法律的に正しい浦島太郎

 むかしむかし,ある村に浦島太郎という若者がいました。

 浦島が海辺を通りがかったところ,亀と子どもたちが見えました。

 子どもたちは,「亀をいじめようか」と考えましたが,動物の愛護及び管理に関する法律2条1項が,「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」と規定していたことに思い至り,亀をいじめるのをやめ,海にかえしてあげました。

 めでたしめでたし。