私が看護師の時に会った依存症の人の話

思い出したアルコール依存の人の話

こんにには。みるみるです。
大谷選手のもと通訳の水谷氏の話が世間をにぎわせていますね。
私はこの話を聞いてかなり暗い気分になりました。

賭博は性癖志向で、病気の一種ですね。
ギャンブルをしていた人の話ではないのですが、私は昨日看護師をしていた時に、会った患者さんの話を二つ思い出しました。

二人ともアルコール依存の患者さんです。

呼吸器につながれて最後まで苦しんでいたAさん

その人は私が看護師になりたての時、病院で働いているときに会いました。
詳しいいきさつや何歳くらいの人かは覚えていません。
確か、アルコール依存症になった後で、生活保護になって、身寄りがなく
病院に面会に来る人もいなかったです。
その後いろいろ合併症を併発して、呼吸器管理になっていました。
その時は私はナースだったのですが、とてもケアが大変だったという事を覚えています。話せる状態ではなかったと思うのですが、ケアへの拒否があった患者さんだったのかもしれません。

私は、たぶん、その人について、
「年をとってこんなことになって、苦しんで大変だな、」
と思ってケアしてたんだと思います。

その時に先輩看護師が言った一言が忘れられません。
「こんな状態になって、国の税金も使って、人に迷惑をかけてるよね」

つきはなすような、さとったような一言でした。
その先輩はいつもはやさしい先輩だったと思います。

私は確か、その時、その先輩のことばにびっくりしました。
何て返事したかは忘れてしまいました。

ゴミ屋敷でずっとお酒を飲んでいたBさん

私が訪問看護師で働いていた時に会った患者さんです。
Bさんがアルコール依存になったはっきりした理由はやはり覚えていません。畳の部屋に布団がひきっぱなしでそこら中に色々なものが置いてありました。ずっと寝て、テレビがずっとついていました。
在宅で何とか生活できていた状態でした。
私が看護師として訪問するとめんどくさそうに、血圧をはからせてくれたり、つけたままになているオムツを交換させてくれました。
やさしい人という印象でした。
この人について私が覚えていることは
私がこれからは、訪問できなくなると最後にあいさつした時、

「今までありがとうございました。」
と本当に深々と頭をおさげになった事でした。

思い出した事、私が言いたいこと

今回の水谷氏の話はいろいろ言われてるし、
多くの人が迷惑を受けたり、傷ついた話だったと思います。(なによりも大谷選手も)
アメリカの裏社会に多くのお金が流れてしまったのには絶句します。


こんな話だったからこそ
社会が何かいい方向に考える議論が深まる話として
この話をとりあげていってくれるといいな、
と思いました。

何か、ゆううつで書いてしまいました。

では~








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