「良かったら自己紹介していってね」ー SPOONの話


「19才、大学生です。」

書くことがない。初めてお邪魔する枠で自己紹介をお願いされても、これで終わってしまう。

好きなこと、特技なんかを書けば良いのだろうか。でも趣味を書くにしても、胸を張れるような趣味がない。


「趣味:読書」?

本を読むのは好きだが、周りの「本好き」はもっと凄い。好きな作者がいて、家には本だらけで、有名どころの本はほとんど読んでいて。
私は村上春樹氏の作品を何も読んだことがないし、「カラマーゾフの兄弟」は積ん読している。

強いて挙げるなら...星新一さんや筒井康隆さんのショートショートが好きだな、あと「かもめ食堂」「鴨川食堂」「みをつくし料理帳」「甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺」等の食をテーマにした小説が好きだ。あと「うさぎパン」で知った瀧羽麻子さんの作品たちも大好き。

少し昔の作品だと吉屋信子先生の「花物語」や 田辺聖子先生の訳された「おちくぼ姫」、夏目漱石「夢十夜」も好き。第一夜マジエモない? 谷崎潤一郎「春琴抄」の倒錯した愛も良い。


あと、学校の帰りに本屋にふらっと立ち寄ったり、古本屋で良書を漁ったりするのも好きだ。自分の好みに合う作品や、今の悩みに寄り添うような1冊と出逢えた時の高揚感が好き。人生に迷いがちなので自己啓発本もよく買ってしまう。古本屋では80円なのでつい手が伸びる。


…といったことが、「趣味:読書」と言うだけでは伝わらない。伝えきれない。
一言で言うとしたら「趣味:自分の好みの本を見つけ出して読むこと」だろうか。そりゃみんなそうか。



「趣味:アニメ」?

私が初めて観たアニメは「星空に架かる橋」だ。なんでいきなりエロゲ原作アニメから見始めたんだ?小学生の頃、親に隠れてガラケーのワンセグ機能で観た。のみこさんのOP曲大好きです。

それ以来、中学に上がっても6~8作品/1クールほど観ていたが、中3以降は忙しくなってあまり見なくなってしまった。

リゼロも見てないしSAOも途中までしか見てない。魔法科高校もユーリもおそ松さんもマギも何も見てない。最近はやっているらしい異世界転生系、なんもわからん...(観たらはまると思うけど)。

でも受験生(中3)の時は「GO!プリンセスプリキュア」に救われたし、「ラブライブ!」シリーズを観て輝きたいと思ったし、「のんのんびより」は受験生(高3)の夏に映画を見にいって号泣した。


今はAmazonプライム会員として、気になるアニメをちょこちょこ観る程度である。だからアニメオタクとは名乗れない(と思っている)。

でもアニメは好きだ。

一言で言えば「自分に刺さるアニメをゆる~く観るのが好き」。アニメオタクを名乗れるほど定番アニメや最新アニメを追えているわけではないし、語れるほどの知識もないが、日常を彩ってくれる存在として私はアニメを愛している。


▽ちなみに「女の子がたくさん/百合/ファンタジー/アイドルもの/女児向け/魔法バトル/人間関係を丁寧に描いている/切ない/作画が綺麗」←このあたりが好きです。オススメの作品があれば教えてください。

▽あと最近観て号泣したアニメです。よろしくお願いします。長崎に行って聖地巡礼したい。



「趣味:音楽」?

わたしは幼い頃に少しだけエレクトーンを習っていた。そこで絶対音感が身についたため、音楽の授業でも人前で歌ったりするのが好きだった。

中学生に上がってからは美術部に入ったが、好きだった子が吹奏楽部に入ったと聞いて美術部を1週間で辞め吹奏楽部に入ったガッツが凄すぎる。そこからずっとサックスを高校卒業まで続けた。


だが、私は大学で吹奏楽を続けなかった。僕は音楽を辞めた。(ヨルシカか?)

別に嫌なことがあったわけではない。そりゃ辛いことも沢山あったが楽しかったし、楽器を吹くのが好きだった。が、部活で結果を出せたわけでもないし、団体で音楽をする窮屈さから解放されたいと思ってしまったし――なによりも別の世界が見てみたいと思って、大学では音楽系団体に入らなかった。

「口紅を塗って学校に行きたかった」のである(もちろん口紅を塗りたいというのは、文字通りの意味だけではなく比喩だ そんな理由で辞めてたまるかい)。管楽器をしている人は、吹き口に色が移るため口紅を塗れない。だから音楽を辞めて、メイクをして別の世界に飛び込みたかった。

そして私は別の世界で色んなことを経験した。楽しかった。



でもやっぱり、しんどい時に支えてくれるのは音楽だった。

「演奏する側」から「聴く側」に移行しただけで、私は音楽を辞めきれなかった。

そんな時、配信アプリSPOONで弾き語りをする方を見かけた。「来てくれてありがとう!お礼に一曲歌うね」と言って、生で歌を聴かせてくれる方もいた。

吹奏楽部のように団体で演奏するとなると、全員の予定を調整して、会場を用意して、お客さんを呼び込んで....色々とやるべきことがある。だから「たまたま来てくれた人のために」「好きな時間に」披露できる弾き語りは私にとって新鮮だった。

「演奏する側」から「聴く側」に移るんじゃなくて、「団体での演奏」から「個人での演奏」にシフトするのもアリだな、と思った。

近いうちにギターを買います。




▽ちなみに私の好きなアーティストです

somunia そむにあはいいぞ!そむにあをすこれ!

三月のパンタシア 一耳惚れしてアルバム買いました!三月生まれなのでね!

あとはアニソンやボカロ曲をよく聞きます。あとあとやなぎなぎさんとかsupercellとかパスピエとかShiggy Jr.が好きです。透き通った声がすき そういや女性ボーカルしか聞かないわね...。昭和のアイドル曲や歌謡曲もすきです!


「自己紹介できそう?」

...うーん、他にも映画とかメイクとかレタリングとか絵とかヒトカラとかカフェ巡りとかダンスとか写真とか料理とか旅行とか接客とか(?)ライブとかアイドルとか色々あるな.....。どれも「広く浅く」なので、特筆できるようなものがない。やっぱり自己紹介をするのは難しそうだ。

1年後くらいには「趣味:ギターで弾き語り」と言えるようになりたいな。

P.S. これは、まず弾けるようになりたい曲。基本は繰り返しなので、頑張ればできそう。ついでにこれを聴いてそむにあをすこれ。(*原曲はSmall Circle of Friends)