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すべては癒すためにある♡

子ども達は数年前までピアノを習っていました。
亡くなった夫のおばあちゃんが使っていた電子ピアノを、そのころは使っていました。

習っていた先生から、上達してきたから、もっとアドバンスな先生から習った方がいいっと進められました。

そうして、メル先生と出会いました。

地元の楽器店に行って、もうちょっと質のいい、でも場所を取らない電子ピアノを購入しました。

メル先生との出会いは、(と言ってもすべての出会いがそうですが)運命的というか、わたしの気づきのための出会いだったと痛感しています。

お子さんがいないメル先生は、子どものようなおおらかさを持っていて、細かいことは気にしない、音楽を愉しむことを子ども達に伝えてくれている、そんな先生でした。

ガチガチな観念に憑りつかれていた私。そんな私の心も徐々に溶けていくような時間でした。

☆☆☆

先生はご結婚されて、違う州に引っ越されて、新しいピアノの先生に出会えないまま、数年が経っています。

誰にも触ってもらえないピアノ。
物置になっていくピアノ。
埃がたまっていくピアノ。

ある日、ふっと、ピアノのカバーを縫おう、ミシンカタカタしちゃおう♡と思いつきました。

その直感を見逃さなかった自分、ありがとう。

☆☆☆

数年前のお正月に、この曲を弾けるようになりたい!と思って、ワクワクリストに書いたことを覚えています。その曲は「ラヴェル」。
ピアノ初心者には、とっても難しい曲。

そう思い立ったものの(そう直感が叫んだものの)、実行には至りませんでした。

そんなこと、できないよ。そんなことして、どうするの?とエゴ君が大きな声を上げてきたのでしょうね。

いま、わたしはピアノと、とってもいい関係を持っています。ラヴェルのトーンが大好きです。
ただただ、ステキな音が鳴ってくれている。
それに感謝。その時間が愛おしい。

楽譜をいまいち読めない私の強い味方は、息子です。
息子とも、いい関係が嬉しいです。

☆☆☆

今日は、雪で休校でした。
子ども達がしたいことをしている間に、わたしもマフィンを焼いたり、ピアノを弾いたり、絵を描いたりしていました。

ピアノをゆったり弾きながら、こどもの頃の自分を思い出しました。

そういえば、わたしも小学生のころに、少しだけピアノを習っていました。家にあったのは、小さな古いオルガン。2階の部屋でオルガンの前に座りながら、楽譜が読めなくて、指も動かなくて、居心地がわるい思いをしている自分を思い出しました。

出来ない自分を責めていたんでしょうね。そして、先生も責めて、親も責めて、近所のMちゃんと自分を比べて、自分を責めて。

いやー、もう3次元劇場、満喫していましたね。笑



☆☆☆


いいんだよぉ、できなくても。
いいんだよぉ、愉しんでみて。
だいじょうぶだよーん。

あの頃の自分に、そう言いました。
そして、頭にふっと降りてきた言葉は
「すべては癒すために起こっている」
でした。

あの頃のネガティブな思いも、時を経て、「いま」わたしが自分を癒すために、起こったこと♡


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