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初代リリア編2:永い別れ

その日の朝、いつものようにラダ小屋まで会いに来たキリアン君。
なぜかリリアに話しかけず、すぐ帰ってしまいます。その肩には黒い天使・・・。
確認すると危篤状態。

「朝は元気だったのに・・・!」と取り乱しつつ自宅へ戻るキリアン君を追う。

出掛ける気になれず側で見守るが、何事もなかったように誘いに来る友人達。

夫の危篤の時ぐらい遠慮してくれー!

・・・家族が危篤でも、その時までいつも通りに過ごすのがエルネアの人々。

他の人にとっては普通の日なんだなーと思って一度は誘いに応じてみたものの、やっぱりキリアン君が気になってすぐ帰宅。

そっとしておくべきなのかと思いつつ、最後にできるだけ話がしたくて、時々話しかけたりしながら、キリアン君を見守っていました。

夜一刻。

導きってなんだろう。あの黒い天使のことかな。

リリアの人生はまだ長いんだよね。

また会えるまでどれぐらいかかるのか。

・・・一緒に連れて行ってくれないかなと思ってしまった。


結婚してから初めて一人で寝る夜。

「さっきまでここにいたのに・・・」

そんな思いを抱きながら、キリアン君の寝ていたベッドで夜を明かしました。


キリアン君の親友だったようです

名簿から推測すると、この人はリュシアン・コレチャさん。
リリアに会いに牧場によく来ていたから、農官の友達がいたのですね。

後にコレチャ家の人が家族になります。

調べてみたら最初から人妻だったので安心しました

この人はアルファ・アッピアさんです。

後に仲良しになるローレンシアちゃんのお母さんでした。

郊外通りに住んでいたからご近所でしたね。


どこが誰の墓なのかはっきりしませんが、葬式開始直後の映像から

左から三列目、一番上のお墓ががキリアン君のもののような気がして、よくそこでお祈りしていました。

余計なものが映っていたので隠してます

神殿でのイベントに参加した後、墓参りに行く習慣が今も続いています。

リリアはきっと忘れないんだろうな・・・再婚も恋人つくりもできないし。

苦しくても忘れたくない記憶。

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