人生を好転させる 新たな一歩を踏み出すための3つのヒント
特別なにか悲しいことが起こったわけでもない。毎日に満足しているはずなのに、時に、どこからかこんな感情がふつふつと湧き出てくることはありませんか？
「どうして私には幸せなことが起こらないの！！！」
この感情が心を支配しはじめるともう最後。
いつもはにこやかに見ているはずの友人たちのSNSのキラキラした投稿も、「羨ましい」を通り越して「妬ましい」と心の毒になりはじめ、ネガティブに一層拍車をかけてきます。
でも、せっかくの人生。どうせならできる限りを尽くして、楽しく明るく過ごしていたくはありませんか？
現状に納得はしていないけれど、何からはじめたらいいのか分からないという方へ、この記事では、人生を変える新たな一歩を踏み出すための、3つのヒントをご紹介いたします。
１. 「リフレーミング」を身につける
リフレーミングとは、「物事を違う視点でとらえ直し、ポジティブな解釈をすること」を指します。
リフレーミングの有名な例え話に、水が半分入ったコップの話があります。
そのコップを見て、「半分しか入っていない」と考えるのか、「半分も入っている」と考えるのか。同じ事実を題材にしているのにも関わらず、ネガティブにもポジティブにも受け取ることができることが分かります。
以前、お付き合いをしていた男性から「お前は向上心がなく何事も受け身で芯がないから一緒にいてつまらない」という捨て台詞と共にお別れを告げられたことがあります。
言われた当時は、「私は一緒にいてもつまらない価値のない人間なんだ。きっとこのまま幸せになることも、誰かを幸せにすることもできないんだ。」とひどく落ち込みました。
少し経って人にこのことを話せるくらい心が回復したとき、ある友人に、「つまり、地に足がついて落ち着いていて、謙虚で協調性があるって言われたってことでしょう？」と言われました。
ハッと、目から鱗が落ちるとはこのことか、と感じました。
向上心がない ▶︎ 地に足がついて、落ち着いている
受け身 ▶︎ 謙虚
芯がない ▶︎ 協調性がある
と、ポジティブな表現に変換してくれたのです。
自分の性格はなかなか変えることはできませんが、見方を変えることはできるのだと、気付かされました。
それ以来、自分の心の中に「リフレーミング装置」を身につけて、ネガティブな感情が湧き出てきたときには、ポジティブな表現に置き換えるとしたら何になるのか、一旦落ち着いて考えるようにしています。
ポジティブな表現に置き換えてみると、自然と自己肯定感が生まれて前向きな明るい気持ちに包まれてきます。新たな自分に出会う最初の小さな一歩として、「リフレーミング装置」を心に実装してみてはいかがでしょうか。
２．周囲とポジティブを共有する
「リフレーミング装置」が習慣づき、ポジティブへの変換が頭の中でできるようになったら、次なるステップは「周囲と共有すること」です。
先ほどご紹介した例では、私は友人の発想の転換に本当に心が救われました。自分では解決できない問題も、周りからポジティブなエネルギーをもらうことで、立ち向かうことができることもあります。なにかポジティブに転換できる考え方を思いついたら、積極的に周囲の仲間に共有するようにしています。
さらに最近は、考え方をポジティブにするだけではなく、表現方法もポジティブにすることを心がけています。
例えば「緊張しないでください」と伝えたいときに、「緊張しないで大丈夫ですよ」と言うのと、「リラックスしてくださいね」と言うのでは、受け取る方の心象が全く違います。
ポジティブなコミュニケーションを意識すると、話す相手にもポジティブな気持ちが伝播し、結果として相手と良好なコミュニケーションが取れるようになります。
例えば他には、このような例が挙げられます。
遅刻しないでね ▶︎ 間に合うようにきてね
疲れた ▶︎ よく頑張った、充実した
工事がうるさい ▶︎ 周囲がにぎやかだ
参考：リフレーミングとは？物事をポジティブに変換する賢い声がけ活用法
ポジティブな言葉を使って話すことは、仲良しの仲間には自然にできることですが、あまり話したことのない人や、苦手意識のある相手へあえて実践することで、より簡単にスムーズなコミュニケーションが取れるようになります。
かのアドラーも「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言ったように、ネガティブな感情のおおよその原因は、家庭や職場の人間関係の悩みであることが多いでしょう。
ご自身から積極的なポジティブワードを活用したコミュニケーションを実践し、対人関係のストレスからの解放に役立ててみてはいかがでしょうか。
３．新しいことに挑戦する
これまでご紹介したように、自分自身がポジティブな考えを身につけ、周囲とも良好なコミュニケーションが取れるようになると、ネガティブな感情に費やす時間が減り、心にゆとりが生まれてくることがわかります。
そして心にゆとりが生まれてくると、今まで「時間ができたら」と後回しにしてきたことや、新しい趣味や仕事に挑戦するチャレンジ精神が湧き出てきます。
私もポジティブな思考と表現を心がけることで、もやもやから解放されて過ごす時間が増え、新しい習い事をはじめてみたり、未経験の領域の仕事に自ら手を上げて挑戦してみたり、以前より物事に意欲的に取り組むことができるようになりました。
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４. おわりに
この記事では、新たな一歩を踏み出すための、3つのヒントをご紹介いたしました。
１. 「リフレーミング」を身につける
２. 周囲とポジティブを共有する
３. 新しいことに挑戦する
人生を好転させたいけど何からはじめたらいいのか分からないという方へ、この記事が人生を変える新たな一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。
結局のところ、自分を幸せにすることができるのは自分しかいません。
ポジティブなマインドと、表現方法を習得して、人生を変える新たな一歩を踏み出しましょう！
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