52. 「失敗は成功のもと」という言葉が苦手

これは世の中でなん億回も言われているだろうし、自分も何度も言っているのだけど、「失敗は成功のもと」という言葉が苦手だ。

なぜ苦手なのかというと、この言葉はたぶん一番大事な本質が抜け落ちてワードになってしまっていると思うからだ。

自分の解釈として、失敗は成功のもとではない。失敗はただ失敗だ。

ただし、何かの糧になる場合もあるし、そうでない場合もある。そういう話だと思う。

そして、成功も同じように何かの糧になる場合もあるし、そうでない場合もある。

失敗からしか学べないことなど、たぶんない。そう思うから、いかにも失敗賛美に見えてしまうこの言葉が苦手なのだ。

と前置きしたうえで、たぶんこのことわざが本当に言いたかったのは「挑戦は成功のもと」ということなんじゃないかと思う。

挑戦がなければ失敗も成功もないし、失敗も成功もなければ糧も得られず、糧がなければ次の成功を目指すこともできない。

逆に挑戦さえすれば、成功しようとも失敗しようとも糧を得られる可能性があるし、次の成功を目指すエンジンになる。

そういうシンプルな話じゃないか。

だから、「失敗は成功のもと」なんて言葉はやめて「挑戦は成功のもと」にしようよ。ね。

投げ銭をいただくと、ポイフルに変換します。