雨あがりの夕暮れどき　　　　　　　　～何もない日がとってもいい日～

昨日はバレンタインデー。ちょっとご馳走にしようと張り切ってみた。　　家に有る材料でグラタンを　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行きつけのお肉屋さんのハンバーグを買いに行き　　　　　　　　　　　　パンプキンスープも作ってみた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年はチョコの代わりにワインを贈る。その飲み残りもありー先飲みしてしまっていた！ー、なかなかのボリューム感。　　　　　　　　　　　　　　しかし加齢のためか、はたまたお籠り生活のせいか、近頃、なかなか思考がまとまらないことがある。先のメニューにたどり着くまで時間がかかった。作り始めて、その作り方に迷いが出る。この「迷いが出る」ことがこれまでになかったこと。迷い始めるとぐるぐる回る。そうしよう！と決めたことを忘れて、そう、そうしようと決めたのに、また迷っている自分がある。　　しかし、なんだかんだしながらなんとか出来上がる。

このように、”今日は○○の日！きっとうまくいく！！”のように思う日は、それがプレッシャーになるのか、どこかでヘマをやってしまう。　　　　　なにかととちってしまう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを忘れていた！となる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんてこった！！

案の定、グラタンの作り方を今回の自分なりの考えで作ってみたところ、エビが生臭いとのブーイング。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サンだヤサンのハンバーグは凍っているので中まで火が通りにくい？　　　通ってる？誰かチンして！とのブーイング。　あー！　　　　　　　　　　これでも一生懸命に作ったのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のためのメニューと思って考えたのだ。　　　　　　　　　　　　　　日頃の感謝を込めて作ったのに…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの迷走と手間の過程を誰も知らない。　　　　　　　　　　　　　　　　だれもおつかれさまとは言わない。もういい！！　　　　　　　　　　　　今日は○○の日、今日は誰それの誕生日、今日は誰それが来る日、今日は何々のお祝い、等いうことで、そのプレッシャーで手元が狂うのか？　　　メニューにこだわりすぎてやりきれないのか。　　　　　　　　　　　　　　知らず知らずのうちに妙に力んでしまって上手くできないのか。な。

何もない日。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　誰かが家に来ない日。誰かの誕生日ではない日。何かの記念日ではない日。みんなが疲れて家に帰ってくる日。　　　　　　　　　　　　　　　　　　家事や仕事に追われて手っ取り早く作った夕飯が意外とうまくできたりする。ありあわせの材料であわてて作ったものがみんなを満たしていく。　　それでいいのよ。

今日もみんなでご飯をいただけることに感謝。