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セサミストリートの思い出

Netflixでドキュメンタリー『ストリートギャング~セサミストリートにたどりつくまで』を見た。「セサミストリート」の誕生秘話だ。

Street Gang: How We Got To Sesame Street - Official Trailer (2021) Jim Henson, Joan Ganz Cooney - YouTube

私が初めてセサミストリートを見たのは高校生の頃、1973~6年くらいだと思う。

塾に行ったことがなかった私は英語はどちらかというと苦手だったが、中1のときに英語の先生が、「教科書を10回音読すれば良い点が取れる」というのを実践しているうちに、高校生の頃には「英語が得意」と周囲から思われるくらいになっていた。

で、アメリカの幼児番組?フン!お子様向きかぁ、と思って、セサミストリートを見てぶっ飛んだ。
まず、舞台となるのが汚い路地裏。訳のわからないマペットが一杯出てくる。
そして何より…。英語がわからね~!!恐ろしく早口!

登場するのは英語だけではない。各国にルーツを持つ子供たちが各国語で1から10まで数えるコーナーがあり、日本語も聞いた。
スペイン語はしょっちゅう出てきて1から10までわかるようになった。
黒人の小さな男の子がfiveとカウントするときに、きっちり下唇に2度歯を当てるのを見て、「きっちりやらんとあかんのや」と思った。

当時見ていたソウルトレインや、Now Explosionのような当時まだ珍しかったMVを紹介する番組と合わせて、アメリカへの窓だったのだと思う。

今回、このドキュメンタリーを見て、私が過ごしたあの時代の背景を改めて思い知らされた。公民権運動、ベトナム戦争。そしてChildren Television Workshopの意味。
テレビで低所得者層の学齢前の子供たちを教育する、と、教育者や児童心理学者、専門家やライター、パペット遣いが協力しあって、面白いものを作り出したのだ。

テレビでやってて暇なら見る、程度だったけど、印象に残るシーンや歌はいくつもある。

PCをいじるようになって、Kermitがコンピュータ系で結構有名なのに驚いたりもした。

名前を覚えるほどではないけど顔なじみのメンバーが歳をとっても面影があり、楽しそうに思い出を語る。
フランクリン・ルーズベルトは覚えていたが、消えたのは知らなかった。

知らずにそういう時代の申し子の番組を見ていたんだな~。

Sesame Street: Show Open Season 1 - YouTube

私が好きなのって、ピンボールとか

Pinball number count 1 (1977) - YouTube

ワーキングドッグの歌だったり。

Classic Sesame Street - Cow Dog Song - YouTube

カーミットはカーミット・ニュースのレポーター。早口だが言葉遣いが丁寧なので結構、参考になった。

Sesame Street: Kermit News And Santa Claus - YouTube


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