わたしは蓄財の道を歩んでいるようだ
南インド屋の試作を毎日しているのでだいたいはその残り物で食事を済ませているのだけれども今日は壮二郎がフットサルに出かけたのでそれもないのよ。朝コーヒーを飲んで六花亭の朱夏を食べたきりでずーっと寝ていたのよ。
もう自分でつくるしかないよね。お買い物に行きたくないもん。
冷蔵庫をあさってみてもカブ一本と豚肉一枚、卵にしなびかけたキュウリしかない。
あんなに山ほどの買い物をして料理をしていた子だくさん時代も今は過去。58歳にもなるとそんなに食べなくても生きていけるのよね。
カブの茎を三本みじん切りにして、実を半分小さな角切りにして、南インド屋のネパール漬けの素と太白胡麻油で和える。残ったカブは明日使おうっと。
キュウリをまな板の上ですりこぎで叩いて手で裂く。
お醤油と酢と韓国唐辛子をばさばさかけて混ぜる。韓国唐辛子大好き。辛さがあんまりなくて香りが強いのよ。
ニトリのスキレット(499円)で塩を振った豚肉をこんがり焼いてお皿にあげる。
鍋に残った焼き汁にお醤油と南インド屋のサンバルパウダーを入れて煮詰めたところに豚肉を入れてからめる。
お鍋で一合だけ炊いたごはん。
以上で今日の調理終了。
今日はお財布を開けなかったというこの達成感が豪勢な外食をする満足感に勝っているということはわたしはこれから蓄財への道を歩むのかしら。
あ、卵は使わなかったわ。
明日は残りのカブ半分と卵と残りご飯で新しい料理を編み出してやるわよ。
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