BSDアクティングスクール5期 20230702
受講料さえなかったのに、本当に不思議なご縁とタイミングと応援が重なって、BSDアクティングスクール5期を受けられることになった。
しかし、いざ行くことになったらものすごく怖くて、気が重くて体も重くて不安で😭😭、受講料をお支払い完了した途端、思いっきり体調とメンタルを崩して、めまいや吐き気やが止まらなくなり、立っていることすらしんどくなって、楽しみにしていた川島座のchibi先生のボイトレや夏越の大祓の茅の輪くぐり等のイベントも、全部取り止めざるを得なかった。前日の仕事も休んだ。
当日はやっとの思いで会場に着き、(自分で行きたいと決めて参加したくせに)なんでこんな大変な思いをしてそれなりにお金までかけて、私はここに参加しているんだろうとぼんやり思っていた。
最初のわかちゃんのワークからフルスロットルで、私は見ていただけなのに、終ったときにはぐったりと放心状態。凄かった。そしてとても美しかった。
その後のペアワークもみんな凄かった。演劇経験や才能はそれぞれだけど、ひとりひとりの人生の煌めきが見える。人間ってすごい。
みんなあんなに叫んでるのに、そして私は前述した通り数日前から寝てばかりいて充分睡眠取って臨んでるのに、鑑賞中、何度も意識が飛び、眠ってしまった。
それほど、自分の意識を超える程のすごいことが起きていたんだなと思う。
(そりゃ、今までの人生でいちばん辛いことなんて、自分で決めてきた魂のデザインの中のメインディッシュに決まってるもの。生半可な訳がないよね。)
そして、私の番。
本当はさっさと終わらせて楽になりたかったけど、なぜかいちばん最後になってしまった私とYちゃん(笑)。
私は、演劇経験がなく、(武藤さんと川島さんの1dayワークショップに参加した程度)、台本読んでも棒だし、とにかく思いっきりやったれと思って、勢いだけで臨んだ(笑)。
だから正直、自分が何を言って何をしたのか全然分かっていないのだけど(笑)...きっと未熟で稚拙で粗削りだったろうがそれでもエネルギーだけは爆発させられたのだろう、意外にもしーちゃんを筆頭に、何人もの方に面白かった(おかしかった)とお声をかけていただき、自分では何も狙っていないので、ありがたいような、だけどちょっと釈然としないような、複雑な気持ちだった(笑)。
しーちゃんからは、「みるほは、こんなにユニークでエネルギッシュな人なのにそこを隠して偽って生きていたら、本当の自分を殺してしまう。だから本当にこのクラスに参加してよかったですね」というようなコメントをいただいた記憶で、やりきった感じ。
思った以上に頭も心も身体も疲れ果て、本当は仙台から来てくれたわかちゃんがゴハン食べるということだったのでぜひご一緒したかったけど、頭と身体がついてこずに断念😭😭
名入りタオルの忘れ物はするし、何度も電車を乗り間違えて、1時間ちょいで帰れる筈が3時間かかってやっと最寄り駅に着き、ほうほうのテイでなんとか家に辿り着く始末。
とりあえず、このクラスが終わったときには、バチッと軸を立てて、しーちゃんが、(そして川島さんと武藤さんが)、私と一緒にクリエイトしたい、一緒に舞台に立ちたい、一緒に遊びたいと思ってくれるような表現者になっていることを意図して、濃厚な第一回は終わる。
そして、ここからは後日談。
翌日は筋肉痛で、睡眠不足だったけど、何とか頑張って仕事に行った。
感想をアップするために色々逡巡していたら、
私はインプロのペアワークについて、しーちゃんに褒められた気がしてたけど、
(面白くて、ユニークで、エネルギッシュで、パワフルだったと言われた記憶)
でも、よく考えてみたらその4ワードって、実は本当は誰でもそうというものばかりで、褒められたというよりは寧ろ、普段の自身の在り方についてお叱りを受けていただけでは?と思い当たる(笑)。
そしてひとつ疑問が出てきた。
しーちゃんは私に、「みるほは、(日常では周囲に合わせて自分を隠しすぎると言う意味で)よっぽど嘘をついてる」というようなことを言ってくれたのだけど、
実は、私は自分が嘘をついているという自覚は薄かった(笑)。
いや、確かに、集団生活してみると自分は相当異分子だと気付いたのは幼稚園の時で、普通に生きてるつもりなのにやたら悪目立ちするので、子どもの私は周囲に溶け込めるようにと願い、その後何年も何十年もかけて、必死で自分の個性を隠して周囲に合わせようと努力をしてきたことは本当だ。
そして、そういう自分の変人性は知っているのに、そこにちゃんと許可が出せていないことも確かにその通り。そこは問題だと思っている。(しーちゃんに最初にご指摘を受けた時、そう思った。)
でも、平和主義で周囲と仲良くしたいと願う私も本当だし、だいぶ努力はしたけど結局自身の個性や変人性をうまく隠しきれてはこなかったと思うし(笑)、
一見大人しそうに見える人が烈しい性格なんてことは本当によくあること(そして面白いこと)なので、
大人になった今では、みんな色々な立場があり色々な自分がいる中で、その時に必要な自分を出して使う(=不要なものは使わない)のが一般的であり、
そもそも個性なんてもんは、特に声高に叫ばなくても、何かのきっかけで勝手に滲み出てしまうものだから、
もし、私の個性が伝わらないのだとしたら、それは単に関わりが薄いか、相手が私に興味がないか、その方に見る目がないかのいずれかだろう(=私のせいではない)と思っていたのだ。
だから、「私は今の私のままで、充分私らしい」し、「外に顕れにくい、秘めた性質があるのは面白いこと」であるから、今、このままでも別に自分に嘘はついてないし、大きな問題もないと思っていたことに気付く。
(私の思考は、私にとって、いつもなかなか手強い。)
だけどしーちゃんは、今の私は、私を殺していっていると言う。
そのせいで失ってきたものは何だろう。
そして、今取り戻さなければいけないものは何だろう。
ここからまたじっくり考えていくことになりそうだ。