アイディアを出す難しさ

プロダクト改善のアイディアを出して実行することを仕事にしていることもあり、自分も、周囲の人も、比較的アイディアを出す必要のあるシーンが多い。

そこで感じるのは、アイディアを出すのは難しい、ということだ。

難しさの正体は色々あるし、それらを解決する方法論も世の中には溢れている。そうすると、解決するのも簡単そうに見えるが、実際はそううまくはいかない。

知識として知っていても、実行するのが難しいのだ。

例えば、アイディア出しの発散フェーズにおいて「実現可能性や、アイディアの質は無視して、量を出そう!」ということがよく言われる。よく言われるので、勤勉なビジネスマン、ビジネスウーマン諸氏なら大抵みんな知っている。

が、実際にやってみると、ほとんどの人が実現可能性を気にしてしまうし、質の高くなさそうなアイディアを出すことをためらう。

なので、世に蔓延るアイディアの出し方のHow toは、実際のところ思うように機能しないことがほとんどだ。

そういう状況の中で、アイディアの数は思うように出てこなくなってしまったりするものなのだが、中にはこの壁を乗り越えてガンガンアイディアを出す人もいる。

この違いはなんだろうか。

最近気づいたことのひとつは「色々なことを知っている人のほうが、アイディアが出る」ということだ。

思うに、色々知っている人はそうでない人に比べて実現できると思えることや、アイディアの源泉になる知識の総量が多いからではないか、と思う。

よく「その分野に無知な人のほうが突飛なアイディアが出る」と言われたりもするが、それは半分正解で半分ウソだと感じる。

他にかなり精通した分野を持ちながら、その分野だけなぜかすごく無知、みたいな特殊条件においては真実かもしれない。結局のところ、アイディアは知識の組み合わせなので、知識豊富な人からしか生まれにくい。

ということで、結局のところアイディアマンになるにはジャンル問わず様々な知識をたくさんつけるしかないのかもな、と思うのであった。


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