takt op.Destiny タクトオーパス全話見た感想

(後半、辛口感想含む)
先日タクトオーパス最終話が放映されました。
Twitterでの評判がなかなか良かったので、放映から数時間後に撮り溜めていた後半5〜6話を一気に視聴しました。
なるほど、そうきたか!
と思わせるアイデア勝ちの結末で、本編終了後ソシャゲ版の新告知が放映される流れは美しかったです。続きは、ソシャゲで!リアタイだからこそ楽しめる要素いいですね。

ただ、筆者は半年ほど前にネトフリでリヴィジョンズという作品にハマり、外伝を追おうとしたらソシャゲがサービス終了していた苦い経験があります。こういった商法は販促効果がある期間はプラスになりますが、数年後、数十年後に見た人が満足できる結末かと言われると微妙です。

とは言っても賛否両論の作品だったと思います。正しくは賛「微否」両論と言うべきか。
極端に悪いわけではないが何かが足りないアニメなんですよね。そして物足りない層は遅くとも3話までで視聴切っているので、残った人達にとっては評判の良い、納得のラストという。
私の場合、3話でレニーやタイタンのような魅力的なキャラクターが登場し、少し変化が生まれたので視聴を継続しましたが良くも悪くも序盤の『可もなく不可もなし』な流れは変わることなく完結した印象です。

巷では主人公のタクトが戦わないことについての意見が散見されますが、これに関しては作品の個性として評価されるべきだと思います。
ただ、もう一捻り欲しかった。
タクトは後方で戦況の把握や簡単な指示を出していますが、基本的には運命の戦闘能力と自身の生命力(?)に依存しています。キャッチーな必殺技を作って、2人で叫んだり共鳴するシーンでもあれば少しは盛り上がったと想見します。 
戦闘シーンでは、口数が多いとはいえない運命が無難に戦うので作画以外評価する部分が無くなっているような印象、何度も見返したくなるようなときめきを感じません。

ポケモンや遊戯王のアニメなんかも人間は戦わないじゃないですか。でもちゃんと面白いのは後方の人間がきちんと戦略を立てて正確にコマ(モンスター等)を動かしているから。
でもこのアニメ基本的に運命とタクト(の肉体と精神力)が頑張ってて、タクトの知性は音楽に全振りしてます。

あと、単純に終盤の展開が好みではありませんでした。どうして人間に危害を加えようとする未知の生命体と戦っている世界観なのに、物語を締める時には主人公が倒すべき敵が人間にすげ替わっているのですか?私はこれを勝手にカバ〇リ現象と呼んでいます。もう本当にやめてほしい。
世界中にごまんといる敵を最終話までに倒し切るのは無理だけど、スッキリしたラストにするため人間倒すか!にしか感じられなくて嫌いです。

一般オタクの分際で偉そうに物申してしまい申し訳ありません。
とはいえ、戦う女の子を見るのが好きなこちらとしては武器を持った少女が美麗な作画で画面を駆け回っているのを見るだけで割と満足なわけです。本当につまんなくて興味がなかったらこんな記事なんて書かないわけですし。

2022年、ソシャゲで新しい運命ちゃんに逢えることを楽しみに待っております。

それでは皆様、良いお年を

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