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#10【世界の教室から学ぶ】 イギリス訪問!主体的な市民を育てる

実は、私事ですが、ある自治体の海外派遣代表教員に選出され、
今年の夏にイギリスを訪問することになりました!


昨年末より準備を進め、書類選考と面接をパスすることができました。


わずか10日ほどですが、とっても楽しみです!


同時に、コロナ前に最後へ行った海外旅行(大学の卒業旅行でした)3年半ぶりに海を渡ります。

・渡航に向けた準備
・学校視察で感じたこと
・日本の教育にどのように落とし込めるか

などを記録していきたいと思います。


なお、イギリス訪問での大きなテーマは

「シティズンシップ教育」

です。

シティズンシップ = 市民 という意味で、
2002年にイギリスが先駆けて始めた、Key stage 3、4を対象に義務付けられた科目の1つ。

11〜16歳を指すので、日本で言うとだいたい中学生ですね。


イギリスのナショナルカリキュラムは「シティズンシップ教育」を以下のように定義しています。

A high-quality citizenship education helps to provide pupils with knowledge, skills and understanding to prepare them to play a full and active part in society. In particular, citizenship education should foster pupils’ keen
awareness and understanding of democracy, government and how laws are made and upheld.

National curriculum in England: citizenship programmes of study


簡潔に和訳すると・・・
民主的な社会で、市民として積極的で責任ある役割を果たすための知識、技能、理解を育む科目です。


社会に主体的に関わる市民を育てる。


日本ではまだまだ開拓が要される領域ですね。


東京や横浜の一部の学校では「市民科」などという名称で導入されているようです。


現在、選挙年齢や成人年齢は20歳から18歳に引き下げられました。


今の高校生が、政治や社会問題に対する意見を求められた時、どのように答えるでしょうか。


「わかりません」
これが正直なところかも。


もっと正直に言うなら
「キョウミありません」
かもね。


山積する課題、政治の動向に対して、
正しい知識を得て、市民として積極的な役割を果たす。

見て見ぬふり、ではなく
こんな市民が増えるなら、きっと日本は良い方向へ進んでいくはず。

そのために、今こそ、教育が変わっていく必要がある。


「シティズンシップ教育」は日本をより良くする一つの手立てになると私は思います。


ということで。


視察、頑張っていきたいと思います!

すべての教育に携わる人へ

春休み、満喫していますか?立ち止まる時間って、頭をリフレッシュして、もう一度情熱に立ち返るいい機会になりますよね。ぜひ、コーヒー飲んで、本でも読んで、英気を養ってください。尊い働き、存在に感謝します。

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