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人前では、強く生きたい。鎧を被ってでも。

昔から、人に弱みを見せたくない、と思いながら生きてきた。そんな私。
人前で泣いたことなんて数えるぐらいしかない。

人前で泣いたり弱みを見せると、次会うときにどんな顔して会えばいいか分からない。
だから、小さい頃から幼稚園で泣けたりする子が羨ましかった。

そう考えてみれば、私は小さい頃から周りより少し大人びた子どもだったと思う。
いい意味ではなく、悪い意味で。

母は昔から礼儀に厳しかった。友達のお母さんでもタメ口で話したら、その後は叩かれまくったと思う。痛いことは嫌いだから、怒られないように頑張っていた。
でも、大人にタメ口で話せる周りの友達が心底羨ましかった。「あ〜お母さんに怒られないんだろうな〜。いいな〜」ってずっと考えてた。確かに礼儀は大事だけど、そんなもの学校に通い始めれば嫌でも身につくと、今では思ってる。私は、昔から子どもらしくない。捻くれた部分が多分人よりたくさんある。
でも私はその不満を誰かに話したことはないし、話そうとも思わない。どうせ今話したって社会の渦に呑まれるだけだし。

多分、私は人より物事に対して冷たいんだと思う。
人前で泣かない理由もその一つかもしれない。「他人に弱いところを見せたら舐められる」そう思いながら生きてきた気がする。だからこそ、1人が楽で、本当の、何も飾ってない私でいられる。

人前だけでも強い私でありたい。そうじゃないと私が私じゃなくなる。それが他の人から見てよく思われなくてもいい。弱い自分を見せること以上の屈辱なんてこの世にない気がする。

人前では強くいなさい。泣くなら1人で泣きなさい。
これが私の人生のモットー。

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