マネーイズタイム

タイムイズマネーという言葉はみんな知っていると思う。

この意味の解釈には諸説あるようだけど、多くの人は「時間をお金に換金して考えるべき」のような捉え方をしている気がする。

つまり、この1時間はあなたの(例えば)時給相当の価値があるので大事に使うべき、という考え方だ。これは機会費用という考え方だったりする。

この考え方がしっくりくる人は多いと思うのだが、最近は逆の考え方もしっかり持っておいたほうがいいな、と感じる。

「このお金は時間と交換可能な価値」という考え方だ。

わかりやすく言うと、電車だと20分かかる道のりをタクシーに乗って5分で行くシーンを考えてほしい。

時間が節約できる代わりにお金がたくさんかかる。

つまり、お金を時間と交換した、と言えると思う。

例でタクシーを挙げたことからもわかるように、別にこの考え方は最近出てきたわけでなく、昔からある考え方だ。

でもなぜ今改めてちゃんと考えたほうがいいと思うか。要因は2つある。

1つは、「他人のスキルや資産を買える機会が増えた」からだ。

インターネットの普及によって、スキルシェアサービスやCtoCマーケットプレイスなどが広まり、個人のスキルや資産が市場に出やすくなった。つまり、見つけるのが簡単になって、見つかりやすくなったぶん値段も下がったので、個人が買いやすくなったということ。これは他人の時間をお金で買うのが簡単になったとも言える。

2つめは、何をやるにも複雑な世の中になったことだ。

昔は、飲食店をやるなら店を借りてアルバイトを雇って料理をつくって売れば良かった。

今は、それだけで成功できるだろうか?

おそらく難しいと思う。食べログを管理したり、インターネットで宣伝したり、期待の成果を挙げるためにやらなければならないことは増える一方だ。そうなると、それら全てのスキルを自分が時間をかけて身につけて賄うことは難しくなる。つまり、何かをやるために必要な時間が増えたとも言える。


上記のようなことを踏まえると、効率だけ考えるとどうするのが一番良いかは明白だ。

(最もお金が稼げるという意味で)得意なことに自分の時間を使ってお金を稼ぎ、その稼いだお金を使って得意でないことをやってもらう誰かの時間を買う。

これが、結果的に最も時間もお金も節約することになる。というか、会社や投資というのはこの構造そのものだ。

タイムイズマネー&マネーイズタイム、両方うまく使いこなそう!


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