高級車で迎えに来る彼

おはようございます(^^)

冬でも温かく、天気の良い日は、気持ちいいですね♪

今日は、私が大学生の頃、叶った夢の話を1つしたいと思います。

大学時代…戻りたいような、戻りたくないような…
でもやっぱり、かわいい娘の事を考えたら、今が幸せです♪

さてさて、大学時代は家から離れ、たくさんの経験をしてきました。
大学に入ってからの一人暮らしというものは、まさに1人で生活していくことでした。

ひとりぼっちで友達がいない~ということではありません(笑)
バイトをして生活費を稼ぎ、家事をします。
日中は学校に行き、講義が終わればサークル活動にも参加しました。

家からの最寄りの駅から大学が少し離れていたので、
毎日、駅からアリの行列の一部になったかのように
大学まで歩いて行くことに疑問を感じ始めたのです。

私はふと「漫画みたいに、彼氏が高級車で学校の前まで送ってくれないかなぁ」
なんてことを考えていました。

毎日、毎日、同じような歩くペースで、一列に歩道を進む…
そんな当たり前の毎日が、嫌になってきたのです。

彼氏はいないし、まわりの友達だって、いたって普通の大学生です。
そんな都合のいいことあるわけないか~と思いながらも、
大学に入っていく教授の車や、道路を走る高級車を見ては、
「彼氏が高級車で・・・」と夢を膨らませていました(笑)

その時は確か、20歳でした。
私は生活費と、学費の返済、遊ぶための資金のために、誘われるまま水商売をはじめました。

よくわからない夜の世界は、賑やかで、華やかで、
でも、何か暗くて、悲しいものが漂っていました。

従業員さんとも仲良くなり、お客さんからも若さのお陰もあってか応援してもらい、
どんどん個人の売り上げが伸びていたころです。
ある、若いお客さんから、美味しい焼き肉を一緒に食べに行こうと誘われ、行くことにしました。

夜、待ち合わせ場所にいくと、その人はレンタカーで迎えにきてくれました。
運転が好きだというその人は、ご飯に出かける度に、レンタカーで送り迎えをしてくれました。

お客様と何度も話すうちに、次第に友達のように話していました。
それから、「汚いけど、家に遊びにこない?」と誘われ、
すっかり友人のようになっていたその相手の家に遊びに行くことにしました。

「妹と住んでいる」というアパートは、普段華やかなイメージの彼とはかけ離れた
のどかな住宅地でした。
家に入ると、本当に夜の店とは縁のなさそうな生活感のあるところでした。

そこで、テーブルの上に明細書のようなものがあり、
「これなに?」と聞くと、「車を買ったんだ」というのです。「中古だけどね」と言っていました。

「白いオープンカーだよ」といわれて、紙に書いてある値段を見た時は、
車のことがよくわからない私でもすごいことがわかる金額でした。

「高級車で学校まで迎えにきてもらうのが夢だったの」と話すと、笑われましたが、
「そっかそっかー」と言われ、それから、しばらく、そのお客さんとご飯に行く日には、
学校までその車で迎えにきてくれました。

ところが、車がいかにも高級車で目立つし、学校の門の近くに駐車するし、
おまけに車の外に出て待っていてくれるので、目立って目立って…
乗り込むのが恥ずかしかったんです。
それから学校まで迎えにきてもらうことは、私から遠慮しました(笑)

彼氏ではありませんでしたが、これが叶った願い事の一つです(^^)

今日も読んで頂き、ありがとうございました。
次回はもっと大きな夢を願った結果…!
のお話をしたいと思います♪

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