時効オヤジの事一周忌

私の誕生日は父親と同じ誕生日が出産予定日だったという。実際は4日遅れでしたが。それはたぶん先に生まれてる兄貴らの存在を不穏に感じたのか、世の中に躊躇したのか、不安があっただろう。幼少期は両親に三男坊として愛されたと母からきく。裏付けに物心ついた時に昔の写真をよくみた。まさに今自分のごどもたちを世話してるとものすごーくわかる。客観的にも生物学的にも生き物は幼い頃はかわいいものなのだ。しかしその極楽浄土もやがて終わり思春期に差し掛かると親も兄弟もがらり態度が変わってくる。三男という位置は最悪に立場が弱い。

一周忌、相変わらず母親は認知が進んで、兄弟とはほぼ会話はない。寺ではひたすら孤独であった。オヤジはもっと孤独だったのだろう。この墓で永遠と。

オヤジ→長男
オヤジ+長男→次男
オヤジ+長男+次男→三男

これはストレスとばっちり表であり、そのチカラ関係を表している。
とばっちり量をより多くから受けた影響は個人差(例えば次男はケンカ強なので極めて少ない)があり、逆に弱者は最悪そのリミッターを超えた時が人格破壊となる。私は徐々に暴力に支配されて、暴力や理不尽さにいつしか慣れさせられていくのである。

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