見出し画像

Xより再掲:魔人任務4章1幕と2幕でのリネとタルタリヤに対する旅人の態度の違い

※これはVer4.0、フォンテーヌ魔人任務4章2幕までが終わった時点の2023/08/17にあげたふせったーの再掲です。
 追記・修正した部分は追記と明記しています。それ以外は全て上記の時点で得られる情報のみで構成されており、現在の情報等と齟齬があります。あらかじめご了承ください。

 当時のタイトルは以下の通りです。追記の前置き終わり※

旅人のリネとタルタリヤへの態度の違いは、旅人が『嘘をつかれること』と『他者を利用する人』を嫌っていることと、璃月事件での黒幕が鍾離先生だと理解していることが関係しているのではないだろうか。以下旅人とタルタリヤの変な絆を超長文で

 個人の感想なので、そこまで重く受け止めないでほしい。モヤモヤしている人が自分の考えをまとめる時の一助になることもあるかもね~くらいの軽さである。
 あとメインストーリーは全てやったが、リネの伝説任務はやっていない。そこに答えが書いてあったらその一とか飛ばしてくれてもいい。
 単純に長いのも気をつけてほしい。

 メインは何故タルタリヤに対し旅人とパイモンはフランクに接しているのか、である。

今回大きく分けて三つのことを語る。

一、旅人が嫌っていること
二、魔神任務第1章璃月編でのこと
三、Ver.2.2とそれ以降での旅人とタルタリヤのこと


一、旅人が嫌っていること


 旅人は概ね善良でお人よしである。だからこそ行く先々で人助けをしている(冒険者として身を立てているからという身も蓋もない理由もある)。
 明らかにその国の人間がどうにかしなければいけないことまで引き受けているのは、知ってしまったからには放っておけないからだとは思うが。

 そんな基本的にはお人よしな旅人が不快感を露わにする時は、非道な悪事やそれに巻き込まれた力無き一般人を目にした時が多い。
 そしてそれ以外では、『嘘をつかれること』『何も知らぬ誰か(自他関係なく)を自分のために利用する人』に怒りを覚えている印象が強い。
 依頼人につまらない嘘をつかれては怒っている場面はよく見られる。誰だって怒るだろうけど。

 明らかな嘘に対し、事情があると鑑みて自分から乗ることからして、恐らく嘘というよりは情報の後出しを嫌っている。計画の立て直し等が必要になるからという現実的な話もあるが、リネの場合はシンプルだ。怖かったからだ。ファデュイであると明かすのが信用されないのでは、拒絶されるのでは、という恐怖が彼に真実を語らせなかった。

※上記の一節は途中で切れており、別の一文が入っている。本当はこうする予定だった。
『明らかな嘘に対し、事情があると鑑みて自分から乗ることからして、恐らく嘘というよりは情報の後出しを嫌っている。計画の立て直し等が必要になるからという現実的な話もあるが、単純に嫌な気分になるだろう。
 旅人に嘘をついたりや情報の秘匿をする人々には様々な理由がある。そこにあるのは悪意ばかりではないが、悪意があるかどうかは正直どうでもいい。
 重要なのは事情がどうあれ”真実を語らずにいる”ことのみだ。ここに問題が無いのは脅迫されていた場合くらいのもので、見栄だろうと旅人への疑いだろうとノリだろうと”真実を語らずにいる”のは”真実を語らずにいる”以外の何物でもない
 ちなみにリネの場合はシンプルだ。怖かったからだ。ファデュイであると明かすのが信用されないのでは、拒絶されるのでは、という恐怖が彼に真実を語らせなかった。』

と書こうとしていた。ここが繋がっておらず混乱した人も多かっただろう。申し訳ない。追記終わり※

 だがそれは旅人からすれば『相手から信頼されていない』ということでもある

 それを突きつけられて平気な人は少ないだろう。知人や友人ならなおさらだ。
 旅人はお人よしだが、案外普通に傷つく。ただ働きも嫌いだし、親切を拒否られても悲しむ。
 嘘をつく人、ではなく、嘘をつかれることを嫌っている、と書いたのはそういう理由である。

 リネにあそこまで冷たい態度を取ったのは、彼への友情もあって無実を信じ弁護人にまでなったのに大切なことを話してくれなかったから。つまり単純に、裏切られて傷ついたからではないかと考えた。

 ファデュイであることと、嫌っていることを同時に二個三個かまされたのも相まってかなり感情的になっていたように見える。
 今までの旅人は、ファデュイであっても足抜けしようとする人々を稲妻でもスメールでも結局は手伝った。
 反面アランナラ捕獲のため子供を使ったファデュイのことは許さずに、倒したor追い出した。

 ヴィクトルとのモンドやスメールでの漫才も結構気安い。ファデュイであっても積極的に相手を害したり利用したりする者以外には、旅人はそこそこ有情である。
 頭が冷えたらリネにもそうするだろう。というか伝説任務はそれかも。ボイスや壺ではもう仲良しだしね!

二、魔神任務第1章璃月編でのこと


 タルタリヤが許せない!罰が必要だ!って考えている人の多くが、彼の行動のほぼ全てが鍾離と女皇の契約に基づいているものであり、その計画を立てた張本人が鍾離だとわかっていないようだったのでちょっと説明する。
 本人曰く人間と仙人が手を組んだことだけが想定外だったそうなので、オセル復活も璃月襲撃も承知の上なのだ。

 そもそもの話、鍾離はいわゆる親離れさせようとして試練を人間や仙人に与えたかった。その実行役もとい汚れ役を外部委託し、神の心を集めている女皇(窓口淑女)がそれを承り、条件に合致したタルタリヤを送り込んだのがストーリー開始までの流れである。

 つまり各国に喧嘩を売っている集団と手を組み自国に引き込んだのは鍾離だし、勝手に試練を与えていざとなったら自分がどうにかすりゃええかという心持ちでそれまでの様々な被害や軋轢を放置していたのも鍾離である。
 まるで無責任に聞こえるが……無責任ではある(鍾離推しとしてそこは認めないといけない)。信頼ゆえと言えば鍾離の肩を持ち過ぎだろう。この場合の鍾離も様々な相手に嘘をつき続けている状態なのだ。

 あと個人的に、神様だから仕方ないとか、人間に試練とか勝手に与えてくるのはしょうがないし、怒っても意味ないみたいな言論は六千年も人間と生きてきた知的生命体に言うもんじゃないと思う。ある種の見下しで斬り捨てじゃないかな。

 でもちゃんと事情がある。というか、自分の手を汚さずに信仰を保ったまま引退する必要があったからこそ汚れ役を求めたのだ。

 彼の伝説任務でわかるように鍾離は自身の摩耗を恐れている。
 テイワットでは神は信仰により力を得るために、摩耗を防ぎ抗う力を残したまま終わりの時を迎えようとしているのだろう。それは彼の責任感からくることである。
 もしあの全てが自作自演だと知られたら、ファデュイと手を組み(なんなら委託としかいいようがない)タルタリヤを手引きし、オセル復活も襲撃も静観していたと知られたら、人々は今までのように帝君を慕えるだろうか。

 というわけでむしろ神々の計画に忠実に動いたタルタリヤ君はしてないことまで彼のせいにされて不名誉な噂を流され、契約について知らされていない者達からの評判は落ち、神の心はいけ好かない同僚にとられ、岩王帝君とも戦えないままという踏んだり蹴ったりなのだ。

 これが罰でないならなんだろう。

 真相を知る旅人やプレイヤーが禊を要求すべきは鍾離先生とも言えよう。そもそも自分は誰にも必要無い派だけど。
 彼は旅人にも事情を話さず、むしろ都合の良い嘘をついて積極的に利用しており、それに対し旅人は不快感を表している。

 この件は理解を示して今も友好関係を続けているが、鍾離が(たけのこの件とか凄く些細なことでも)はっきり言わずに遠回しに自分の思い通りに動かそうとすると旅人は「そういうとこだぞ」という態度をとっている。

 この通り璃月編の黒幕は鍾離であり、自分とタルタリヤは彼の駒として利用された、と旅人は理解している。ファデュイとしての功罪は別として、だ。

 ただ旅人が理解していてもプレイヤーがそうでないと、どうして旅人は璃月に酷いことした公子なんかとつるんでるの!?となる。

 それ言うと芋づる式に前述の鍾離の計画や、事前に公子のオセル復活を掴んでいた凝光のことも語らなきゃフェアじゃなくなると自分は考えている。輩雇って暴れさせたら雇い主も罪を問われるのが普通だろう。

 実は『凝光は事前に動向を掴んでいた』という情報の意図するところがちょっと自分にはわからない。それって結局止められなかった=凝光の力不足になるし、自分達で倒すため等、他に事情があって止めなかった=兵や民に対して酷くない?ということになるし……。

 群玉閣の兵装を鑑みて、ファデュイに封印を解かせてオセルを倒し七星の権力を各国と仙人に誇示すると同時にファデュイに罪をなすりつけ追い出す算段だった、という説を見かけたこともあるが、凝光がとるには成功率が低そうな策に思える。

 何より鍾離はタルタリヤの働きぶりに大変ご満足であり、それ以降も彼との食事会は続けておりむしろ楽しみにしていると普通に旅人に教えてくれる。それが鍾離・タルタリヤ・旅人の璃月編の答えなのだろうなぁ、と自分は思う。

 全部読んだ上でやっぱりタルタリヤだけが悪いし許せないと感じるなら、それはあなた個人の大切な感想なので気にしなくともよい。
 自分が正しいとは思わないし、上記も下記も思い込みや思い違いが多々あるだろう。あるだろうな~~~~!
 でもどうして許せないのかを言語化できたのなら、フォンテーヌ編での旅人の言動に困惑しなくてすむかもしれない。

三、伝説任務とVer.2.2期間限定イベントでの旅人とタルタリヤのこと


 一方でファデュイであり、そうは言うても実行犯のタルタリヤに対し旅人とパイモンは警戒心を抱いている。当然である。
 ただし、タルタリヤ個人との付き合いが発生してしまってはそこまで邪険には出来ない理由も出てくる。
 家族のことだ。
 旅人が男なら同じ兄として、女なら兄の面影を見て、家族を想い無茶をする彼を無下には出来ない。

 そしてここでタルタリヤが旅人には常に正直に物を話してきたことがかかってくる。

 初対面の時から自分はファデュイで悪い奴で信用しない方がいいとはっきり言っており、(岩王帝君の死は)仕組まれたものだという自分の考えすらべらべら話している。旅人を助けたのも犯人じゃないと思っているから、とフルスロットル
 伝説任務では『まだ幼い弟の夢を守るために嘘をついているという真実』を包み隠さず旅人に告げている。自分の不調すら弟のために隠し通す彼のことを、旅人は同じく家族を想う者同士としてシンパシーを抱いていているようにも見えた。

 嘘をつかれる/真実を語ってもらえないということは信頼されていない事実を突きつけられることである、とその一で語ったが、その法則で行くとタルタリヤは常にこちらへのある種の信頼を隠さず接してくる
 その信頼の元は「旅人が強いから」だとも旅人はわかっている。
 現状タルタリヤは(彼の不思議な思考に基づいてではあるが)きちんとした明確な理由で自分を信頼してきている。旅人はそれを理解しているのだ。

 それ以外の戦闘狂としてのタルタリヤや、ファデュイとしてのタルタリヤとの態度が変化したのはVer.2.2『霧の海と謎の秘境』での期間限定イベント『謎境一騎』が大きく関わっている。

 期間限定イベントで!?!?!?!?

 キャラの掘り下げを!?!?!?!?!?

 いつものことだ。

 簡単に説明すると、旅人は稲妻でクリアしないと出られない謎の秘境に足を踏み入れるが、そこで神の心を持って失踪した散兵を捜索しにきていたタルタリヤと出会った……。というやつだ。原神界隈で〇〇しないと出られない秘境が大盛り上がりしたとかしないとか。

 そこでは最初、パイモンと旅人も公子やファデュイが何かしたのでは、何かしようとしているのでは、と疑っていた。

 だが秘境は稲妻に元々あるもので、異常も秘境由来のものだった。そしてタルタリヤは璃月出身の同行者辛炎を慮りファデュイであることを自分から打ち明けようとしたり(パイモンが止めた)、式大将を彼なりに励ましたり、秘境や戦い、ひいては兵器として造られたモノの在り方について忌憚なき意見をぶつけあったりするうちに、だんだん旅人とパイモンはタルタリヤに「慣れた」
 もうそう言うしかない。あれは「慣れ」である。

 こいつはこういう奴。意味なく他者を害するわけではなく、むしろ積極的に他人を気遣う優しさを持つが、戦いが最優先だし任務は非情に行う。弱き者を巻き込むのは嫌って言うけどやる時はやる。良くも悪くもやりたいことをやるが、やりたくないこともやる。悪事は行うが邪悪ではなく、邪悪に対し憤る気持ちも本物だ。

 旅人とパイモンは多分、タルタリヤがこちらに向けてくる謎の信頼と同じくらいの『こいつはこういう奴』という信頼を抱いてしまったのだ。

 最終的にパイモンは「タルタリヤがダンスが出来る」とかいうキャラストを読めるはずの俺達も知らない情報をいきなり言ってくるほど仲良くなっている。空き時間にだらだら五人でしゃべってないと出てこないタイプの情報だろそれ。

 このイベントをやるかやらないかでタルタリヤの性格の受け止め方が違うだろうし、旅人とパイモンの態度の変化が飲み込めないと思う。
 つまりイベントの復刻が無いのが悪い。皆さんは悪くない。

 あとVer.1.1やVer.2.2の時のWebイベントとかでも彼の素の性格や他者への態度と、それと接する旅人とパイモンの様子が見られた。全てのWebイベントを後からもやらせてくれ。

 忘れちゃいけないのがもう一つ。Ver.3.2の期間限定の写真イベント『旅の写真に閃きを緑葉編』である。
 タルタリヤは偶然森で魔物に襲われた子供を助けた縁で宵宮と知り合い、数日にわたり彼女と一緒に子供達の面倒を見ている。なんでや。なんでだろうね。

 ここで聖人宵宮の「相手が悪いことしてない時は、こちらも相手が悪いことをしていない時の態度を取るべき(超要約)」と恐らく公式なりのタルタリヤ(というか全てのキャラ)へのスタンスを教えてくれている
 当てはまるのは放浪者もそうだろう。
 過去に悪事を働いたことと今悪事を働いていないことは両方考えるべきことなのだ。反省の有無や被害の規模を無視しろと言っているわけではない。

 悪行を善行で帳消しには出来ないが、悪人がなした善行を見て見ぬふりするのは正義の行いではなく、あなたが行う別件の悪行である。
 それぞれ別の箱に入れて、両方を見て逐一考えることが大事だよねという道徳だと自分は感じた。

 長々と語ってしまったが、つまりはリネは付き合いの浅いうちに旅人の心を二度三度裏切ったのであんなに冷たい態度になってしまったのではないか。
 とはいえ自分はリネに無茶苦茶同情して「絶対おっちゃんが助けてやるからな!」くらいの気持ちでいたので旅人の態度にパイモンみたいにおろおろしてしまった。旅人ちょっと怖い時ある……。

 一方でタルタリヤとは彼の内面と言動に触れる機会が多く、その度に旅人とパイモンは彼を理解していったので「お、タルタリヤじゃんおひさ~」「神の目不調かぁ大変だね。預かればいいの?OK」「しばらく監獄か~ま、悪い事もしてたしな。それはそれとして冤罪じゃね?」みたいな唯一無二の態度をとっているのだと考えられる。

 原神は長い間こつこつ続けていた人が無料石でもストーリーでも恩恵を得られるシステムになっている。
 それは強みではあるが、途中から始めたり特定のイベントを逃したりすると、あるキャラクターについて知る機会が永久に奪われてしまう明確な弱みも存在している。

 かつてこういったキャラの深掘りを行う期間限定イベントの復刻もしくは常設を検討している、とインタビューが出たこともあったが続報はない。微力ながら時折アンケートで「この件どうなったんですかね」とつついているが、うんともすんともないのでなんとも言えない。

※追記:期間限定イベントの復刻は予定していない、になりましたなぁ!
 とはいえ後からストーリーを知れる/読めるような何かは予定しているとかいないとか、わりと媒体とスタッフにより発言が統一されていないようにも感じる。
 翻訳の問題もあるし、何かしらの手段は講じてくれていると信じて気長に待ちながらも時折アンケートで圧をかけていく方向のままでいようと思っている。追記終わり※

 万葉くらい手を変え品を変え何度でも説明してもらえるとどこから入っても理解できるが、逆に言うとその好待遇は万葉くらいなので……。いや散兵もわりと説明してもらえている気もする。

 複雑なパーソナリティのキャラクターは、そのキャラを所持してキャラストを見ないとわからないことも多い。HoYoLABやHoYoWikiでも見れるが、そこまでの情熱をメインストーリーで敵対しただけ(に見える)相手に誰もが向けられるわけではない。

 とくにタルタリヤは新規プレイヤーにとって、イベントに気軽に出てくることもないのに長くやっているプレイヤーに人気なのはなんで?と思うことも多いようだ。
 現に出番のある自分の推しを差し置いて各種グッズへの登用、書き下ろしの多さ等が目に付くという人もちらほら見かける。

 タルタリヤはこつこつやっているプレイヤーが恩恵を得られる原神の象徴のような、こつこつやってると愛着のわくキャラクターである。
 彼はイベントに出てなくても会話文や選択肢、道具のテキストや旅人とパイモンのボイス等にちょこちょこ登場するタイプの奴なのだが、彼を知らないと彼絡みのネタだと気づけないことばかりだ。

 見逃せばわけのわからない奴、見つければ「こいつはこういう奴」という謎の信頼が生まれる奴。
 それがタルタリヤである

 この辺りの感覚がわかっていると、まぁ旅人達もそういう奴として相手するよね~くらいの緩さが許されるキャラなのだ。

 裁きの時は今じゃないとは言ったけどこれでもないだろ!!!が最新ストーリーを見た一人のこつこつプレイヤーの感想である。

 長文失礼しました。

 

以下関係無い考察。


 少女連続失踪事件の最初が二十数年前ということは、タルタリヤは生まれていない(各国キャラストやボイスその他の表現を鑑みるに彼は十代の可能性がある)。今回もわざわざ小僧!って呼ばれていたし。

 生まれる前から異国で発生していた事件で有罪判決が出るのは流石にゆしさいていカーディナル(うろ覚え)欠陥品フラグかぁ~?と思ったが、つまりこれってフォンテーヌでは原罪の話をするということでもあるのだろうか。

 ヌっさんのヨブ記の引用に、フォンテーヌ人の原罪に、水で世界が飲まれるというのは大洪水とノアが連想される。最初にであうリネが鳩を出してるのもめっちゃノア。そこら中に船があるのもそう。フォンテーヌにいないはずのペンギンがフィーチャーされているのもそういうことなのかも、と。
 スメールをインド、ペルシャ、エジプトその他の神話から語ったように、ユダヤ、キリスト教的な視点からフォンテーヌという国を描くのではないだろか?と感じたのである。
 じゃあ原罪を肩代わりする神の子が必要ですねという話は元ネタ通り過ぎて面白くないからしたくないが。

 それはそれとしてタルタリヤが有罪だったのは犯人としてではなく、犯行に使われた道具=原始胎海の要素をもっていたために出た判決だろうと睨んでいる。

 ヌっさん曰く今は原始胎海が世界の表面に存在しないとのこと。だが世界の内側や深淵に存在する可能性はあるのでは?
 昔タルタリヤが落ちた場所は、キャラストと謎境一騎での会話から考えると崩壊世界で語られる虚数の樹の根の隙間の可能性が高い。
 そこに量子の海ではなく原始胎海があり、そこを泳いでいた鯨のような深淵の上位存在(ヨブ記で語られるリヴァイアサンは鯨とされることもある)と出会い目覚めさせたことで何かが彼にこびりついたのではないだろうか。

 彼の神の目を手にした時のエピソードは今までぼかされていた。しかし今回のメインストーリーでそれは意図的に語られていないのだと判明した。タルタリヤの不調は予言や原始胎海と密接にかかわっているのかもしれない。

 量子の海=原始胎海だったら……フォンテーヌ人は崩壊しているってこと?さぁ……?
 じゃあスカークはゼーレ顔で女皇はブローニャ顔に富者の魂を賭けるぜ!

 外れると思うので今のうちにチップ全部と富者の魂持って行ってくれ。


追記:読んでくれてありがとう


 やっぱりリネに対しての態度厳しすぎん?
 
当時からタルタリヤへの旅人の対応はあまり気にしておらず、今なお同じような感想だ。

 だがリネに対しては4章5幕まで「冷たくない!?」「そんなに!?」「引っ込みがつかんくなったんか?」と延々をツッコミをいれていた。
 別に謝罪イベが欲しいとまではいかないがもう少し会話が欲しいな~と感じていた。

 だがVer4.6では再びリネたちと組んで困難に立ち向かうようだ。レムリアかカーンルイアかはわからないがともかくテイワットの歴史が知れることも嬉しいが、自分としてはリネと旅人の微妙な関係に一つのアンサーが出てくれることを望む。

 スメールの民としてはセノの伝説任務も楽しみである。俺が草付与するよ。いやティナリとコレイが付与してくれるか。
 アルハイゼン?あいつはむしろセノが雷付与するのを待って攻撃するタイプの男だろ。二人で餅つきみたいに付与を取り合って若干イラッ……ときてほしい。
 カーヴェはアルハイゼンの心の安定のため大人しく後ろで応援していてくれ。そこでミラクルを起こすのがカーヴェではあるのだが。

 何はともあれ去年の八月でも今でも読んでくれてありがとう。

 ところでなんでこのふせったーを書いた当時、富者の魂を賭けたんだろうな……。
 ともかくスカークはゼーレ顔じゃないからチップ全部と富者の魂をどうぞ持って行ってほしいあなたのものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?