剣盾 S18 ダブル 最終92位 エスバチェリム

1.初めに

原型となった構築記事です。構築の着想や詳細解説等はこちらを参照ください。https://note.com/misasagi006/n/n179fb2d07677

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2.シーズン12からの環境変化と変更点

オーロンゲの増加
・オーロンゲを採用とした構築が実績を残しオーロンゲ入りの構築が増加した。構築として処理速度が遅くなりがちでエースバーン特化構築としてエースバーンに尻尾トリック、でんじは等されると厳しいゲームとなるため対策必須と考えた。

セキタンザンの増加
・S12以降はセキタンザンが復活し無視できない数マッチアップするようになった。滅びルートやドラパルトのおにび、ランドロスにバックされたりと原型だとほぼ勝てなかった。

主な変更点

ランドロスダイジェットが打てる型に変更。ドラパセキタンのドラパルトは鬼火の搭載率が非常に高いためラムのみで初手の鬼火を対策することとした。

オーロンゲ…ゴチルゼル入りの滅び雨、滅びセキタンに強くするためにイカサマ→挑発に変更。

ウツロイド…炎タイプに隙を見せずオーロンゲに打点があるポケモンとしてレジロックに代わって採用

3.個体解説

コータス
呑気H252B36D220@オボン
しっとのほのお、ボディプレス、あくび、まもる。

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〇耐久調整は意地珠ドラパルトのてだすけダイマ130技15/16で耐え、陽気珠レジギガス(非スロスタ)のダイアース15/16で耐え。

〇ランドカグヤの並びが増えてキュウコンで上から行動したい場面も増えたがそれ以外の要素でコータスが勝る部分が多く結局コータスを使用した。持ち物はオボンのみ。確定数をずらすことが多くピンチベリーよりも使用感が良かった。

エースバーン
陽気A252D4S252@いのちのたま
かえんボール、けたぐり、とびはねる、守る。

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〇格闘技をけたぐりを採用した理由はダイナックルでH201-B126ガオガエンが中乱数(58%)から有利乱数(88%)で倒せるため。ほぼエースバーンにダイマックスを切るのでダイマックス相手に打つことができないデメリットはほぼ感じなかった。

チェリム
陽気H148A252B12D4S92@お花のお香
ソラブレ、タネマシンガン、にほんばれ、まもる

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〇殴れるタイプのチェリム。火力が舐められがちであるが意地ウーラオスの暗黒強打と同等の火力指数がある。

〇ボルトランドも空を飛ぶしか打点がない場合は殴り勝てたりする。タネマシンガン→手助けにしたい場面もあったが天候が晴れじゃない時に殴りたい場面の方が多いのでタネマシンガン(種爆弾)推奨。

オーロンゲ
慎重H252A4B188D36S28@後攻の尻尾
ねこだまし、ソルクラ、挑発、トリック

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〇エースバーンやランドロスと並んだ際にDL調整、素早さは1加速で最速バンギ抜き。

〇ねこ+トリック+ソルクラは必須。ソルクラは悪タイプへの打点として重宝する。

〇挑発を採用したことで絡め手に弱い部分が解消された。

ランドロス
いじっぱりH132A132B4D92S148@ラム
地震、雪崩、そらをとぶ、剣舞

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〇威嚇枠としてのサイクルパーツというよりは構築相性が不利なセキタンザン構築に強く出れるようラム剣舞型を採用。ドラパルトの鬼火を透かしながら立ち回ることができ勝率をあげることができた。その他ガエンバレルやバナコー、ギガスドガスなど状態異常絡みへの安心感が増した。

〇調整はDL調整されているもので良さそうなもの拾った。検討余地あり。

ウツロイド

B4C252S252@達人の帯
パワージェム、ヘドロ爆弾、電磁波、守る

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〇炎タイプに打点があり、オーロンゲを高速処理をできる非ダイマポケモンとして採用した。

〇持ち物の達人の帯は仮想敵であるオーロンゲをねこだまし+ヘドロ爆弾で倒すために採用。

〇BBを発動し後続に刺さっている場合はダイマックスを切ってeasy winできた試合もあり非常に使いやすかった。リザードンやエンテイにスキを見せにくくなった点もよかった。

〇でんじはの枠は要検討枠。くすぐる、ステロ、イカサマ、ひかりのかべ等が代替案になると思う。

4.その他試したポケモン

レジロック@残飯
いわなだれ、ボディプレ、鉄壁、守る。
シーズン中旬まで使用していた。非ダイマで強いレジロックの型として採用。使用感としてはめちゃくちゃよかった。レジスチルやブリザポスで話題になったが本構築では炎耐性が重要なためレジロックが最もふさわしかったと思う。メタグロスすら先に積めば受けられるので役割対象が物理全般だった。タイプの概念がなくなって使っていて面白かった。構築全体としてオーロンゲの処理の方が課題として大きかったため最終的には抜けた。
単体として考察したところボディプレの火力は最高峰に高いがタイプの都合上特殊ドラゴン/水/フェアリーに打点を出されるため汎用的なポケモンではないように感じた。鉄壁を積んで殴る展開を取りたい場合は一考かもしれないと思った。

5.選出

基本選出1
先発:コータス+オーロンゲ
後発:エースバーン+チェリム
〇一番多い選出。ねこ+あくびやトリック嫉妬で起点を作る。

〇ランドロスがいる場合はなるべくランドロスにトリックをさせ、チェリムやエースバーンが上から殴れる展開をつくる。

基本選出2
先発:ウツロイド+オーロンゲ
後発:エースバーン+チェリム(ランドロス)
〇VSオーロンゲ軸の構築はこの選出。ねこへど爆でオーロンゲを何もさせずに高速処理し試合を優位に進める。

〇ウツロイド+オーロンゲが刺さっている構築。コータスが刺さっていない時はこちらの選出でもよい。

基本選出3
先発:コータス+エースバーン
後発:@2
〇一番オーソドックスな選出に見えて意外とやらない選出。初手オーロンゲが刺さっていない構築にする場合が多い。
(キュワワーファイヤー、テテフパルト系、レパルブリム、etc)

〇サイコメイカー持ちを見ても最終盤面にオーロンゲが刺さる場合もあるので脳死でサイコメイカー入り→ロンゲ選出なしとしないこと。

VSセキタンザン
先発:ランドロス+オーロンゲ
後発:エースバーン+コータスorウツロイド

ラムランドおよび挑発オーロンゲを採用しているので5分のマッチアップになった(気がする)。
ドラパセキタン対面、セキタンザンがバックしそうな構築は強気に初手剣舞+トリックドラパルト方向が成功するといい気分になれる。


6.戦績

最高最終1892pt 92位でした。ガエンランドキッスのようなコータスロンゲでアドがとれない構築には厳しかったがそれ以外は互角にやれた印象。全国ダブルはチェリムが活躍しやすいルールなのでチェリムを使ってみたい人はこの機会を逃さず遊ぶのがおすすめです。

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7.宣伝

実際にどのように運用しているか動画で見てみたい方はアーカイブを残しているのでよかったら見てみてください。
こちら




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