クリティカルシンキング①基礎
ビジネスや日常の会話でも大切とされる、クリティカルシンキングとは何なのか、基礎の部分をお伝えします。
クリティカルシンキングとは、問題に対して、すぐに答えを出すのではなく、一度立ち止まって考えて、物事の本質を理解することです。
言い換えると、物事を適切な方法で適切なレベルまで考えることです。
▪️例
主張
会社で新人社員がすぐ辞めてしまい、若手が育たない。今の若者はすぐに辞めてしまうから、採用を強化し、すぐ辞める人かどうか見極めるべきだ。
仮説
①今時の若者は離職率が高い
②すぐ辞めるので育てても無駄だと思っている
③すぐ辞めそうな人は採用時に見極められるだろう
疑問
▪️すぐ辞めるというのは、どのくらいの期間で、どのような理由で辞めているか調査したか。今時の若者の離職率と一致しているか。
▪️辞めるから育たないのか、育てないから辞めるのか。
▪️若手社員の育成の研修などは整えっているのか。人員は不足してないか
▪️そもそも辞めそうな人を採用時に見極められるのか。
このように問題に対して、常に疑問を持つことが大切になります。
物事をすぐに判断するのではなく、本質は何なのか検証する事は、ビジネスやコミュニケーションの場面でも大切なことですね。
この例は、よくありますね笑
特に、ブラックと言われるような企業だと、研修や会社に問題がないか疑問を持たずに、人を採用すれば良いと考えており、人が育たない。。
そして、同じような人ばかり採用する笑
人が育たないので、会社も成長していかない。
若手が活躍中!などアピールしている会社は、離職率が高い可能性があるので注意ですね。
クリティカルシンキングの効果は
▪️新たな発想ができる
▪️相手の言いたいことや、その前提を理解できる
▪️機会や脅威に気づく
▪️説得や交渉、コーチングがうまくいく
3つの姿勢
①問題は何かを常に意識する
②自他の思考にクセがあることを前提に考える
③問い続ける
クリティカルシンキングは、ビジネスの場面はもちろん、日常のコミュニケーションでも、相手の言いたいことを理解する為に必要なスキルですね。
私も、仕事や日常会話において、問題は何か理解し、自分の思考のクセを理解し、結論に達しても思考を止めずに考え続けることを行っていきたいと思います。
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