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マダミス「コーヒーカップが割れたとき」がスゴすぎた。

少し前に、マーダーミステリー「コーヒーカップが割れたとき」をプレイさせていただける機会に恵まれた。対面でのマダミスは初めてでワクワクよりも緊張が勝っていたかもしれない。

この記事の中で感想は書いても内容には触れないので、ぜひ!
ぜひプレイしてみてください!
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感想としては端的に「すごい」。
なにがどうすごいかを説明することはできないので、ものすごく語彙力がなくなっているようにも感じるが、とにかく「すごい」
人の人生に触れるという感覚、濃密な映画を何本も見たような感動、ゲームとは思えないある意味でのリアルさ。自分の行動や言動だけではどうにもならない運命の渦に巻き込まれていくその様は、正に人生そのもの。
とにかく最後の最後まで、細部に至るまで私はプレイしている間この世界の住人だった。

作品もさることながら、私が今回参加して心からよかったなと思ったのは、プレイスタイルを複数見られたことだ。
脱出ゲームや七並べ同様、マダミスもまたそれぞれの個性が出やすい。
これは職業柄もあると感じたので、性格が出やすいとは言えないところがまた面白い。

私の中でマダミスはゲームである以前に物語。
配役を振られるということは、その役を理解しその役になる必要がある。
これは役者という側面の強い考え方だ。あくまでロールプレイに徹し、ゲームの勝敗や細かな回収よりも物語が成立するかを考えてしまう。

ゲームという側面に重きを置けば、役の役割や立ち位置からゲーム的勝敗やクリアを円滑に導くことができる。
バランサーとしてどちらもとれば、色々なタイプのプレイヤーの間に入ることができる。

面白いことに、ロールプレイ全振りだけでは円滑に進みにくい。情報収集が甘くなったり、見落としが起こりやすくなる。
かといってゲーム性全振りだとこれはこれで円滑に進みにくい。プレイヤー同士が疑心暗鬼になったりギスギスしたりすることもある。
バランサーだけならいいかというとそうでもない。決定打に欠けたりする。

学校や会社と同じで、それぞれの役割を全うするすべてのタイプが居て初めてうまくいくこともあるのだ。
各々の楽しみ方を否定さえしなければ、意外と調和して進んでいく。
これが面白い。


反省であり教訓でもある経験がある。
脱出ゲームに友人たちと参加した時のことだ。

私は当時、脱出ゲームは脱出してナンボ、なんとしてもクリアしたい!というゲーム全振りだった。
これのよくないところは、イライラしてしまうのだ。
チームで協力して探さないと謎が解けない、でもチームの着眼点が甘い、すると解きたい謎を解くピースが集まらない。
制限時間が迫ってくると徐々に焦りも強くなり、お互い語気が強くなる。

今思えばこれは本当に良くなかった。冷静に考えてみると、当時横行していた「初心者排除」をしたがる古参プレイヤーと同じ行動をしているに等しい。
(今もまだあるのかもしれないが、複数人でチームプレイするリアル脱出ゲームに初心者が1・2人で参加した際、初心者は戦力にならないからとチーム内でハブられるという事案が多発していた。その為、リアル脱出ゲームに参加するときはチーム人数全員知り合いで固めて行けと言われていた程だ。)

イライラしてそれが態度に出るのは良くないが、いいところもある。
ゲーム性に全振りして考えているということは、俯瞰で判断できているということだ。チームのリーダーになって「こうしよう」「これはどうか」と上がれを作っていけば、初心者が多くても少しは円滑にみんなで楽しめるだろう。
当時私はそれがうまくできていなかった。

人のプレイスタイルをたくさん見て学べることもある。
マダミスも脱出ゲームもボドゲも、それぞれの楽しみ方があっていいじゃないか。初心者相手に無双したって仕方ないと私は思う。
確かに新しい層に訴求していくことはリスクもある。でもメリットもある。
せっかく興味を持っても参加するのをためらう環境より、参加しやすい方がいい。閉鎖的なコミュニティだけではいずれ終わりがきてしまう。
みんなでどうやったら楽しめるかを考えていきたいなと思えたこともまた、今回の嬉しい収穫だった。

改めて、今回卓を共にしていただいた皆様、GMのすな様、ありがとうございました!

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