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デザインの裏側

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普段のお仕事の裏側について書いています。
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#グラフィックデザイン

2021年のデザインの仕事をスタッフ対談で振り返ってみた

2021年ももうすぐ終わり。毎年恒例、スタッフの福田奈実さんと三迫事務所の一年間の仕事を振り返る対談の時期になりました。 (2018年、2019年、2020年のアーカイブはこちら) 今年は4月にLitraシェアオフィスを離れて自分の仕事場「たろうのアトリエ」を作り、福田さんとはリモートを中心に仕事を進めていくという、新しい動きの多い年でした。 今回も一年間の仕事で印象に残ったものを挙げながら、二人で振り返って行きたいと思います。ではどうぞ! ※福田さんはリモートのため、

「福岡の日常から作品が生まれる」三迫太郎(デザイナー)×川崎雄平さん(本屋青旗)

昨年オープンした、視覚文化を基軸とした書店「本屋青旗」。4/25(日)まで僕の個展「AO」が開催されています。 前回の記事で青旗の川崎雄平さんにお店づくりのことをインタビューした続きで、今回の展示についてもトークを行いました。 福岡の日常から作品が生まれる 三)今回は「ブループリント」という建築図面を印刷するための顔料印刷を使い、大濠公園で見つけたモチーフを元にレイアウトした、大小さまざまな「青(AO)」の作品が並ぶ会場になりました。最初はどういう流れで展示することにな

「福岡にこんな場所があったら」本屋青旗オーナー・川崎雄平さん

2020年10月にオープンした、アートブックやZINEを中心とする「視覚文化を基軸とした」書店「本屋青旗」。ここで4/25(日)まで僕の個展「AO」が開催されていることをきっかけに、オーナーの川崎雄平さんにインタビュー。 お店づくりのこと、今回の展示「AO」のことについて、2回に分けてお話を伺いました。 本屋青旗ができるまで三)今日はよろしくお願いします。青旗さんはこれまで福岡に無かったタイプのお店だと思うので、お客さんによく聞かれそうなことを聞いていこうと思います。

4/10(土)〜25(日)グラフィックデザインの展示『AO』を開催します。

昨年から構想していたグラフィックデザインの展示が、来週から始まります。 タイトルは『AO』。会場となる本屋青旗さんの名前であると同時に、「Another Ordinary(もうひとつの日常 )」の頭文字でもあります。 Photo: 青旗さんのWebサイトより 青旗の店主、川崎さんが書いてくださった紹介文が↓こちらなんですけど "AO" TARO MISAKO 2021.4.10 Sat - 25 Sun 4月10日(土)より、グラフィックデザイナー三迫太郎による作品

4月の展示に向けて/散歩するようにデザインする

4月の個展に向けて新しいグラフィックデザインのアプローチを考えていたら、毎朝の散歩からヒントを見つけたという日記です。 先日、なんとなく公開した↑の記事、デザイン料金表の次に話題になってびっくりしました。そんなわけで、朝の散歩を始めて3週間が経ちました。 最近は水面の光に注目しています 大濠公園、毎日歩いてたらさすがに飽きるかな…と思ったんですが、光の加減や天気が毎日変わるし、その都度気になるものも変化していくので、なかなか飽きません。 4月の展示に向けてところで、僕

ポスターをデザインした『旅と恋愛』展に行ってきた

福岡の美術館「九州芸文館」を中心に行われているアートイベント「ちくごアートファーム計画2020 旅と恋愛」の広報物のデザインを担当しました。メインビジュアルのイラストは漫画家のしりあがり寿さん。 展覧会について アートプロジェクト『ちくごアートファーム計画』、2020年は、筑後地域の複数地で「旅と恋愛」をテーマにした美術展を開催します。  テーマである「恋愛」は、歴史を振り返ると芸術の題材としても多く取り上げられ、私たちにとっては身近で関心の高い事柄ですが、その様相は時

年末年始の1週間でポートフォリオサイトを立ち上げた話(Cargo)

あけましておめでとうございます。 年末から急にポートフォリオサイトを新しく作りたくなって、年末年始のお休みを使って、1週間で一気に立ち上げてみました。厳選した画像を主体にして、デザイナーとしての仕事について、ざっと俯瞰で見てもらえるようなサイトを目指しました。 三迫太郎 / Taro Misako https://taromisako.com/ ※PCで見るのがおすすめです 元のサイトはブログに実績を混ぜる形で12年以上更新を続けた結果、要塞みたいな状態に。写真の撮り方

2020年の仕事をスタッフ対談で振り返ってみた

毎年恒例、スタッフの福田奈実さんとのお仕事ふりかえり対談も3回目。 (2018年、2019年のアーカイブはこちら) 今年はコロナの影響で大きなイベントが中止になったりして実績自体はおとなしめのものが多かったけど、リモートワーク、夏の個展などの新しい動きも出てきて動きのある一年でした。 ちょっと長いので、時間のあるときにゆっくりどうぞ! 4月から始まったリモートワーク(三)今年一番大きかった出来事は、コロナの影響で4月からリモートワークになったことですね。基本はお互いの家

雑誌「&Premium」の企画でカレンダーをデザインしました。

こんにちは。グラフィックデザイナーとして、普段のデザインの仕事を書籍で紹介して頂く機会はたまにあるのですが、今回は大好きな雑誌に掲載して頂いたのでnoteでご紹介します。 インテリアスタイリストの黒田美津子さん(Laboratoryy)のお誘いで、雑誌「&Premium」の連載「&UPCYCLING」に参加させて頂きました。 黒田さんが長い間持っていた古いものを、アップサイクルで価値ある宝物にしようという企画。今回は黒田さんが海外の道端で集めた小石を写真家の本多康司さんが