見出し画像

うつのみや花火舞台裏~その8:最高の花火~

「こんなに綺麗にしてもらったからには花火でお返ししたいんです。」


あまり大きな声ではいえないですが、と前置きして花火師さんが話し始めた。今年のうつのみや花火を担当するのは世界大会で賞を受賞したことも何度もある実力派の花火師だ。


「他のとこだとそんなに前向きじゃない方も中にいるんですよね。でもうつのみや花火は違う。この打ち上げ場所をこうしてほしいと話したら、次きたら本当に全部きれいになってる。しかも土日に出てきてみんなで率先してやってくれてるなんて知ったら、もう何としてでも最高の花火あげなくちゃ。」


もちろんただのリップサービスだったのかもしれない。しかし実際に整地をやってその大変さを知っている私や他のメンバーはその言葉が嬉しかった。

「当たり前じゃないですか!花火の為ですよ。仕事があってで通常の時間では参加できない人も、朝6時~8時までやってからいく人もいるんです。それくらいみんな真剣なんですよ!」


いつも整地活動に参加しているメンバーの1人は嬉々として話していた。
結局私は2回しか行けなかったけど、自分も少しでもその整地活動に参加できたことが誇らしい気持ちになれた。


そしてふと思った。世界が誇る花火師が上げる最高の花火ってどんなにすごいんだろうと。

つづく・・・

その9へ
https://note.com/misaki15/n/n58847fbd1c25

#おうちで花火うつのみや

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?