オリジナルパーカー
会社で最近ブランディングのプロジェクトが走っていて、その一環でサービスロゴ入りのパーカーをつくった。服が増えたのでラッキー!✌️
最近は、会社にしろ団体にしろ、オリジナルのグッズ(ステッカーとか)をつくったり、オリジナルのアパレル(Tシャツ、パーカーとか)をつくるケースがすごく増えたと思う。
流行ってるから、ぐらいのノリでやっている場合も多い。けど、もっと本質的な意味で、これからの時代、こういう取り組みは重要になっていくと思う。
「マス」から「分散」の時代へ
インターネット以前、ほとんどの人にとって情報入手の手段といえばテレビやラジオや新聞といったマスメディアだった。選択肢があまりないので、持っている情報にもほとんど差がない。
そういう環境の中では、マスメディアに大きく露出することが最も重要で、露出さえし続ければ一定成功できた時代と言えると思う。
消費者は、マスメディアにより情報を与えられ、与えられたものを享受するだけの、正しく消費者であった時代だ。
そして現在はというと、もうそんな時代は終わりかけている。
じゃあどんな時代かというと、より多くのコアなファンを獲得できたものが強い時代だ。
それは昔からそうなのでは?と思うかもしれないし、それはそうなのだが、昔のソレと今のソレでは得るべき結果は同じでもやるべきことは根本的に大きく違う。
まず、情報過多の現代において、それぞれの持っている情報には大きくバラつきが出るようになった。
インターネットによって個人に入手可能な情報が膨大になったこと、SNSによって個人と個人の間での情報流通が超拡大したこと、これらによって相対的にマスメディアの影響力が低下したこと。
平たく言うと、「知ってもらう」という観点においては、お金をたくさん持っている強者と、そうでない者の差が縮まった状況と言える。
こういった変化によって、より大きく露出したものが勝つ時代は終わり、より真に愛されたものが勝てる時代になった。
今の時代の露出戦略
極端な言い方をすれば、インターネット以前は「お金を持っていれば、大したものじゃなくても売れる」時代だ。お金さえあれば露出できるから。
今はどうだろうか。さっき、マスメディアの力が弱まり、個人間の情報流通が拡大した時代と書いた。つまり、マスメディアは引き続き重要かもしれないが、個人間の情報流通にどうのせるかがより大事な時代と言ってもいい。
個人は、自分が本当に気に入ったものしか他人には紹介したくない。つまり、個人間の情報流通にのせたければ、本当に気に入ってもらえるものをつくらなくちゃいけない。
これにはもちろん、単純にいい製品をつくる、というやり方もある。もうひとつの考え方が、存在そのもののファンになってもらう、というやり方だ。
そして、ファンになってもらうための戦略のひとつが、オリジナルグッズづくりだったりするのだ。
消費者は、共犯者へ
「いいもの」が溢れているこの時代においては、単純に機能的にいいものをつくっても、同じようなものが既に世の中にたくさんあったりする。ハッキリ言って、単純に「いいもの」であれば、腐るほどある。いいかどうかが選ぶ基準になるものは、もうほとんどないと言っていい。
そういう環境において、選んでもらうために必要なことはなんだろうか。
その答えのひとつは「所属してもらう」ことだ。
ただ製品を買って使ってもらうだけでなく、その製品を構成する一員になってもらう。製品やブランドの行く末を決める一員になってもらう。そうやって愛着を持ってもらい、良いと思ったら宣伝してもらう。
製品をつくる側も、消費者をただ製品を買ってくれる知らない誰かにしておくんじゃなく、一緒に製品をつくりあげて世に広める共犯者と考えて、一緒につくっていく気構えが大事になる。
昨今のD2Cブランドの隆盛などをみても、もう既にこのやり方が実際に成功を手に入れる実用的な手段だということが見えてきたと思っている。
そして、そんな「共犯者」になってもらうためのツールのひとつが、オリジナルのグッズであったりアパレルなのだ。
なんか長くなってしまったから、途中からめちゃくちゃ端折ってしまった。もう少しちゃんと詳しく書きたい感あるけど、またの機会に。
ちなみに、製品をつくるような場合の例で書いてきたけど、これは飲食店でもアイドルのようなタレント業でもなんでも、もちろん同じだ。
今日の強くなるポイント
TRPGのストーリーを初めて実際につくってみて難しい部分が具体的にわかった!(完成まで、もうちょい)
投げ銭をいただくと、ポイフルに変換します。