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「心配事の9割は起こらない」から学ぶ 心配ゴトとの上手な付き合い方

ご自身のことを心配性だと思いますか?

私は自分のことを、かなりの心配性だと思っています。

たとえば、学生時代のテスト勉強の際には、出題範囲に山を張ることができずに、「ここが出たらどうしよう」「あそこも勉強しておこう」と範囲の1から100まで全部勉強してテストに臨んでいました。

今でも、仕事で大切なプレゼンを控えた前日にはいくら準備してもし足りないような気がして、「ここはこの説明で伝わるだろうか」「これについて聞かれたらなんと答えようか」と寝るギリギリまで頭のなかでぐるぐる考えてしまったりします。

よくいえば真面目、悪くいえば要領の悪いタイプの人間です。

勉強や仕事であれば、ある程度ゴールや期日があるので、心配な気持ちもそのうちスッと消えてなくなります。むしろ、心配性である分、物ごとに計画立てて取り組むことができるいい面もあると考えるようにしています。

ところが、対人関係だとどうでしょう。

恋人の行動や何気ないひとことが心のなかで引っかかって、「もしかして私のことなんて嫌いになってしまったんじゃないか」とモヤモヤと悩みはじめてしまったらもう最後。ネガティブな渦の中にどんどん巻き込まれて、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

私と同じように、いつも何かしらに「どうしよう」とモヤモヤを抱えて、漠然と不安に駆られているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、そんな心配性の仲間に送りたい、スッと心が軽くなる、心配ゴトとの付き合い方のヒントを、禅僧にして、大学教授としても活躍する著者・枡野俊明氏による著書「心配事の9割は起こらない」からご紹介します。


1.実態がないことに悩まない

禅僧の立場である著者は、職業柄、人から相談を受ける機会が多く、よく悩みを聞いてみると、「実態がないこと」に悩んでいる人が多いと気付くと記しています。

「こうなるかもしれない」「こう思われているかもしれない」など、本当のところはどうか分からないことへの悩みが大半であるそうです。

たとえば、恋人からなかなか連絡が返ってこなかったとき、心配性が発動すると「もう私に興味がないのかな」「もしかして他の人と一緒にいる?」と勝手に想像し、だんだん落ち込んできてしまうような経験、ございませんでしょうか。

確かに、このとき事実であるのは「彼からなかなか連絡が返ってこない」という部分のみであって、「興味がないかもしれない」「浮気しているかもしれない」というのは自分の頭のなかで考えているに過ぎない「実態がないこと」です。

散々悩んだにも関わらず、ちょっとしたら「仕事が忙しくて」と連絡がきて、「なーーーんだ、ちっとも心配する必要なんてなかったんだ」と嘘みたいに心が軽くなったり、急に大したことじゃないように思えてくることもあります。

実際に起きているか分からないことについて、いくら一人で悩んだって、答えが出てこないことはあたり前です。今、自分が悩んでいることの対象が実態があるものなのか・ないものなのか、落ち着いて考えてみると、心配ゴトとも上手く向き合えるかもしれません。

心配事の「先取り」などせず、「いま」「ここ」だけに集中しましょう。ポイントは、減らす、手放す、忘れる──。そうすることで、もっとラクに、のびのびと、前向きに生きている自分に出会うことができるでしょう。

本書より引用


2.人と比べない

SNSを開けば、結婚式の写真や、子どもの成長記録の投稿で溢れていて、「皆は幸せそうなのに、私はこのままでいいんだろうか」とモヤモヤしてしまうのは私だけではないはず。

スマホ1つで友人の近況を簡単に知ることができる便利な世の中になりましたが、知りすぎるのもよくないな、とたまに考えてしまいます。

本書では、「莫妄想(まくもうぞう)」という、「妄想することなかれ」という意味の禅語が紹介されています。禅では、心を縛るものや心に棲みついて離れないものは、すべて「妄想」と呼び、比較することをやめることで、妄想の9割は消えてなくなると記されています。

人の幸せそうな姿ほど、羨ましく見えるものはありません。しかし、人は人、私は私。違う人生を同じ尺度で測る必要はありません。

「余計なことは調べない」「情報の暴飲暴食はやめる」ということも、本書では紹介されています。人のことが羨ましく思えてきたら、そっとSNSから数時間距離を置くのも、心配ゴトと付き合う上でのヒントかもしれません。

比較することをやめたら、妄想の9割は消えてなくなるだろう。何かと比べることなく、絶対の自分を信じて生きていこう。

本書より引用


3.悩むより動く

思い詰めるよりも先に、動き出してみる。
これも心配ゴトと付き合っていく上で大切なスキルと言えるでしょう。

そもそも、忙しく動いていれば、実態がないことに悩んだり、他人と比較して不安になったりすることもありません。人は、暇があるから余計なことを考えて、悩むのです。

暇があることは本来は幸せなことのはずですが、心配ゴトが心を埋め尽くしてしまうときには、あえて自分を忙しくしてみるのも1つの手かもしれません。

私も、落ち込むことがあったときには、それを考えることができないくらい、朝から晩まで予定を入れて過ごすようにしています。大概の心配ゴトは時間が解決してくれます。「心配だったこと」が「そうでもないこと」に変わるまでの間、悩む暇もないくらい、仕事や習い事に全力投球して過ごすのです。

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4. おわりに

この記事では、枡野俊明氏による著書「心配事の9割は起こらない」から、心配ゴトと付き合う方法3つをご紹介いたしました。

1.実態がないことは悩まない
2.人と比べない
3.悩むより動く

本書は筆者が禅僧の経験から得た、禅の教えがベースとして語られており、禅僧ならではの視点で日常生活のモヤモヤを解消してくれる。そんな一冊です。

私と同じような、いつも「どうしよう」が口癖の心配性の方に、この記事にてご紹介した教えが、心配ゴトと付き合う上でのヒントになれば幸いです。


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