疑ってる人ほど映画刀剣乱舞を見てほしい

どうも審神者やってるものです。
刀剣界隈では今更なんですが、刀剣乱舞の実写をプレゼンしたくなったのでお時間ある方はお付き合いください。
審神者の方は流石にご存知だと思うので今回は「刀剣乱舞って女子向けゲームでしょ?」とか「どうせイケメンだけの映画でしょ」みたいな「タイトルや前噂だけ聞いて嫌煙している人」にプレゼンしたいと思います。
あくまで個人の感想です。各企業媒体様団体とは関係ありません。
ほぼ自分のためのまとめみたいなものではあります。誹謗中傷受け付けません返信しません。まず原作ってどんなの?を知りたい人は1へ
原作のことは良いから映画のことを知りたいという人は2へどうぞ

1.刀剣乱舞って女子向けのゲームでしょ?

といわれれば「まあ、はい…そうですけど……」と答えるしかないです。
いやちょっとまって!ここで諦めないで!あくまで「カテゴリ上女子向けゲーム」ってだけなので!!

じゃあ女子向けゲームってどんなもの?って聞かれて皆さんどう答えます?
・自分(プレーヤー)は性別:女になる
・登場人物は男キャラが多い
・シュッとした戦えなさそうなイケメンばかりが多い
・シュッとした戦えなさそうなイケメンばかりが強い
・キャラがプレイヤーを口説いてくる
・キャラの好感度を上げるシステムが有る
・イケメン同士をくっつけるグッズや二次創作が多い

ぱっと私が思いついただけでこれくらいあります、項目がなんとなくかぶってるのは重々承知してますがかさ増しのため入れています。
ではこれを1つずつご説明していきたいと思います。
単純に映画の評価聞きたいよって人は飛ばして2へどうぞ。

「自分(プレーヤー)は性別:女になる」
これこそ女子向けゲームを定義づける最大のポイントだと思いますが、刀剣乱舞のプレーヤー(以下審神者(さにわ))の性別は決まっていません。
公式を見ても審神者の性別を明言しているものはありません。
ただ映画「刀剣乱舞ー継承ー」の審神者は男性の役者さんが演じておられます。堀内正美さんが演じておられます。イケオジ様です。
私としても堀内正美さんの審神者がとてもマッチしており歴戦の審神者感が出てすばらしいです。

「登場人物は男キャラが多い」
これは…まあ……男キャラが多いというか男しかいないです…申し訳ありません。しかし、これには理由があって、そもそも刀剣の付喪神を刀剣男士として励起させるところから物語が始まるので男士(男子ではない)しかいません。イケメンの男ばっかりじゃねーか!つまんね!と思うかもしれません。
が、それを↓でお答えします。

「シュッとした戦えなさそうなイケメンばかりが多い」
「シュッとした戦えなさそうなイケメンばかりが強い」
これはまあイケメンで女子を釣っているようなものなのでしょうがない…
とでも言うと思ったのかい?
そんなあなたに見ていただきたい男士をご紹介します。

まず同田貫正国!

彼は特定の刀ではなく同田貫との集合体で励起した男士です。
同田貫という刀は曲がらず折れずを追求した大量生産品の刀です。ですので安価で買えることができたため多くの侍が手にしました。
セリフだけでもわかるとても男臭い男士でございます。

次に山伏国広!

その名の通り山伏の格好(?)をした筋肉ムキムキの彼です。とても明るいキャラで筋肉と山で修行することを何より愛しています。何を言っているのかわからないと思いますが公式設定です。

最後に御手杵!

イケ……メン…?まあよく見ればイケメン…?か?(個人の感想です)
一見高校生男子?とも見れるくらいの彼もちゃんと刀剣乱舞にいます。そして彼は三名槍と呼ばれる天下に名を轟く名槍のうちの一本なのです。

これ以上書くと長くなるので3振のみご紹介しましたが、現在(2020/09/02時点)で80振り以上いるのでキャラだけでも見てください!

「キャラがプレイヤーを口説いてくる」
「キャラの好感度を上げるシステムが有る」
こちら女子向けゲームに良くある、ひいては男性向けゲーム(登場キャラの殆どが女子)でもよくあるゲームシステムですが、刀剣乱舞にはキャラがプレイヤーを口説いてくるシーンや好感度を上げるシステムはないです。
悲しいほどないです。

もちろん贔屓目の判定ですが、ゲーム自体そのキャラを使用し続けると好感度が上がることはないです、むしろ疲労というデバフが付きます。セリフ的に「あなたといると落ち着く」ようなものはありますが、それを愛情と取るか友情と取るかどうかはプレイヤー次第じゃないかなとは思います。贔屓目が入っているかもしれません、しかしそれでもそういうシーンがないと言い切れるのは刀剣乱舞にはそもそもストーリーと言う概念がないからです。新ステージに行くときも別のキャラ同士が会話することはありません。ほんとにないです!無です!無!!!!
最近始められた方に言われました「こんなストーリーもキャラ設定もほぼないゲームでよく盛り上がりましたね」
はい……うん……はい…………………

そしてシステムの話の折りに触れますが、レアなキャラがいないとクリアできないステージはないです。先に上げたキャラでも必ず強いというわけではなく、むしろ練度(レベル)を上げたもん勝ち、またはそのステージに合ったキャラと装備が大事で、ガチャをしないと次のイベント辛い、最初に強くて気に入ってたキャラが新ガチャが実装されるたびどんどん弱くなって結局使わなくなる、なんてことはありません。

そういう意味でよく刀剣乱舞は「盆栽げー」と例えられることがあります、私個人の意見としてこの一人でもくもくやるシステムが非常に心地よく、ゲーム内ランキングがあって他人と競わないといけなかったり、スタミナ(行動地)に左右されて効率よくログインしないといけない、ステータスを上げるために全員の趣味趣向を覚えないといけなかったり、好きでもないキャラのご機嫌を取ったり口説かれたりする要素がない刀剣乱舞が好きです。
私はそんなに多くの女性向けゲームをしてきたわけではないですが、年をとったせいか、登場キャラから勝手に恋愛要素を無理やり押し付けられるゲームはプレイしていてすごく疲れるようになりました。

2.映画刀剣乱舞はどうせイケメンだけの映画でしょ?

さて映画のお話をしたいと思います。1.でさんざんゲームの話をしましたが映画を見るだけならゲームをプレイしなくていいです。
「えっ?」って思いました?ここまでゲームのプレゼンしたのに?
でもよく考えてほしいんですが、映画や映像媒体を見るときに全ての原作を見たりします?私は半々です、見たり見なかったりします。
それと同じで別に映画から見てもいいんです。映画からゲームに入ってもいいんです。なによりゲームを知らないと映画のあらすじがわからないなんてことはないです(個人の感想です)

1.でも映画はただイケメンがドヤ顔してるだけでしょ?
まあ…はい…全員顔はいいです…
いやだって、役者さんですし!元のゲームの刀剣男士も全員イケメンですし!しょうがないじゃないですか!
というとでも思った?
たしかに全員イケメンではあります。しかし刀剣男士は戦うために生まれました、つまり戦闘シーンがあるのです!随所にあります、ほぼ戦っています。それも殺陣をちょっとかじったようなチャンバラではなく歴戦の役者さんがする本気の殺陣
なぜそんなに役者さんたちが殺陣がうまいかというと、映画のキャストさんの殆どの方は「舞台 刀剣乱舞」(通称:刀ステ)に出ておられるからです。刀ステでは舞台上で激しい殺陣が毎公演あります。ときにはこっちが「そんなに動いて大丈夫!?」というほど激しいです。役者さんの中には普通の映画撮影期間よりも長く殺陣の稽古をされている方もいらっしゃいます。
もし…もし映画を見たあと覚えておられたら是非舞台も見てみてください。
(殺陣よりも歌って踊る刀ミュもあるよ!)

2.どうせファンに媚びたせいでメチャクチャなお話になってるんでしょ?
ついにこれを言うときが来ました。そうですよね、特に最近の映画はわけわからんストーリーになってることおおいですよね。

でもね……

この映画………

脚本:小林靖子
大明神なのです!!!!!!
はいもうお話のプレゼン終わりました。もう言うことないです。
まああんまり突っ込んだこと言うとネタバレになりますしね。
ただ審神者目線から感想を言うと、ストーリーはちゃんと歴史スペクタルものになっていて、歴史が好きな人知らない人にも満足行く作りになっていました。

もっと映画のいいところを言おうとしたんですが1と2で完結してしまった……もしご興味をもたれた方は今ならアマゾンプライムで実質無料(無料ではない)で見ることができます。
「時間があるからちょっと映画でも見ようかな」「おすすめにあるけど女性向けだしな」みたいに思っていた方はぜひ見てほしいです。


余談


まあここまで書きましたが私としては見たからどうしてほしいとか、気に入らなかったけど悪いと言えない、みたいにはなってほしくはないです。
合わなかったら合わなかったらでいいですし、やっぱり無理だった、でもいいと思います。全人類全てに私の好きなものを好きになってほしいとは言わないので。ただこの映画は見る前からどうせ〇〇なんでしょ?とは思ってほしくない良い映画なのです。
しかし私は審神者。映画のいいところを考えてみても「これはプレーヤーが贔屓目で見た評価ではないか」と思うことがあります。でもプレゼンはしたい。なのでもうただ見てください!というほかないのです。


私事ですが、実写映画企画が発表されたときは「とうらぶも終わったな……」と思いました。
ここ数年どんなに良い原作でも映像化して多くの人の手が加わった瞬間破綻してそのまま原作の勢いも落ちていってなくなりました、あーあ。
みたいな事が多いのです(もちろんそうじゃない場合もたくさんあります)。実写映画制作発表当時、想像した最悪のシナリオは、適当なイケメンを起用して、適当な動きに合わせた適当なアクションで、町娘とか勝手に女性キャラをつくり、それに新人アイドルを起用し適当にラブシーンを入れる。そして炎上。もしくは良くも悪くもないびみょ~な作りになって黒歴史になる。
まあそれでも自分が満足できれば良ければいいんですけどね。刀剣乱舞はサービス開始当初から人気ジャンルなので一部の人から粗を探して炎上してやろう、というようなプレッシャー?はあったと思います(個人的な印象です)そうやって流行りのコンテンツが食い荒らされる、最初は私もそうなるのかと思っていましたが実際はちゃんとファンに答えてくれた映画にしていただきました。それが嬉しかったです。