キャラクターを動かすまえに行うこと-キャラクターデザイン定義書-
※今回は9割の文章を公開し、購入者向けには一部文章と定義書の白紙png(個人利用以外の商用利用禁止)を付けております。
猫の手も借りてる地域デザインのメモ帳では質問を募集しています。
こがにゃんこ・ご当地キャラクターの運用で知りたいこと、気になることがありましたら以下にご連絡ください。
→koganyanko@kodachi369.net
※全ての質問に答えられるわけではないのでご了承ください。
ひょんなことから、とあるキャラクターのアドバイザーを行うことになりました。
それに伴って、私がキャラクター制作・運用をまえにやっていることを文章化しているのですが…何気なくやっていることなので恥ずかしいですね。
私がキャラクターを作る時は「こんなキャラがいればいいのにー!」なんて主観的な感情がありつつも以下のようなことを考えています。
■解決したい課題
■デザインで注意すること
■キャラクターデザインと大まかな設定
こがにゃんこの場合は以下のようになります。
■解決したい課題
地元の歴史普及。古河の歴史がもっと人気にメジャーになーれ!(市内外)
■デザインで注意すること
グッズ化しやすいデザイン。
キャラクター素材配布の予定を考慮して、デザインしやすいキャラクターデザイン。
■キャラクターデザインと大まかな設定
鷹見泉石、土井利位を元にデザイン。この時点でラフと性格などの大まかな設定を行います。
今回はSNS時代ということもあり、SNS運用を前提としていました。
そのような点からキャラクターがぶれないようにするために以下のようなキャラクターデザイン定義を考えています。
今回は可視化するためにこがにゃんこ・たかみにゃん石のデザイン定義書を作ってみました。
特に古河市民にフリーで素材を配布するため、SNSなどでキャラクターのブレを出しては混乱をきたします。
そのための方針のようなものです。
一部の項目をピックアップして説明します。
キャラクターのミッション
何のためのキャラクターなのか明らかにすることで戦略が決まってきます。
ミッションがぶれることは行いません。
こがにゃんこの場合は「古河のファンを増やす」これは市内外問わずです。
ファンを増やすためにキャラクターを使って施策…歴史っぽくいうと計略を張り巡らせるのです。
キャラクターのキャッチコピー
キャラクターのデザインや方針がぶれないようにするためにキャラクターにキャッチコピーをつけます。
これはキャラクターの施策方針ではなく、キャラクター制作のための方針です。
詰め込みすぎると何のキャラクターかわからなくなってしまうので、できる限りシンプルにしています。(詰め込み系キャラの場合は別ですよ!)
この辺はこがにゃんこ作者の「歴史をテーマにしたキャラクターの作り方」でも書いてたりします。
http://www.slideshare.net/mirockodachi/ss-48325487
キャラクター視点のプロフィール
SNSをキャラクターが行う場合、キャラクター目線でプロフィールを書く場面もありますので練習をかねてキャラクター視点で自分の性格分析をします。
こがにゃんこSNSの場合は運営視点で書いているのでこの文章は使っていません。
絶対に行わないこと
実はこれが大事だと思っています。
何かを運営する時に絶対に行わないことを決め、掲げ、ブレーキをかけるようにします。
こがにゃんこの場合は歴史をテーマにしているので、中には衝突した地域も存在をしています。
こがにゃんこは現代にきたらみんな仲良しなので、衝突した地域の悪評は絶対に書きません。
私自身の方針でもあるのですが、歴史は角度を変えたら解釈が変わる。こがにゃんこは勧善懲悪の物語ではないので、敵は存在していません。
その他特筆すべきこと
にゃん石の場合は昔の記憶があやふやになっていたり、鷹見泉石が交流した地域にはどんどん絡みに行ったり。
そして合理主義なので、基本的には栄養価が高いものが好きなどの設定があります。
SNS含め、コンテンツを発信する時は用意していない発言やコンテンツを制作する場合が往々にしてあります。
そういった場合はこのキャラクターデザイン定義書に則って作っていきます。
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