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極端政策?

こんばんは、MISAKIです。
2022.1.19(水)の新聞のニュース記事に紅茶の世界的産地であるスリランカの政府が打ち出した農業の「100%有機化」が混乱を広げているというのがありました。

「世界で初めて化学肥料の使用を禁止する国にする」。スリランカの大統領が2021年4月、持続可能な有機農業を推進する方針を発表して、5月には化学肥料や農薬などの輸入禁止措置に踏み切ったそうだ。

 背景には、化学肥料の乱用による長年の健康被害問題があるそうな。同国では産地の住民を中心に腎臓病などが蔓延。因果関係は明確になっていないが、政府は化学肥料の過剰使用による水質汚染を問題視しているらしい。

 この前、バナナが値上がりしてないわけを知って、同じかなと思った。
フィリピンではバナナを育てるのに農薬を空中散布していて農場の近くの人々の皮膚にぶつぶつができたりして人的被害が深刻だ。バナナ農家は安く買いたたかれていて、貧乏から抜け出せない。農薬も指定ものを指定のところから指定の値段で買うよう契約されている。バナナが安いのは農家が貧困にあえいでいる犠牲のもとにある。

物の値段は買う方が決めるというのをやめたらいいのにと思う。自分たちの作る商品に自信をもって、持続可能な生活できる値段を付けたらいいと思う。今までお客が値段を決めていた。生産者が値段を決めていいと思う。

リンゴやミカンは物価上昇に伴って値段が上がっているのにバナナだけ上がってない。それ、おかしいよ。誰かの犠牲の上に便利や快適、美味しいがあるのは。

 スリランカでは、急速な有機農業への転換に対して、収穫量の減少を懸念した農家や消費者から反発が強まり、各地で大規模なデモが起きたらしい。「全体的に有機に転換しようという意識はあるものの、政府の極端なやり方に批判が集まっている」らしい。

有機に少しずつ近づいて商品価値を上げてそれに見合った値段にしていけばみんなウィンウィンになると思う。

 主要輸出品目である紅茶への悪影響が懸念されている。南部では茶葉の収穫量が8月には半分程度に、11月には最悪3分の1程度に落ち込んだところも出ているそうだ。

スリランカ政府は10月、輸入額が大きい紅茶産業を救済するため、一部化学肥料の輸入を突如再開した。

スリランカ産の紅茶は、生産量は世界第4位。日本が輸入する同国産紅茶は紅茶輸入全体の約4割にも達する。

そのうちペットボトルの紅茶の値段が上がるかもしれない。

そんなことを考える今日この頃でした。

2022(R.4).1.25(火)

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