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全てを肯定する「yes」

最近心の端でずっと考えていることがある。


「yes」


この「yes」は、オノヨーコの「yes」


オノ・ヨーコとジョン・レノンの出会いのきっかけとなった作品「天井の絵/イエス(YES)・ペインティング」
1966年、前衛芸術家として活躍していたオノ・ヨーコはロンドンのインディカ・ギャラリーで個展「未完成の絵画とオブジェ」を開催します。その前日にジョン・レノンがギャラリーを訪れ、この「天井の絵/イエス(YES)・ペインティング」に見て感銘を受けたそうです。この作品は天上にあるキャンバスを梯子を上り、ぶら下がっている虫眼鏡を使って見るという作品。ジョン・レノンにとってこの作品がその後の人生を大きく変えた作品になった思うと感慨深いものがあります。

ジョン・レノンは、当時を回想しています。

「もし”No”とか『インチキ』みたいな意地の悪い言葉が書かれていたら、すぐに画廊を出て行ったよ。でも”YES”だったから僕は『これはいけるぞ、心温まる気持ちにさせてくれる初めての美術展だ』と思ったんだ」

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高校生のとき、英語の授業のトピックでこの話に出会い、このyesの作品をみたときのジョン・レノンの気持ちについてよく考えていた。そして今、またふと思い出しなんとなくまた考え続けている。

全てを肯定する「yes」の一文字

ってネットには書いてた。

肯定、、なんか、、なんだろう、そうなんだけど
もっと何か他の言葉があるよな〜ってなんとなく考え続けてた。いまもその時の感情を表す言葉は思いついてない。ただそのときのジョン・レノンの顔を想像する。yesを見て、ホッとして、肩の力が抜け、柔らかい笑顔が生まれる。そしてはしごを降りながらニヤニヤしてもう一度yesを見たときの自分を思い出す。そうして展示会内を歩きながら、この作品をつくった人のことをずっと考える、、。
何度もこんな感じかな〜って考えたから私の頭の中では今の場面が一連の映像になってる。

最近何かがあったわけではないけど、なんとなく「yes」の作品を見たときのジョン・レノンのような気持ちになりたいってずっと思ってる。
どういう感情か言葉でうまく言い表せられないけど。
とにかく、ずっと心の端でそう思ってる。
毛布にくるまれて眠っている赤ちゃんのような、
すべてにおいて身を任せ安心しきっているような、
そんな気持ち。
そんな気持ちがすべてを肯定するってことなのかな。
わからないけど。ひとまずこれがわたしなりの解釈。

yes

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