天の声

ショックな報が。久しぶりにこちらへ。

夕方のニュースを聞きながら、部屋で堕落している最中、訃報が入り飛び起きて振り返った。

有名な音楽プロデューサー氏が亡くなられた。

身バレの体裁より大事な事大事な気持ちなので記しておく事にします。

私がご縁があってお会いした時は、すでに現場よりさらに上にいらっしゃる方で、お目にかかったのもお話出来たのも、私が所属していた事務所も系列が違いましたから、この1度きりでした。

私が関東ローカル深夜番組に出ていた頃、撮りたてのMVとPVをループで再生しながら、マネージャーとプロジェクトリーダーが紹介して下さり、ご挨拶。MVは最後までPVは途中まで観て「良く出来ていているね、〇〇さんの所は(若い子)久しぶりだから期待されているね」と言って、少し離れた所へ向かわれました。

私に直接ではなく、PMに『この子は飾って踊ってより、歌か演技どちらか。それか話せる番組に出した方が良い。芸名は漢字変えた方が良い』と、当時で言うバラドル的な方面を勧めてきた。

要は、”今やろうとしているジャンルに席はないぞ”と。

あの日、自分はショックを受けたかと言うと実はそうでもなく、デスヨネワタシモオモッテマシタ。と、力強い味方が出来た気にもなってた。

自分のやりたい事からどんどん逸れて、言われるがままの商品として放り出され、受けるオーディションで場違い感に縮こまり、もたざる同業に妬まれ、昔からの友だちからは壁を作られて、、。

そんな現状を空気で見透かして出た、そのまんまの言葉だと思う。あの方の生涯には、有名になったキラキラした原石達の陰で、私のように引導を渡された人は、この世に何百何千と居るのだろう。

もしかしたら、世代的にも、みんな似た話をSNSに投稿したりしてるかもしれない。

今一般人になってる私が言うのも何ですが、、この方は、やっぱり見抜く力がすごい方だったと思います。宝石の原石がもつ才能も石ころ達の中途半端も。

ここまで書いて、終わりにこれは一部フィクションです、と逃げをつくっておきます。

ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

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