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50代のバランス

今週はわりとひとりで過ごす時間が多くて、昨日は久しぶりにたくさんの人と会って喋ってきたのだけど、年々人と会うのがしんどくなってくる。
しんどくなるというのは人と会いたくないとか会うのが煩わしいとかじゃなくて、楽しい時間には限界があり、それを過ぎると疲れてしまうのだ。

人と会うってものすごいエネルギー使うんでしょう。ひとりになるとクラクラするくらい疲れてしまう。
若い頃はそんなことなかったので、多分、歳を取るとみんなこんな感じなんだろうな。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌに通っていた時、講義が終わって試食の準備までの時間。弓田先生が椅子に座って電池切れたようにぼーっとしてたのを「あ。先生電池切れてる」と笑いながら言ってたのを思い出す。当時先生は60歳前後だったな。こういうことかと思い出す。

情報の取得もそうだ。色んなことを知りたいと思う反面、興味はあってよもう自分にはインプットできないので、読まない、足を突っ込まない。申し訳ないとは思うけどやり過ぎて自分が壊れてしまっては元も子もないのだから仕方ない。

あと20年くらいは元気だろう。でも使えるエネルギーは確実に減っていくわけで、必要な時と場所でギュッとアドレナリンが出るように、普段は電池切れでいよう。そんな風に思う昨今です。

エネルギーはどこで補充するのかというと、やっぱり山とか海とか自然のある場所で。仲間とワイワイではなく、できたらひとりか、せめてふたりくらいで静かに過ごすのが一番よいのです。

いつもたくさんの人に囲まれているのは幸せなことだけど、ワイワイと静かをバランスよく取り入れてほどほどに暮らしたい。

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