「書く」

社会人を10年やってきて、振り返ると「これは大事だったなぁ」と思うことがたくさんある。

その中でも特に思うのは、「書く」ことの大事さ、効能だ。

これは別に物理的に紙に書くことだけを指してるわけではなく、PCやスマホでメモアプリに打ち込むとかも含む。そういえばnoteを書くこともそれだ。

なぜ「書く」ことが大事だと思うかというと、自分の頭の中がクリアになるからだ。

人間の脳みそはそんなによくできていないので、頭の中だけで色々なことを考えたり、結論を導き出そうとしたり、覚えようとしても、大抵うまくいかない。しかも、うまくいってないということさえ、うまく認識できないことも多い。

こういうことは、書くことで解決に向かう。

書こうとしてみた時に、うまく書けなければ、そのことについて実は全然わかっていないということがわかる。

書き出してみると、さっきまでモヤモヤとしていたことがハッキリと形になる。自分の目で「カタチになったソレ」を再認識することで、理解のレベルは1段階引き上がる。

また、書くことで、脳の中に加えて、紙の上(もしくはメモアプリ)がワークスペースになる。複雑なものごとを考えるのに、脳の中だけを使ってやるのは難しい。紙の上も使って扱える情報量を増やすと、途端にうまくいったりする。


「書く」人と「書かない」人の差が特にわかりやすく出るのは、会議などの定型的でないことをする時だ。

「書く」人は、大抵理路整然とつつがなく進行する。その会議がなにで、考えるべきことはなんであり、それについてきちんと考えられているかどうか、「書く」ことで自己認識を深められているからだ。

「書かない」人は、会議が苦手だ。自分自身の思考をクリアに整理できてないので、なにか質問された時に言葉が出てこない。そもそも、何を考えるべきかさえ整理できていないことも多い。脳の中だけで考えるには、大抵のことは難しすぎるから。

ちなみに自分の場合、意識してそうしてたわけでなく、必要だからやっていただけなのだが、社会人になってからは毎日「書く」ことをやっている。なにをやるにしても、必ず頭の中を全部メモアプリに書き出す。10年間やってると、相当な量だ。

今では、やっといてよかった〜と思うばかりなので、過去の自分にありがとう!という気持ち。


ちなみに、書くことの大事さをまわりに説いてみても、大抵の人はちゃんと実行しないし、結果成長しない。たぶん、意識してやるのは相当難しいことなんだと思うので、無意識にやっててほんとによかったと思う。


今日の強くなるポイント

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