勇者とソドー島の怪物(勇者の物語) 英語版解読
日本語版と比較してちょっとセリフが変わってたり、ニュアンスが変わってるところのまとめ(自分得)
※英語の知識は💩なので誤訳してたらごめんなさい。あとかなーり適当な意訳になってると思いマス。
シーン分けはDVDのチャプターに従って。英語のセリフはDVDの字幕から。
英語版セリフ
日本語訳
*あればコメント(備忘録)
シーン1
Timothy: You'd best be careful, Thomas. If a storm comes, the heavy rain can make the clay walls unstable.
Thomas: Thanks, Timothy. I'll be careful.
ティモシー:気をつけた方がいいよ、トーマス。嵐がきたら、強い雨で陶土の壁は滑りやすくなるから。
トーマス:ありがとう、ティモシー。気をつけるよ。
*大体は同じだけど英語版だとトーマスは「(教えてくれてor心配してくれて)ありがとう」と言っている。
シーン2
Fat Controller: By rescuing Thomas from the landslide at the China Clay Pits, they have proved once again that they are Really Useful and brave Engines!!
Gordon: Really silly engines more like!
トップハム・ハット卿:クレイ・ピッツの土砂崩れからトーマスを助けたことで、彼らはもう一度、本当に役に立つ、勇気ある機関車だということを証明したんだ!!
ゴードン:正確には本当におバカな機関車だろうがな!
*結構ゴードンがひどいこと言ってる。けどsillyはfoolish, stupidと比べると意味の強さは弱めで「おバカさん」とかいうニュアンスらしい
Percy: What's wrong, Thomas? You seem a bit quiet.
Thomas: Sorry, Percy. I... well... I saw something strange up at the Clay Pits yesterday.
パーシー:どうしたの?トーマス。なんか少し静かな気がするんだけど。
トーマス:あ、ごめんね、パーシー。僕…えと…昨日クレイ・ピッツでなにか変なものを見たんだ。
*英語版だとトーマスがいつもより静かなことに疑問を抱いている。こういう細かいところ気づくのさすが察し能力が高い。
Thomas: Arrrghh!!! What's that?
Marion: Only me! Oh, I didn't mean to give you a fright. Sorry. Oh dear, this is embarrassing. Haven't you ever seen a steam shovel before?
Thomas: Yes, I... I just didn't hear you coming and… well… I was thinking about something else.
Marion: Me too! I was thinking about digging. I love digging! I love thinking about digging! Not as much as I love digging of course. Digging is what I'm all about really, but... OH! Oh, dear. This is embarrassing. I forgot to ask you your name.
トーマス:わあああああ!!!何だ!?
マリオン:私よ!あら、あなたを怖がらせるつもりはなかったの。ごめんなさい。あら、やだ。恥ずかしいわ。ショベル機関車は見たことない?
トーマス:いや、えと…君が来る音が聞こえなかったから…あと…えっと…ちょっと他のことを考えていたから…
マリオン:私もよ!掘ることを考えていたの。掘るのは大好きよ!掘るのを考えるのが大好きなの!もちろん、実際に掘るまでにはいかないけど。掘るっていうことは私にとって本当に最も大切なことだけど…あら!あら、やだ。恥ずかしいわ。あなたの名前を聞くのを忘れていたわ。
*大体一緒だけど英語版だとThis is embarrassingで「恥ずかしい」を言う。(本当に恥ずかしがってはいないだろうけど…)
Thomas: Thomas. Do you always talk this much?
Marion: Not particularly. No, I wouldn't say that. I'm more of a digger to be honest. Or should I say steam shovel? That is my proper title you know, seeing as I have a shovel and I'm powered by steam. I'm here to clear the tracks actually. Always a lot of digging to do after a landslide! That's right! Ooh, A LOT of digging!
Marion: Ah ah ah don't you go past the danger sign, Thomas! That would be dangerous…unless, of course, you want me to dig you out! Ooh! What's that rocky bit? The rocky bits are always the hardest to dig.
トーマス:トーマスだ。いつもそんなにしゃべるのかい?
マリオン:いや、そこまででも。私はそうは言わないけど。むしろ掘削機よ、正直に言うとね。それともショベル機関車というべきかしら?そのほうが私にふさわしい名前でしょ?私にはシャベルがあるし、蒸気で動くし。実は線路を片付けにここに来たの。いつも土砂崩れの後は掘るものがたくさんあるからね!そうよ!あぁ、掘るものがたくさんあるの!
マリオン:あ、あ、あーあなたは危険看板の先に行っちゃダメよ、トーマス!危ないからね…もちろん、私に掘ってもらいたいっていうなら話は別だけど!あら!あの岩は何かしら?岩は掘るのが大変なのよね。
*忠実に訳すと意味がちょっと微妙な文が多くてさすがプロの翻訳って思う。英語版だとどちらかというとマリオンの肩書きのような話をしている。あと日本語だと「トーマスを掘り出すのは嫌」という風に言ってるけど英語だと「トーマスがいいというなら別に掘ってあげてもいいけど」と言う風にちょっとポジティブな感じで言っている。(※個人のイメージです)
Marion: Steam shovels are made for digging. And I am particularly good at it. Either way, oh you’re good, Marion. Well done.
マリオン:ショベル機関車は掘るためにつくられているの。そして私は特に掘るのが得意。どちらにせよ、あら、すごくいいわよ、マリオン。上手上手。
*英語版だと自分で自分を褒めててちょっとかわいいマリオン姉さん。
Marion: ♪Do you dig digging like I dig digging, I do I do I doooo♪ ♪Do you dig digging like I dig digging I diggy diggy diggy diggy diggy dig dig dooo…♪
マリオン:あなたは掘るのが好きかしら♪私が掘るのが好きなのと同じくらいに♪私がしているみたいに♪
あなたは掘るのが好きかしら♪私が掘るのが好きなのと同じくらいに♪私が掘って掘って掘って掘っているみたいに…♪
*英語版だと聞いている相手にも掘るのが好きなのか聞いている(?)
Cranky: And where have you been all morning? I thought you were meant to be pulling goods trains today!
Thomas: I am. I... just had another job to do first, that's all.
クランキー:で、お前は朝一体どこにいたんだ?今日は貨物列車を引くんじゃなかったのか?
トーマス:そうだよ。えっと…他に最初にやらなくちゃいけない仕事があって…それだけだよ。
*日本語版だと謝っているけど英語版だと言葉を濁してごまかしている感じ。
Percy: You mean they were footprints from...a MONSTER?!
Cranky: A monster?! Honestly! The things you engines come up with!
パーシー:それってその足跡は…モンスターからできたってこと!?
クランキー:モンスター!?全く!お前達機関車が考えそうなことだ!
シーン3
Gator: A monster?! Ohh, I don't usually get mistaken for a monster. Mind you, they do call me “Gator”. It seems they think my long, sloping water tank makes me look like an alligator!
Salty: Gator?! Huh?! That's a great name!
Gator: Well, my real name is Gerald, but I quite like being called “Gator”.
Thomas: And I like being called Thomas.
Salty: Or should we call you “Sandy” now?! Ahar!
Thomas: And the little green tank engine is my friend, Percy.
ゲイター:モンスター!?あー、モンスターに間違われることはあんまりなかったなぁ。あのね、みんな僕のことを「ゲイター」って呼ぶんだ。僕の長くて斜めになっているタンクがワニのように見えるみたいなんだ!
ソルティー:ゲイター!?はは!それはいい名前だな!
ゲイター:まぁ本当の名前はジェラルドなんだけど、でも「ゲイター」って呼ばれるのはまぁまぁ気に入ってるんだ。
トーマス:そして僕はトーマスって呼ばれるのがいいかな。
ソルティー:それとも、今は「サンディー」って呼ぶべきか!?はは!
トーマス:それと緑の小さなタンク機関車は僕の友達のパーシーだよ。
*特にゲイターのセリフがちょこちょこ変わっている印象。日本語版だと「ワニの姿によく似ているからね!」と自分でも認めている感じがするけど英語版だと「(みんなにとって)ワニのように見えるみたいなんだ!」であくまで第三者にそう言われてるから…と自分では認識してない(?)それと日本語だと「呼んでもらえると嬉しい」と言っているけど英語だと「呼ばれるのはまぁまぁ気に入っている」でひょっとしたら嬉しい、大歓迎とまでは思っていないのでは。「まぁ別に悪くはないんだけど…まぁいっか」みたいな少し妥協している感じ?
それと日本語ではちゃんとワニ→アリゲーターの説明をしてくれている。優しい。あと「サンディー(砂まみれ)」というニックネームをつけられるトーマス。<これはフラグだったのか>
あとパーシーを紹介するときは英語版の方が特徴を言っている。けど親友とは言っていない。
Marion: ♪I like to dig up, I like to dig down, I like to dig up treasure that has never been found♪♪Do you dig digging, like I dig digging? I do! I do! I diggy diggy do!♪
マリオン:上に掘るのも好き♪下に掘るのも好き♪まだ見つかってないお宝を発掘するのが好き♪あなたは掘るのが好きかしら♪私が掘るのが好きなように♪私は好きよ!好きよ!掘って掘って掘りまくるのが!♪
*英語版だと情報量が多いからとりあえずマリオンが掘るの大好きっていうのが伝わって好き。
Bill & Ben: Boo!!
Thomas: AGH!!
Thomas: You and your tricks! You nearly made me blow a safety valve.
Ben: We were only saying hello.
Bill: Poor thing. You'd think he'd seen a steam shovel!
ビル・ベン:わぁ!!
トーマス:わああ!!
トーマス:君たちのイタズラか!もうちょっとで僕の安全弁が飛ぶところだったぞ!
ベン:ただ挨拶をしただけだったのに。
ビル:かわいそうに。普通はショベル機関車を見たんだと思うよね?
*英語版だと「安全弁が飛ぶ」という風に表現している。あとビルの「かわいそうに。普通はショベル機関車を見たんだと思うよね?」はベンに対して「挨拶をしただけだったのに怖がられちゃってお気の毒にね」みたいな感じで言っている。「ショベル機関車→マリオンを見たらそれくらい驚いてもいいと思うけど僕達を見たところでそんなに驚くことないでしょ」みたいなちょっとひどいこと言ってる(?)
Meanwhile poor nervous Percy had gone to Brendam Docks to collect some trucks. Percy was very sleepy after staying awake all night keeping a lookout for monsters.
一方では、哀れなことにすっかり不安になってしまったパーシーは貨車を集めるためにブレンダムの港に行った。パーシーはモンスターがいないか一晩中起きて目を見張っていたので、とても眠かった。
*英語版だと「哀れなことに」と言われている。あとどうして寝ていないのか・眠れなかったのか詳しく言及している。
シーン4
Thomas: Maybe I didn't see anything that night. Ha, maybe the lightning was playing tricks on me.
Bill: Hurry up, Ben! I need to fill my water tank too.
Thomas: Hmm, playing tricks on me…
トーマス:多分あの夜僕は何も見てないんだよ。はは、多分稲妻が僕にイタズラしたんだ。
ビル:早くしてよベン!僕もタンクをいっぱいにしなきゃいけないんだから。
トーマス:ふーん、僕にイタズラした、か…
*無生物主語。直訳すると微妙だからやっぱりさすがプロだなぁと思う。英語版だと稲妻が「イタズラ」で思いつくきっかけになる
Ben: Be patient, Bill. You'll get your turn.
Bill: I've been patient for ages.
Thomas: Hey, Bill. Hey, Ben, can I ask you a question?
Ben: You just did, Thomas.
Thomas: Wah, oh yes, I was just wondering...the other day before you rescued me from the landslide…, were you playing a trick on me?
Bill: A trick?!
Ben: That landslide was not a trick.
Thomas: Oh, I don't mean the landslide. I saw something else, and…
Bill: we risked our boilers for you, Thomas!
ベン:我慢してよ、ビル。自分の番はくるんだからさ。
ビル:もうずいぶん我慢してるよ!
トーマス:ねぇ、ビル。ねぇ、ベン。ちょっと質問してもいいかい?
ベン:今すでにしたじゃないか、トーマス。
トーマス:え、あぁ、そうだね。ちょっと思ったんだけど…この間君たちが僕を土砂崩れから助けてくれたとき…僕にイタズラをしたのかい?
ビル:イタズラ!?
ベン:土砂崩れがイタズラなわけないだろ!
トーマス:あ、土砂崩れのことを言ったんじゃないんだ。僕なにか違うものを見て、それで…
ビル:僕達は君のためにボイラーを危険にさらしたんだぞ、トーマス!
*一時的な「待って」じゃなくて"be patient"(忍耐強く、我慢強く)を使って性格のことまでいってるところが兄弟っぽい。それに"for ages"を使っているのがもううんざりしているという感じ出てて好き。for agesはfor a long timeの誇張表現らしい。
それと質問をしてもいいか尋ねたトーマスに「もうしてるじゃん」っていうのがまさに生意気なクソガキ感。あとトーマスは日本語版だと「足跡のこと」と言及してるけれど英語版だと「何か変わったもの」としか言ってない。
あと英語版だとビルが危なかったということを「ボイラーを危険にさらした」という風に表現している。英語版は機関車関連用語を使って表現するのが多いね!
Thomas: Monsters?
James: A monster?
Percy: They weren't really monsters. They were only silly things, like a haystack or a shirt on the line… but there could still be a monster out there! Please, Thomas. Would you take the Mail Train for me? Just tonight.
Thomas: Um... Alright, Percy. I suppose I could…
Percy: Thank you, Thomas! Thank you! You're a good friend!
トーマス:怪物?
ジェームス:怪物だって?
パーシー:本物の怪物じゃなかったけど。ただのくだらないものだったよ、干し草の山だったり干されているシャツだったり…でもきっと怪物はいるかもしれない!お願い、トーマス。ぼくのために郵便列車を引いてくれないかな?今夜だけだから。
トーマス:うん…わかった、パーシー。できると思うよ…
パーシー:ありがとうトーマス!ありがとう!君はいい友達だよ!
*英語版だと怪物に見間違えたものたちのことを「くだらないもの」と言っている。あと日本語だと「いるような気がした」だけど英語だと「いるかもしれない」で若干確信度が強い気がする。英語版だと郵便配達を引き受けることになったトーマスは「できると思う」と言っていて、日本語の「まかせて」ほどの自信はない気がする。また、英語版は引き受けてくれたトーマスに向かって「君はいい友達だよ!」というようにちょい上から目線?というか二人の関係が対等な感じがする。
Thomas: You should try to get some sleep, Percy. There's nothing to worry about.
トーマス:少し眠ってごらん、パーシー。何も心配することなんてないよ。
*try to get some sleepでちょっと寝てみるみたいなニュアンスでなんかここ言い方柔らかい気がして好き。ここのトーマスくんイケメンすぎだよね!!!!!!!!!
James: Err No. I mean, sent to the Scrap Yard to collect trucks filled with scrap.
Annie: Oh, I see. Silly us.
Clarabel: Yes. Silly us.
Thomas: Cheer up, James! Pulling trucks isn't so bad.
Clarabel: You can't always do the jobs you like best.
ジェームス:あー違うよ。ボクが言いたかったのはスクラップ置き場にスクラップでいっぱいになった貨車を集めに行かせられるってことなんだ。
アニー:あーなるほどね。バカだったわ。
クララベル:そうね、バカだったわ。
トーマス:元気を出して、ジェームス!貨車を引くのもそんなに悪くはないよ。
クララベル:いつも自分の一番好きな仕事ができるってわけではないのよ。
*日本語版はSilly usを大分優しく言っている感じ。(今ってTV内でバカってあんまり言っちゃいけないのかな?)それにトーマスの慰めも日本語版だと「立派な仕事」とは言っているけれど英語版だと「悪くはない」で否定的な意見はしてないけどかといって肯定しているわけでもない微妙なニュアンス。
Percy: You can tease if you want to, James… but there really might be a monster on Sodor you know!
James: Ha, puff and nonsense! There's no such thing as monsters.
パーシー:もしぼくのことをからかいたいのならそうしてもいいけどね、ジェームス…でもソドー島にモンスターは本当にいるかもしれないんだから!
ジェームス:ハッ、バカバカしい!怪物なんていやしないね!
*Puff and nonsense!はStuff and nonsense(バカバカしい)をもじったもの。やっぱりバカは使わないのだろうか。
Reg: You came in fast! Scrap gave you a bit of a fright, did it?
James: Ha, no! I'm not scared of pieces of metal and rusty old machines!
Reg: Is that right? Well, aren't you the big engine?
Reg: Reg is the name. I'm the scrapyard crane.
レッジ:早かったね!スクラップにちょっと驚かされたでしょ?
ジェームス:ハ、そんなことないね!ボクは金属やさびた古い機械なんかに怖がったりしないね!
レッジ:そうかな?えっと、君って大きい機関車じゃないのかな?
レッジ:僕はレッジって名前だ。スクラップ置き場のクレーンだよ。
*自分の語彙力じゃはっきり断言できないけどbig engineはbig man(偉い人、大物)のもじったものなのだろうか…?
シーン5
Percy: Tonight? But… Aren't you afraid of monsters?
Gator: Monsters? What monsters?! Monsters would probably be afraid of me!
Percy: WOW! You're brave, Gator!! I wish I was as brave as you are!
パーシー:今夜?でも…モンスターは怖くないの?
ゲイター:モンスター?なんのモンスターだい!?モンスターだって多分僕のことを怖がるよ!
パーシー:わあ!君って勇敢なんだね、ゲイター!!ぼくも君みたいに勇敢になれたらよかったのに!
*個人的には英語版の方がゲイターがちょっと自虐的というか皮肉的に言ってる気がする。あとパーシーのは「勇敢になれたら」のところでI hopeやI wantじゃなくて"I wish"を使っていて、正直諦めている感じ。(wishは実現不可能あるいは可能性の少ない困難なことを望むときに使うらしい)あと"I wish I 'was' as brave as you are!"でwereになっていないのはイギリス英語だとwas は略式(口語的・くだけた表現)として使うかららしい。
Gator: You might be braver than you think, Percy. I wasn't always as brave as I am now…
I'm designed to work in the high mountains, Percy. That's why my water tanks are this special shape. But just because you're designed for something, doesn't mean you can't be afraid of it. And it was a shock for me to find out that I was afraid of heights! One day, I was faced with having to cross a high bridge, higher than any bridge I'd ever seen before. But I was pulling trucks loaded with important supplies, the villagers needed my help. I decided I must be brave! It took everything in me to cross that bridge, but I did it, even though I was scared.
ゲイター:君は自分が思っているよりも勇敢になれるかもしれないよ、パーシー。僕だって昔は今ほど勇敢ではなかったんだ…。僕は高い山で働けるようにつくられたんだよ、パーシー。僕のタンクがこういう特別な形をしているのはそれが理由なんだ。でも何かのためにつくられたからといってそのことを怖がらないのかといわれたらそうではない。僕は高いところが怖いっていうのに気がついたときはショックだったよ!ある日僕は高い橋を渡らなくちゃいけなかったんだ。今までに見たことあるどんな橋よりも高かったんだ。でも僕は大事な品物を積んだ貨車を運んでいた。村の人たちは僕の助けが必要だった。僕は勇気を出そうと決めた!あの橋を渡るのは僕にとって精一杯だった。けど僕はやったんだ、例えすごく怖かったとしてもね。
*直訳すると分かりづらいところを大分分かりやすく訳してくれてる。日本語だと「ずっと勇敢だと思うよ」と断言してる感じだけど英語だとmightで「勇敢になれるかもしれないよ」で少し確信度が低めな感じ。日本語だと「自分が高い所がすごく苦手だって分かった」と言ってるけど英語だと「高いところが怖いっていうのに気がついたときはショックだった」と言ってるから結構衝撃だったのかも。あと「勇気を出して橋を渡った」ところをtake everything in meと表現していてそれくらい覚悟のいるというか全力だったんだなぁと思う。
Emily: Why are you teasing Percy like that, James?
James: I'm teasing Percy, because he's a “scaredy engine”, Emily.
Fat Controller: Aah, there you are, James! Don't settle down. I need you to pull the Flying Kipper tonight and deliver fresh fish for the morning.
エミリー:どうしてパーシーをあんな風にからかうの?ジェームス。
ジェームス:ボクがパーシーをからかうのは、彼が「怖がりな機関車」だからだよ、エミリー。
トップハム・ハット卿:あぁ、そこにいたのかジェームス!まだくつろがないでくれ。今夜フライング・キッパーを引いて朝までに新鮮な魚を届けて欲しいんだ。
*日本語だと「怖がりで、情けない」と言っていてちょっと強め。scaredy engineはscaredy cat(弱虫、臆病者)をもじったもの。あと「まだくつろがないでくれ」という言い方がおもしろいとか。
Percy was very happy to be pulling the Mail Train again.
パーシーはまた郵便列車を引くことができてとても嬉しかった。
Percy didn't feel scared about monsters anymore. He felt brave!
While James, on the other hand, felt grumpy.
パーシーは怪物のことをもう怖いなんて思わなかった。すごく勇敢になった気分だった!
一方では、ジェームスは機嫌が悪かった。
James: It's not fair! First I'm sent to work at the Scrap Yard! And now Henry gets to go on holiday to the mainland, while I have to spend the night pulling smelly fish! Ugh.
James: YUUUKKKKK!
Porter: You look like you're in a sunny mood again, James.
James: Hmph. Well it's not sunny. It's night time.
ジェームス:こんなの不公平だ!最初はスクラップ置き場に行かされて!それに今はヘンリーがメインランドでバカンスしているっていうのにボクは臭い魚を引いて夜を過ごさなきゃいけないなんて!あぁ。
ジェームス:ウェー!!
ポーター:また気分が晴れている感じに見えるけどね、ジェームス。
ジェームス:はっ、今は晴れてなんてないじゃんか。夜だもん。
*「メインランドに行っている」を"get to go on holiday to the mainland"と言っているところから羨ましく思っているというか大げさに言っている感じ。あと魚を見て(かいで)"Yuck!!"と言ってて本当に嫌だったんだろうなぁ…と。(Yuckは極度の嫌悪・反感を表すときに使う感嘆詞)
日本語だとその様子を見たポーターが「相変わらず機嫌が悪いみたいだね」と直接的に言っているけれど、英語版だと「また気分が晴れている感じに見えるけどね」と言っててちょっと皮肉っぽい。それに対するジェームスの返しも英語版だと「今は晴れてなんてないじゃんか。夜だもん。」となっていてsunny(陽気な)と(晴れている)をかけていて面白い。
シーン6
It wasn't a haystack or a clothes line. It could only be one thing…
Percy: There's no such thing as monsters! There's no such thing as monsters! Ahhhhhhhhhhhhhhhhhhh! The monster!
Percy just wanted to get back to the sheds! As quickly as his little wheels could carry him!
Percy: Oh it's coming to get me! It's right behind me! I know it is!!
それは干し草の山でも物干し綱でもなかった。そうなるとこれしかなかった…
パーシー:モンスターなんているもんか!モンスターなんているもんか!あああああああああああああああああ!モンスターだ!
パーシーはただ機関庫に戻りたかった!できるだけ早く、小さな車輪が動いてくれる限りだ!
パーシー:ああ ぼくをつかまえようとしてる!ぼくのすぐ後ろにいるよ!何なのか知ってるよ!!
*これも大分分かりやすく訳してくれてる。英語だと「小さな車輪が動いてくれる限り、早く帰りたかった」ってなっていてとにかく必死で全力だったんだなぁと思う。(ここでも機関車用語使ってる表現だね)little wheelsと言っているところが物理的に小さいだけじゃなくてパーシーの幼い精神年齢的なのも表してるみたいでなんかグッとくる。(※個人の意見です)
Percy: Tell them, Thomas! Tell them! There ARE monsters on Sodor! You saw those enormous footprints! Tell them!
Thomas: Ahh… well… I... I don't know what I saw, Percy…or what you saw either… but I don't think it could have really been a monster…
パーシー:言ってよ、トーマス!言ってよ!ソドー島にモンスターはいるんだって!君だってすごく大きな足跡を見たんでしょ!言ってよ!
トーマス:あ…えと…僕は…僕は何をみたのか自分でも分かんないんだよパーシー…それに君が見たっていうものも…でもあれが本当にモンスターだったとはどうも思えないんだよ…。
*英語版の方が若干パーシーの言い方が強めな気がする。それに対してトーマスの言い方は弱い気がする。
Thomas: James! You got a fright when you saw Gator too!
James: No, I didn't! I just missed a signal in the dark. I wasn't scared…not like PERCY!
Percy: None of you believe me… And you're right, I was scared…but I KNOW what I saw!
トーマス:ジェームス!君だってゲイターを見たときびっくりしたじゃないか!
ジェームス:いいや、してないね!暗くて信号を見落としただけさ!怖いとは思わなかったね…パーシーみたいにはね!
パーシー:誰もぼくを信じてくれないんだね…そうだ。君たちは合ってるよ。ぼくは怖がった…でもぼくは何を見たか分かっているんだから!
*トーマスのセリフが日本語版だと「ゲイターを見て池に落ちたのは誰だっけ?」と言っているけれど英語版だと「君だってゲイターを見たときびっくりしたじゃないか!」になっている。パーシーのセリフも英語版の方が「君たちは合ってる」というのが入ってて皮肉っぽい気がする。あと日本語版だと「見たのは絶対にモンスターだった」とはっきり言ってるけれど英語版だと「何を見たか分かっている」になっている。
シーン7
Later that morning, the Fat Controller came to the sheds. And he didn't look very happy.
Fat Controller: James! What's this I hear about a truck loaded with scrap being left on the line?!
James: Sorry, sir. I'll see to it right away…
朝になって、トップハム・ハット卿が機関庫にやってきた。そして彼はとても嬉しそうには見えなかった。
トップハム・ハット卿:ジェームス!スクラップの貨車が線路に置いてあると聞いたんだがどういうことなんだ!?
ジェームス:すみません、すぐに見に行きます…
*英「とても嬉しそうには見えなかった」→日「カンカンに怒っているようだ」みたいに否定表現は分かりやすく肯定表現で言い換える傾向にあるのか(?)あと日本語版だと「どうしてスクラップを置きっぱなしにしているんだ?」と理由を聞いているけれど英語版だと「置きっぱなしとはどういうことなんだ!?」と若干言い方が強い気がする。ジェームスの受け答えも日本語版だと「片付けてくる」=自分がやったことは認めている だけど英語版だと「見に行く」=自分がやったとは言っていない 感じのニュアンス。
Percy was more worried than ever. He felt upset that his friends didn't believe him. He'd seen the monster, and he didn't want to see it again especially by himself.
Percy: Gator!
Gator: Hello, Percy. Where are you off to this morning?
Percy: I'm just delivering the mail from last night…but maybe… I should travel with you! I bet you'd know what to do if we see any monsters.
Gator: Any monsters? Oh, you are a funny little engine.
パーシーは今まで以上に不安になっていた。彼は自分の友達が自分の話を信じてくれなかったことに動揺していた。自分が見たモンスターにまた遭遇したくないと思っていた。
パーシー:ゲイター!
ゲイター:やぁ、パーシー。今朝はどこにいくんだい?
パーシー:昨日の夜の分の郵便配達をしているんだ…でもきっと…君と一緒に行った方がいいや!君ならモンスターと遭遇したときにどうすればいいか知ってるだろうから!
ゲイター:モンスターだって?あぁ、君はおもしろい小さな機関車だね。
*upsetを使っているので信じてもらえなくて悲しいというより平静を失っている、混乱している、どうすればいいのか分からない、みたいなニュアンス。ゲイターのセリフも日本語版だと「何の仕事をしているんだい?」だけど英語版だと「どこに行くんだい?」でちょっと変わっている。パーシーのセリフも日本語版だと「ぼくと一緒に走ってくれない?」と尋ねている感じだけど英語版だと「君と一緒に行った方がいいや!」と断言している。それと英語版の方が「君なら怪物と遭遇したときにどうすればいいか知ってるだろうから!」というようになぜゲイターと一緒にいると平気だと思えるのかがより詳しく説明されている。それに対するゲイターの受け答えも英語版だと「おもしろい」だけではなくて「little engine(小さな機関車)」とも言っている。littleはsmallと違って「年齢が幼い」や「かわいくて小さい」みたいなニュアンスがあるのでそれを踏まえると「君はおもしろくて幼くてかわいらしい子だね」みたいな意味になるのでは…?とおいしくいただいてます(?)
Thomas: Percy!
Annie: Don't worry, Thomas.
Clarabel: Give him time. Give him time…
トーマス:パーシー!
アニー:大丈夫よ、トーマス。
クララベル:少し時間をあげて。時間をあげて…。
*「そのうちに機嫌も直る」を英語版だと「彼(パーシー)に時間をあげて」と言っていて若干優しいニュアンスになっている気がする。ここのアニクラちゃんの言い方が優しくてグッとくるんだ…😭
Percy: It's good to have a new friend on the island, Gator. I'm really glad you're not going away.
Gator: But, Percy… I am going away. I've just been useful while I was waiting for my ship…and my ship is coming in tonight!
パーシー:この島で新しい友達をつくることができてよかったよ、ゲイター。君がもうどこか遠くに行かないのは本当に嬉しいんだ。
ゲイター:でも、パーシー…僕はもう行ってしまうんだ。船を待っている間、役に立とうとしていただけだから…それにその船は今夜来るんだ!
*日本語版だと「ずっとここにいてくれるんだよね…?」と疑問形だけど英語版だと「もう遠くに行かないのは本当に嬉しい」でそう思い込んでしまっている感じ。You're not going awayに対してBut I am going awayのamを強調しているのが切ない。
Thomas: JAMES! You played a trick on Percy! You made a monster out of scrap to give him a fright!
James: What if I did? It was only a, a little joke.
Thomas: Not to Percy it wasn't! Percy is your friend! You need to find him and tell him what you did and apologize.
トーマス:ジェームス!!パーシーにイタズラをしたんだろ!パーシーをびっくりさせようとスクラップから怪物をつくったんだろ!
ジェームス:ボクがやったからなんだっていうんだい?ちょっとした冗談じゃないか。
トーマス:パーシーにはそうじゃなかったんだ!パーシーは君の友達だろ!彼を探しに行って、何をやったか話して、それに謝らなきゃ!
*英語版だと「(君にとってはただの冗談だったのかもしれないけれど)パーシーにとっては冗談なんてレベルじゃなかったんだ」というように「パーシーには」という部分が強調されている気がする。
Thomas: Percy! I'm sorry about last night, Percy. I really am.
Percy: Are you, Thomas? Hmph! I thought at least you were my friend!
Thomas: But I am your friend, Percy!
Percy: No, you're not! Friends believe each other. When you told me about the footprints, I believed you. And when I told you about the monster, you should have believed me!
Thomas: But Percy…
Percy: Maybe I should go to a faraway land and make new friends…like Gator! You can stay here on Sodor with the monsters!
トーマス:パーシー!昨日の夜はごめんよ、パーシー。本当に悪かったよ。
パーシー:本当かいトーマス?フン!少なくとも君は友達だと思ってたのに!
トーマス:でも僕は君の友達だよ、パーシー!
パーシー:いや、違うね!友達はお互いに信じ合うものでしょ。君がぼくに足跡の話をしたとき、ぼくは君のことを信じたじゃないか。ぼくが君にモンスターの話をしたときも、君はぼくのことを信じるべきだったんだ!
トーマス:でも、パーシー…
パーシー:きっとどこか遠くにいって新しい友達を作った方がいいんだ…ゲイターみたいにね!君はソドー島に残ってモンスターと一緒にいればいいよ!
*"Are you, Thomas?"と言っているのが「本当に反省してるのかい?」みたいに疑っている感じしてちょっと強めな感じがする。英語版だと「少なくとも」をいれているから、「例え他の機関車は友達じゃないとしても君だけは友達、君だけは信じていたのに」みたいな失望感が強い気がする。あと"I thought you 'were' my friend!"に対してトーマスは"I 'am' your friend!"とamを強調しているのも切ない。あと日本語版だと「君に信じて欲しかった」と言っているけれども英語版だと「君は信じるべきだったんだ」と言っていて日本語版よりも言い方がキツめな感じがする。同様に「新しい友達を作ろうかな…」となんとなく思っている感じのような日本語版よりも「新しい友達を作った方がいいんだ/作るべきなんだ…」と言っている英語版の方が意志が固まっている感じ。
シーン8
Fat Controller: Has anyone seen Percy?! I don't know what's got into that engine! Running backwards through the docks, delivering mail late, driving away when I'm talking to him. Now he hasn't collected his Mail Trucks!!
Thomas: Perhaps I should go and look for him, sir.
Fat Controller: Perhaps, Thomas, you should take the Mail Train for your friend. And if you do see Percy, tell him I would like a word.
トップハム・ハット卿:誰かパーシーを見たか?あの機関車は一体どうしてしまったんだ!港中をバックで走り回ったり、郵便配達を遅刻したり、話している最中にどっか行ってしまったり。それに今度は郵便列車を集めてもいないじゃないか!
トーマス:多分僕が探しに行った方がいいですよね。
トップハム・ハット卿:おそらく、トーマス、郵便列車を友達のために引いていくのがいいだろうな。それともしパーシーを見たら、ちょっと話があると伝えておいてくれ。
*英語版のトップハム・ハット卿はパーシー→あの機関車、君(トーマス)の友達というように代名詞で言っている。日本語版だとトーマスは「探しに行ってきましょうか?」と提案している感じだけど英語版だと「自分が探しにいくべき」みたいに断言している。
Salty: You'll never hold her! She'll pull you overboard!
Porter: Careful, Cranky!
ソルティー:船を引き留めるなんて無理だ!お前さんが海に引っ張られるぞ!
ポーター:気をつけてクランキー!
*英語版だと船をsheで言っているのがおもしろい。理由は①元来、船を操っていたのは男性であり、そのパートナーとしての船を女性にたとえた、②周囲には複数の男たちがつきまとい、常時大騒ぎをしているから、③見栄えをよくするために多量の化粧(ペンキ)を必要とし、時には全身をきらびやかな装飾で飾りたてるから、④下半身を水面下に隠し、上半身をあらわにして、入港するや否や、まっすぐブイ(ボーイ)のもとに駆け込むから、⑤その入手費よりも維持費によって人を破局に導くから、とかなんとか。(今では性差別?問題もあってitを使うことも多くなってきているらしい)
シーン9
Bill: Uhhh now I can even hear what you're dreaming, Ben!
Ben: That wasn't my dream, Bill.
Bill: Must have been Timothy's dream, then.
Bill & Ben: Oh, that Timothy.
ビル:あああ、今度は夢のことも聞こえるんだけど、ベン!
ベン:僕の夢じゃないよ、ビル。
ビル:じゃあティモシーの夢だ。
ビル&ベン:ああ、ティモシーめ。
*日本語では分かりやすく「寝言」といっている。それと英語版ではティモシーはいびきはかいているけど寝言は言っていない。thatは軽蔑の感情を込めて「例の、あの」という風にも使われる。
James: Monster! Oh, monster! Come out, come out wherever you are!
Percy: James, wait! This is not a good idea! It isn't brave not to be careful, James. It's silly.
James: That's just what I'd expect a scaredy engine to say!
Percy: James, wait! Come back! It isn't safe…!
Percy: Thomas was right…
ジェームス:モンスターさーん!やぁモンスターさーん!出てこい、出てこい、いるというならねー!
パーシー:ジェームス、待って!こんなのよくないよ!気をつけないことは勇敢じゃないよ、ジェームス。バカなことだよ!
ジェームス:そんなのはボクの予想どおり、怖がりな機関車が言うことだね!
パーシー:ジェームス!戻ってきて!危ないよ…!
パーシー:トーマスの言ったとおりだ…
*セリフがちょこちょこ変わっている印象。ここでもsillyを言っているけれど日本語版だと「早く戻ろう!?」に言い換えられている。
James: Nobody can say I'm the scaredy engine now! I mean… I don't see any other engines up here, nothing to be frightened of…at all…
There was something poking out of the rocks up ahead…and it looked like...
James: THE MONSTER!!
James: THE MONSTER! THE MONSTER!!
Percy: Th…the monster?!
James: I saw it!
ジェームス:今じゃ誰もボクのことを怖がりな機関車だって言えないね!つまり…全く何も怖がらない機関車はボク以外見たことないって…ことだ…
上の方の岩から何か突き出ているものがあった…そしてそれはまるで…
ジェームス:モンスターだ!!
ジェームス:モンスターだ!モンスターだよ!!
パーシー:も、モンスター!?
ジェームス:見たんだ!
*ジェームスのセリフがちょっと変わっている。あと英語版だと「ああああああああ」と叫んでいることが多いけれど日本語版だと「出た!」や「助けて!」等、文になっていることが多い。
Marion: A fossil!! When something is buried for millions of years, it turns into stone, and that's called a fossil!
Percy: So it is a rock now!
Marion: Ah Yes. A rock formed from the bones of a dinosaur!
Bill & Ben: Ahhhhh!!
マリオン:化石!!何かが何百万年もの埋められた状態でいると、石になって、それは化石って呼ばれるの!
パーシー:じゃあ今では石ってことなんだね!
マリオン:えぇ、そう。恐竜の骨からできた石ってことよ!
ビル&ベン:ああ~~~!!
*日本語の方が化石についてより分かりやすく、詳しく説明してくれている印象。
Marion: Ooh, alas poor dinosaur! Oh, I wonder where the rest of the dinosaur bones are? Oh, my! I've never dug up a dinosaur before!
Percy: Um… Maybe... if you wouldn't mind… you could dig me out first?
Marion: Ooohh. Oops. Sorry, Percy. I wasn't thinking. Of course I should dig YOU out first.
マリオン:ああ、あわれな恐竜よ!あら、残りの恐竜の骨はどこなのかしら?まぁ、なんてこと!私恐竜なんて今まで掘ったことないわ!
パーシー:うん…えっと…もしよかったら…最初にぼくを掘り出してもらってもいいかな…?
マリオン:ああああ、あら、ごめんなさい、パーシー。考えてなかった。もちろんあなたを最初に掘り出してあげるわね。
*alasは悲嘆・後悔・落胆・哀れみ・恐れなどで使う感嘆詞。古い言葉だから日本語でいうと「ああ、悲しきかな」みたいなニュアンスらしい。オペラっぽい?
あとパーシーが日本語だと「そんなことより…ぼくを先に助けてくれるぅ?」とマリオンの話はおいといて…みたいな感じで言っているけれども、英語版だと"if you wouldn't mind..."(差し支えなければ、申し訳ないのですが)と言っていて盛り上がっているところにすごく遠慮しているというか控えめな感じでお願いしている。
そういうところ大スコ。
シーン10
James: I, I owe you an apology. I played a trick on you and made a scrap monster to scare you. I'm so sorry, Percy.
Thomas: And I'm sorry too. I should have listened when you told me about the monster… I should have believed you! I hope we're still friends…
Percy: Of course we are! We all are!
ジェームス:ボ、ボク君に謝らなくちゃいけなくて。君を怖がらせようとスクラップでモンスターをつくってイタズラしたんだ。本当にごめんよ、パーシー。
トーマス:それに僕もごめんよ。君がモンスターの話をしたとき、ちゃんと聞くべきだった…君を信じるべきだった!まだ友達でいれたらいいんだけど…
パーシー:当たり前じゃないか!みんな友達だよ!
*日本語版だとトーマスのセリフが「これからも友達でいてくれる?」というように頼んでいる感じだけど英語版だと「まだ友達でいれたらいいんだけど…」と一人でつぶやいている感じ。
Thomas: Turns out the footprints were made by a dinosaur too. They left their shape in the rock, just like the fossil bones!
Percy: So…the monster was really a dinosaur a long, long time ago!
Thomas: See for yourself!
Percy: Wow!
トーマス:分かったことは、足跡も恐竜からできたってことさ。石の中に形を残したんだよ。化石の骨みたいにね!
パーシー:じゃあ…モンスターは本当は恐竜だったってことだね!ずっとずっと昔の!
トーマス:自分の目で確かめてみなよ!
パーシー:わあ!
*トーマスのセリフ「ほら、あれを見て!」が英語版だと「自分の目で確かめてみなよ!」となっていて若干強め?
Fat Controller: Ladies and gentlemen, engines and coaches, it is with great pleasure that I come here today...
Emily: Thomas! Percy! Gator is leaving!
Percy: What? I thought he'd already gone!
Thomas: Well, no. His ship got delayed... again. There was a bit of a…“hold-up”.
Percy: What kind of a hold-up?
Thomas: …I'll tell you later.
トップハム・ハット卿:お集まりいただいたみなさん、そして機関車と客車のみんな。私は本日ここに来ることができて大変嬉しく思っております…
エミリー:トーマス!パーシー!ゲイターが行っちゃうみたい!
パーシー:なんだって?もうとっくにいなくなってたと思ってたけど!
トーマス:えっと、行ってなかったんだ。船がまた…遅れて。ちょっとした「妨害」があってね…
パーシー:妨害ってどんな?
トーマス:…後で話すよ。
*日本語版の方が集まってもらった理由をはっきり言っている。また、ゲイターが行ってしまうという話を聞いて、日本語版だと「まだソドー島にいたの!?」と驚きが強い感じだけど英語版だと「もうとっくにいなくなってたと思ってたけど!」という感じでもうちょっと明るい感じ。トーマスが船が遅れたことをhold-up(停止、延期、妨害)と表現しているところから自分の勘違いで船を止めてしまったことを少し申し訳ないとも思っている(?)
Percy: Gator! Gator!!
Gator: Oh, Percy! I didn't think you were going to make it.
Percy: Neither did I. But...I wanted to say goodbye... and to thank you.
Gator: Thank me... For what?
Percy: For being such a good friend. And for helping me learn that I could be brave.
パーシー:ゲイター!ゲイター!!
ゲイター:あぁ、パーシー!まさか間に合うとは思わなかったよ。
パーシー:ぼくも思わなかった。でも…さよならを言いたかったんだ…それからお礼も。
ゲイター:お礼…なんのことだい?
パーシー:こんなにもいい友達でいてくれたことだよ。それに君のおかげでぼくだって勇敢になれるって知ることができたんだ。
*日本語だと「もう会えないと思っていた」と言っているけれど英語版だと「まさか間に合うとは思わなかった」と言っていて、ひょっとしたらゲイターはパーシーが最後に来てくれることに期待していたのかもしれない。また、同じようにパーシーも英語版だとそれに共感して「ぼくも間に合うとは思わなかった」と言っていて、パーシーは間に合わないと思ったうえで走ってきたのかもしれない😭お礼という言葉を聞いてゲイターは日本語版だと「どうして?」と理由を尋ねているけれども、英語版だと「なんのこと?」というようにちょっととぼけているというか無意識な感じがゲイターの優しい人柄が出ている感じがする。また、それに対するパーシーの受け答えも、英語版だと「such a good friend(こんなにもいい友達)でいてくれたこと」と日本語の「友達になってくれた」よりも大分感情がこもっている。また日本語だと「勇敢になれるということを教えてくれた」と言っているけれども、英語版だとhelp me learn that I could be brave(勇敢になれるということを学ぶのを手伝ってくれた)というように言っていて、パーシーにとって心の支えになっていたようなニュアンス。
Gator: You helped me too, Percy! Having seen how brave you've been, well, I think I'm ready for the highest of high bridges now! But I'll miss you…
Percy: I'll miss you too! Have a safe journey…
Gator: I will! Goodbye, Percy!
Percy: Goodbye, Gator!
ゲイター:君だって僕を助けてくれたんだよ、パーシー!君の勇敢な姿を見て、えっと、僕はもう高い橋の頂点だって覚悟ができてると思うんだ!でもさみしくなるね…
パーシー:ぼくもさみしいよ!気をつけて帰ってね…
ゲイター:そうするよ!さようなら、パーシー!
パーシー:さよなら、ゲイター!
*さっきの(You) helped meで言ったパーシーに対してゲイターもYou helped meで返しているのが二人の関係は対等だったという感じがして心にくる。日本語版だと「高い橋はもう怖くはないんだ!」と断言している感じだけど、英語版だと「高い橋でも覚悟はできていると思う!」というようにちょっと確信度というか自信は低めなニュアンス。"I'll miss you(君が恋しくなる)"を「さよならは辛いけど」と訳したのは正直めっちゃかっこいい…!と思う。あとhave a safe journey(気をつけて帰って)を日本語版だと「元気でいてね」と言いかえていて、それに対して「ありがとう」と答えているゲイターもいい。
Percy: I guess you have to be brave to say goodbye to someone too.
James: That sounds very wise, Percy. Did Gator tell you that?
Percy: No, I thought of it all by myself.
Thomas: Then I guess you must be wise now too, Percy. As well as brave!
James: VERY brave! I was amazed by what you did at the Clay Pits.
パーシー:誰かとお別れするときも勇気を出さなくちゃいけないんだね。
ジェームス:すごく賢そうな響きじゃないか、パーシー。ゲイターがそう言ってたのかい?
パーシー:いや、自分で考えたんだ。
トーマス:それなら君は賢いってことだね、パーシー。勇敢なだけじゃなくて。
ジェームス:すっごい勇敢だよ!クレイ・ピッツでの君の行動は本当にびっくりしたよ。
*ジェームスのセリフがちょっとだけ変わっている。ここでタイトルの「勇者」を出してきたのはいいと思う。また、amaze(仰天する、surpriseよりも強い驚きを表し、とても信じられない気持ちを含む)を使っているのが本当に驚いたという気持ちを表していてよりパーシーの行動がすごいものだったのかが分かって泣く!!😭
挿入歌
モンスターのうた(Monsters Everywhere)
What’s that just around the corner?
Something in the rocks and trees
Slowly, slowly getting closer
Makes you want to puff and wheeze
Monsters Everywhere, hiding in the trees
Just behind the rocks, blowing in the breeze
Monsters Everywhere, doing as they please
They try to scare you
Is your boiler getting colder?
As you slowly puff around
Must be brave, you must be bolder
It’s no more than silly sounds
Monsters Everywhere, hiding in the trees
Just behind the rocks, blowing in the breeze
Monsters Everywhere, doing as they please
They try to scare you
Look out! Look out!
They’re all about!
Where?
Look out! Look out!
They’re all about!
Where?
Look out! Look out!
They’re all about!
Where?
Oh, that's not so scary.
あの隅にいるのはなんだ?
岩や木になにかいる
ゆっくりゆっくり近づいてみる
君に息を切らしてゼーゼー言わせようとするんだ
怪物があちこちにいる 木に隠れて
岩の後ろやそよ風に吹かれて
怪物があちこちにいる 喜ぶことをしながら
怖がらせようとするんだ
ボイラー冷えてきたかな?
ゆっくり進んでいるとき
勇気を持って勇敢にならなくちゃ
あれはただの馬鹿げた音にすぎないよ
怪物があちこちにいる 木に隠れて
岩の後ろやそよ風に吹かれて
怪物があちこちにいる 喜ぶことをしながら
怖がらせようとするんだ
危ない!危ない!
あちこちにいるぞ!
どこに?
危ない!危ない!
あちこちにいるぞ!
どこに?
危ない!危ない!
あちこちにいるぞ!
どこに?
あれ、そんなに怖くないや
勇気をくれるともだち(Our Tale of the Brave)
When I’m with you, we rock and we roll
You make me happy; you make me bold
Nothing is hard ‘cos I’m feeling safe
This is our song, Our Tale of the Brave
Goods friends will stay right by your side
Tell you the truth and I’ll tell you a lie
Talk with you, play with you, always be fair
Just be someone who cares
When I’m with you, we rock and we roll
You make me happy; you make me bold
Nothing is hard ‘cos I’m feeling safe
This is our song, Our Tale of the Brave
(I can do anything when you are here
Walk through the darkness and feel no fear
Buffer to buffer and wheel by wheel
Best of friends, that's how I feel
When I’m with you, we rock and we roll
You make me happy; you make me bold
Nothing is hard ‘cos I’m feeling safe
This is our song, Our Tale of the Brave
When I’m with you, we rock and we roll
You make me happy; you make me bold
Nothing is hard ‘cos I’m feeling safe
This is our song, our Tale of the Brave
This is our song, Our Tale of the Brave)
君と一緒にいれば最高で走れるんだ
僕を幸せにしてくれる;勇気を与えてくれる
何も難しいことなんてない だって安心感があるから
これは僕達の勇者の物語の歌
素敵な友達は君のすぐそばにいる
本当のことを話したり嘘をいったり
君と話したり君と遊んだりいつも対等で
いつも気にかけてくれる存在
君と一緒にいれば最高で走れるんだ
僕を幸せにしてくれる;勇気を与えてくれる
何も難しいことなんてない だって安心感があるから
これは僕達の勇者の物語の歌
(君がここにいればなんだってできる
暗闇の中だって怖がらずに歩ける
バッファーとバッファー、車輪から車輪
これが友達のよさだって感じるんだ
君と一緒にいれば最高で走れるんだ
僕を幸せにしてくれる;勇気を与えてくれる
何も難しいことなんてない だって安心感があるから
これは僕達の勇者の物語の歌
君と一緒にいれば最高で走れるんだ
僕を幸せにしてくれる;勇気を与えてくれる
何も難しいことなんてない だって安心感があるから
これは僕達の勇者の物語の歌
これは僕達の勇者の物語の歌)
*確信度は低いけれどBuffer to bufferはhand to hand(接近して)、wheel by wheelはfoot by foot(一歩ずつ)をもじったものなのだろうか?
結論
英語版と日本語版比べると意外と違うところがあっておもしろいね!!
そして怪物はすごいよ最高だ神映画だ!!!!!!!
みるか(@ThoPerEd)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?