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読メモ:ビジネスの限界はアートで超えろ!(増村岳史)−1

誰もが知っている4人(中尾彬・松任谷由実・村上龍・京本政樹)の特徴は芸大出身もしくは中退した歴がある。

作者いわく、絵を描くイコール
*感性や感覚を司る右脳
*論理を司る左脳
これを統合した・調和の取れた能力が必要になる。

小中学校の美術教育「あるがまま、思うがまま描け」は調和しない書き方である可能性がある。

最近はMBAも人気がなくなってきており、定員割れも目立つとのこと。

むしろMFA(美術学修士・知らんかった)が注目されている。

不景気になってもモノだけは溢れ続ける世の中で、魅力的な商品を生み出せるか、購買意欲を刺激できるかは、デザイン性・アート性が鍵となる。
→ 医療の現場に”そのまま”当てはめるのは避けたほうがいいかもしれない。でもロジックだけでは限界があり、医療者の”アート性”は益々求められる気がする。かつて、一時一緒にお仕事をする機会もあった、山中克郎先生の書籍のあとがきを引用する。

山中 克郎. 医療探偵「総合診療医」~原因不明の症状を読み解く~ (光文社新書) (Kindle の位置No.2233-2237). 光文社. 

医療におけるサイエンスとは、内科医なら病気を的確に診断し治療する知識、外科医なら短時間で華麗に手術を行う技術でしょう。しかし、医学はサイエンスだけでは十分でありません。患者さんを思いやるアートも大切です。小さい子どもを持つ母親が病気の子どもの手を握り「 お母さんが朝まで こうしているから安心して眠ってね」 という、この思いやりこそアートです。サイエンスとアートを兼ね備えた実力ある若手医師をたくさん育てたい と思います。

ややテーマは異なるがこのあとがきを見た時、自分が最終的に目指したいのはここなのだな、と思った。



本文)複雑で変化がとても激しく、不確実性が高い今日のビジネス環境において、従来の知識や倫理的思考・分析のみに頼った発想や思考では限界があります。ビジネスにおいても全体を直感的に捉えることのできる感性や、課題を独自の視点で発見し、創造的に解決する力の重要性が日増しに高まってきています。

医療と対比してみると
・複雑で変化がとても激しく・不確実性高い → 当てはまる。
・従来の〜限界がある → どちらかというと検査中心の医療に限界があるのであり、全体像を俯瞰的にみたうえでのProblem listの列挙と優先順位付け、必要な検査、治療を各々の患者さんの価値観、生活の質等を鑑みて最適な方法を模索していく能力が今まで以上に求められているんじゃないか、という気がする。

そういう意味では必ずしも”創造的”だったり”Only one”じゃなくてもいい、というのは相違点かな。

目次をみて読んでみたいのは…ここらへんかなぁ

・ビジネスとアート その繋がりの具体例
  ゼロからイチを生み出すアート(直感)の種まき
・第2章 アートの位置づけ主な役割
・第6章 アートシンキング
・第7章 実践!デッサンで思考をアップデート


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