の日。雨、風、雷の大荒れの日。この世代は何か一波乱起こしそうな予感を感じていたあの日。 とてもゆっくりだけど、少しずつ望んでいた景色に近づいているような気がしたから、どんなものかを少しだけ外に伝えてみたくなった。 今は簡単な言葉で伝えられないから(未来でも伝えられないかもしれないけど…)、ずらずらと書いてみる。 私が目指しているのは、人と自然が調和した社会をつくること。自然を収奪することなく、でも、無理することなく人が安心して暮らしていける場所

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