ひかりこ日記37 とにかく可愛い言葉 ジャンカリ編（ぱー3歳）

ぱーのお気に入りの「くるみ割り人形」のDVDに、ジャンカリ、という魔法使いのような人が出てくる。遅くまで起きている子供を、魔法の杖でネズミにして、袋に入れて連れ去ってしまう。

夜更かし派のぱーは、ジャンカリが怖い。
強気な夜は、窓の外に向かって、
「ジャンカリさん、こないでね！えい！えい！えい！」
と、大声で叫びながら、腕を振り回し、
「ジャンカリ、ぱーが、おいはらったよ」
と、報告してくれたりもする。

保育園の帰り道、蝉がジャンジャン鳴いている中を歩いていたら、突然、
「ぱーが、しゃべれなくなったら、せみさんが、はるだよ、とか、なつだよ、とかおしえてくれんねん」
と言った。
「なんで喋れなくなるん？」
「だって、ジャンカリがきて、ネズミにされてしまうから」

じゃあ、早く寝ればいいのにな。
でも、蝉さんの話は、可愛いな。