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手術前日

いよいよ手術前日。

人の出入りがない起床時間前に、胸の記念撮影をしておいた。
2年間つきあってきたおできだから、それなりに愛着はある。
こんなに変色して今にも破れそうになってなかったら、もう少し育てていたんだろうな。

看護師から手術当日の流れの説明
脇の剃毛、おへその掃除、シャワー
センチネルリンパ節生検用のアイソトープの注射と撮影
手術室看護師から手術室の写真を見せながらの手術時の説明

と何かとあわただしい。

この病院は手術室が2つあり、1日に午前と午後、1人ずつの手術がある。
私は午後の部で、1時半に歩いて手術室に入る予定だ。
「なんか歩いて入るっていうのもかえって怖いね」と旦那と話していた。

有線でかける曲何かリクエストあるかと聞かれたのでバロック音楽と答えておいた。1曲も聴かぬうちに落ちるという。

乳がん専門病院は不思議なところだ。
血糖値管理が必要な患者を除いて、入院した翌日が手術、1週間前後で退院。
順番に病室が空いていき埋まっていく。
病室の前に脚がピンクの点滴台が置いてあると、手術だなとわかる。
明日は私の病室の前に点滴台が来るのだな。

点滴台押して歩くなんて、初めてだ…。

まあ、1週間前に入院してよかったのだと思う。覚悟が決まったというか。
今日は何かとポカやっているから、それなりに動揺しているのだとは思うが。

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