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結婚に興味がない彼【全肯定相談室】

ライターのみさとです。週末に、こっそり相談室を開くことにしました。この相談室の特徴は、どんなあなたも全肯定すること。ぜひ、安心してお話ししてくださいね。
では、初回のご相談内容を見てみましょう。

4年同棲している彼がいるんですが、結婚に興味がないようです。女性からプッシュするほどプレッシャーになるような気がして、なかなか話題に出せません。

結婚前に同棲したらダメ。ダラダラしてしまって結婚のタイミングを逃す。

結婚前に同棲しなきゃダメ。交際と結婚は全然違うから生活の相性を確かめるべき。

どちらもよく目にする言葉です。一体どっちが正しいんだろう。

最近は、恋愛コラムで「同棲したらダメ」という意見が多い気がするけど、一般論に落とせる話じゃないなって私は思う。同棲して結婚した人も、同棲しないで結婚した人も、世の中いっぱいいるしね。

相談者さまは、同棲することを選んだんですよね。背景は分からないけど、「一緒にいたい」が理由だったら、めっちゃ素敵だなと思う。好きな人と毎日一緒にいられるって幸せですね。だから、「同棲したから婚期逃したんだ」という言葉に出くわしても、後悔してほしくない。

そもそも他人同士が一緒に生活するって、結構ハードなことだと思う。生活スタイルも、歩んできた人生も、価値観も違うふたりが、ひとつ屋根の下で生活するなんてすごい。4年も一緒にいたって、本当にすごすぎる!きっと、相性がいいんですね。

私は未婚だから、ここでビシッと「こうやったら結婚できる!」と伝えるのは難しい。でも、ちょっと思っていることをお話ししますね。

一度だけ、素直に話してみる

結婚にプレッシャーを感じる男性の声は、正直少なくないです。「プレッシャーなんて感じなくていいのに!」「ただ籍入れるだけじゃん!」と、女性の私は思っちゃうんだけど(笑)。

結婚した私の男友達は、「彼女から結婚を迫られたから」「彼女が結婚適齢期になったから」「長く付き合っているから」とか、言ってたかな。年齢とか、彼女からのプレッシャー(笑)を契機に結婚するパターンはやっぱりたくさんあるみたい。

彼にプレッシャーを感じさせたくない。そんなあなたは、彼想いのいい彼女なんだと思う。でも、もうちょっと、もうちょっとだけ、あなたのことを彼に知ってもらってもいいんじゃないかなって。

だって、結婚したいんだもん。結婚したい気持ちを隠して毎日顔を合わせて、ゼクシィのCMが流れるたびにちょっとビクッてするのって、自然じゃないなと思う。

「結婚生活は、自然体でいられることが大事」って、先人が言ってたし(先人って誰や)。

あなたが思っていることを、照れ隠ししたり、誤魔化したりしないで、一度話してみる。そんな、「Xデー」を作ってみるのはいかがだろうか。「Xデー」と大袈裟に言ったのは、ちゃんと伝えるぞって、気持ちを固めてほしいから。テレビを見ながら「ねぇ、結婚は〜〜?」って言うのも可愛いけどね。これまでずっと本音を心の底に沈めてきたなら、「ながら本音」じゃなくて、「ド真剣本音」で伝えたっていいんじゃないかと思うの。「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」って、テレビは消してさ。

「私はあなたと結婚したい。だってね…」

想像してみて、どうだろう?ザワザワするかな。

話す、聞くのリズムを大事に

話は変わって、6年前くらいかな。仕事つながりの飲み会で、とある男性が女性から質問を受けていたのを耳にしたの。「結婚するなら、どんな男性を選ぶといいと思います?」そのときの回答がまだ印象に残っている。

「話を聞いてくれる男性。それ以外は別にどうでもいいと思う」

別にどうでもいいって、そんな極端な!と思ったけど、時を経て、なるほどな〜って思ってる。

「結婚って、継続するのが大変なんだよ。離婚の危機を迎えている夫婦って、見えてないだけでいっぱいいる。妻側からよく聞くのがさ、『夫が全然話を聞いてくれない』って。相談ごとも、気持ちのモヤモヤも、適当に流される、それがすごくキツいって。結婚する前からさ、わかるじゃん?自分の自慢話ばかりしている男なのか、彼女の話を聞こうとする男なのかって。俺は、後者を選ぶのがいいと思うな。結婚生活は、話し合いながら、夫婦2人の努力で継続するものだから。話を聞く、は欠かせない要素なんだよ」

この例を出したのは、「もし彼が話を聞いてくれないんだったらやめな」ということではなくて、こういう、「話す、聞く」のリズムはすごく大事だなって思ってさ。

あなたが本音を話すこと。彼があなたの本音を聞いて受け止めること。

彼が本音を話すこと。あなたが彼の本音を聞いて受け止めること。

結婚しても、ずっとずっと大事だから。

いまも、結婚以外の話は本音で話しているのかもしれないけれど。今後の人生で、結婚話と同じかそれ以上に、ナイーブな話が出たり、受け止めきれない問題が浮上したり、価値観の擦り合わせが必要になったり、きっと、色々ある。

そんなときに、乗り越える2人でありますように。

「私はあなたと結婚したい。だってね…」

そう、話してみませんか。

彼が適当に流したり、誤魔化したりしたら。

「ここで結婚するという結論に至らなくても、少なくとも私はあなたが好きで、一緒にいたい。一緒にいるために、ちゃんと本音を話したいし、あなたの本音も聞きたいの」

そう、もう一度真剣に伝えてみて。

あなたのことが好きなら、怒ったり引いたりしないで、きっとあなたと向き合ってくれるから。

どうか、お幸せにね。

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