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リモートワークは万能ではない。しかし、有益だ。

最近、新型肺炎の影響でリモートワークの話を聞くことが増えてきました。

私が現在フリーランスで、ほぼ毎日リモートワークのような生活をしている状況から、リモートワークのメリットとデメリットを書いてみたいと思います。

メリット1:時間を有効に使える

まずは何より時間です。

会社員時代、私は通勤に往復二時間程度を使っていました。会社員の当時はニュースをスマートフォンで見たり読書をしたりして、電車に乗っている時間を有効に使っているつもりでいました。

しかし、当然ながらニュース閲覧や読書は通勤中でなくても出来ます。その物理的な時間と、人が密集した電車に揺られる精神的疲労を鑑みると、本当に時間の無駄だと感じています。

通勤時間がないだけで、ゆっくり自宅で座りながら調べ物をして知識を仕入れることもできますし、実業務に使える時間も増えます。これだけで仕事上のメリットになります。

メリット2:最適な場所を選べる

私は、必ずしも「デスク(オフィス)」が仕事に最適な場所だと考えていません。

技術資料の作成などで集中して手を動かしたいときにデスクは最適ですが、アイデア出し等の創造的な業務には向いていないと思っています。

・自宅の机の前で仕事をする
・自宅のベッドで横になりながら仕事をする
・喫茶店で仕事をする
・コワーキングスペースを借りて仕事をする
・散歩をしながら仕事のことを考える

リモートワークでは、その時々の業務内容に応じて最適な場所を自ら選んで仕事をすることができます。

デメリット1:メンバーとのコミュニケーション

他者とのコミュニケーションにおいて「物理的な距離」は大事だな、とつくづく感じます。

相手の声だけに限らず、表情や仕草など色々な情報を得ながら行う対面のコミュニケーションは、気付かない内に非常に沢山の情報を得ることができます。

とはいえ、こればかりはリモートで働く以上どうしようもありません。

ミスコミュニケーションの予防策としては「メンバーの意識」「事前準備」「定期的に会う機会を作る」の三つかと思っています。

メンバーの意識というのは、仕事上のプロジェクトに関わるメンバーそれぞれが「コミュニケーションが取りにくいリモートワークをしている」と常に意識するということです。とても単純なことですが、まずは意識するだけでも普段の情報の出し方やオンラインミーティングでの話し方が変わるものです。

事前準備というのは、メールやチャット、オンラインミーティングなどを行う際に、いつもより事前の準備に気を遣うということです。メールやチャットをする時には「何故この業務が必要なのか経緯の説明」をしたり「不明点があった時の連絡手段や期限」を伝える。オンラインミーティング前には議題や打ち合わせ資料を事前に送付する、などです。当然普段から大事なことですが、リモートで業務を行う場合は通常以上に重要になります。

三つ目として、可能な限り定期的に会う機会を作ったほうが良いと思います。メンバー間の物理距離に依存しますが、可能なら毎週か隔週くらいで短時間でも実際に会う機会を作ったほうが良いです。リモートワークは非常に便利ですが、すべてを解決するわけではありません。オンラインでは話し難い、ちょっとしたことを伝えることができる機会を定期的に作ることで業務が円滑に進みやすくなります。

デメリット2:情報取得

会社にいると、知らず識らずの内に色々な情報が入ってきます。席の近い同じ業種の同僚の仕事の仕方であったり、雑談の中で何気なく取得する業界知識等です。リモートになると、そういった情報の取得機会が著しく減少するので、自分から主体的に取りに行く必要があります。

オンライン上で探すのはもちろん、同業種の人とランチや飲みに行く、偶にセミナーやイベントに参加するのも良いと思います。この辺りは人によって手段の好みが分かれるので、自分に合った情報取得の方法を考えて実践していくことになります。

メリット&デメリット3:自己管理が大事

これはメリットでありデメリットでもあるのですが、自己管理が大事になります。

自宅で仕事をしていると、サボろうと思えばいくらでもサボれます。打ち合わせがなければ遅くまで寝ていたり、遊びに行くこともできます。

人間は怠慢なものです。自分なりにルールを作って管理していくことが重要です。

最後に

こうして書いてみると、何とも普通のことを自慢気に書いているものだと感じてしまいました…

しかし確実に言えるのは、この時代にリモートで仕事をすることは「万能ではないが有益」だということです。

各人/各組織で今最適な仕事の方法を考え健康的に実践したいものです。


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