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専業主婦に育てられた私が見ていた、共働き。

ワーママになってから早4年半。

単身の時には知らなかった、
子供のかわいさと
育児と仕事のハードさを知り、

「なぜ働いているんだろう・・」
「仕事ってそんなに大事・・?」
と、独身時代の私が聞いたら卒倒しそうな
ママ全開マインドが私を襲う日々。

そんな中でも私が働いているのは
惰性といえば惰性だし、
責任感とも言えるし、
将来を見越した論理的思考でもある。

ただ、私は高校生頃から
親が働いている友達に憧れを持っていたし
独身時代は働くママになりたいと思っていた。

それは、
「稼いでるくらいでいばられたくない」
「お金のせいで離婚の自由を失いたくない」
「ママ友の世界に浸りたくない」

という防衛本能もあったけれど
もっとポジティブな気持ちもあった気がする。

なので、今日はそのポジティブな理由を
思い出してみたいと思う。
(思い出せるか分からんけど)

①子供がしっかりしている

私が知り合った親が働いている友人は
自分の頭で考えて行動できる人が
多かったように感じていた。

親が手をかけられない分、
焦りや危機感をしっかりと持って
我が道を切り開く強さを持っていた。

私はどちらかというと、
母が言う通りに頑張ってきた人生だったので、
この強さは自分にはないと常々感じていたのよね。

与えないことで、与えることもある
と子供ながらによく思っていたなぁ

②親と近すぎない

①にも関連するけれど、
親が子供の人生にフルコミットしていないので、
子供も親の期待にコミットしていないように
感じていた。

特に母親と娘の距離感は近くなりやすいので、
良い子ほど”母親を裏切れない”ことで
自分の頭で考えられなくなってしまう傾向にある。

親が常にいないということは、
寂しさとセットで語られることが多いけれど
子供が自分の世界を作るための
適度な距離感を与えている

とも考えられると思う。

③パパも家事をしている

私はパパが家事をしている家庭に強烈に憧れていた。

子供の頃、家事の手伝いを
弟ではなく私ばかり頼まれることが
死ぬほど嫌だった。

反抗期がひどかった弟よりも
家庭に迷惑をかけず、
母の愚痴をいつも聞いていたのに
なぜか手伝いを頼まれるのは8割私。
「本当に女性に生まれなければよかった」
と家事を頼まれるたびに思っていた。

でもある日、共働き夫婦の家に
ホームパーティでお邪魔した時
旦那さんも一緒にキッチンで
料理を作っている姿に衝撃を受けた。

私が求めているのはまさにこれ!
パパも当然のように家事をしている姿
女性が男性の召使いではない世界観
と、憧れの眼差しでみていた。

(だから、共働きでも男性が全然家事をしない家庭があることにめちゃびっくりした)


まだまだある気もするけれど、
独身時代の私は共働き夫婦/家庭に
憧れをずっと持ってきたのだ。

確かに実際に与えられることは
共働き家庭は少ないのかもしれない。

でも、専業主婦家庭の子供から見ると
その余白や適度な放置こそが
自分たちにないものだと感じていた。





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