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オンライン結婚式で生まれるもの

プシュー。

コツコツコツ。

電子制御された真っ白な扉が開き、この場所では履くことは無いと思っていたヒールで一歩一歩、歩んでいく。

今日の為に用意した純白のドレスは大きく広がる真っ白な裾がふわふわと浮いている。

地上と違って重力が軽いから油断をすると身体ごと浮き上がってしまいそうだ。

目の前にはもう5年間もこの限られた空間で衣食住を共にしている最愛の彼。

歯ブラシを加えたままぼーっとしてしまう歯磨きのクセから、むにゃむにゃとしゃべる寝言まで知り尽くしてるから、これからの共同生活に不安は一切無い。

「スコヤカナルトキモヤメルトキモ、ツマヲアイシ、ウヤマイ、イツクシムコトヲチカイマスカ」

『誓います』

カナダ人の同僚がカタコトで誓いの言葉を残してくれた。

パチパチパチパチ

画面越しから聞こえる割れんばかりの拍手。
そこには大切に育ててくれた両親や古くからの親友、もう何年も会ってない大切な顔が沢山並んでいた。

今日は私たちのオンライン結婚式。

地球を飛び立ち、宇宙開発をしている私達がまさか結婚式を挙げれるなんて思わなかった。

挙式は宇宙船の中で同僚の協力のもと行ってもらった。オンラインで地球のみんなと繋がり、沢山の人に憧れだったウエディングドレス姿を見てもらうことが出来た。

本当は直接会いたいけど、すぐには会えない大切な人たち。

『オンライン結婚式が生まれて本当に良かったね。幸せになろうね』

と目頭をして熱くする新婦。

その肩をそっと抱きしめる新郎。

未来の結婚式は地球を離れ宇宙でも行われるかもしれない
オンライン結婚式という新しい文化のもとに

おはようございます。
あなたの夢を加速させる『未来アーティストたっち』です。

今日はずっと楽しみにしていた友達のオンライン結婚式が行われます。
ありがたいことに僕も招待してもらったので参列してきます。

今日オンライン結婚式を行うのはバンビーノ藤田夫妻。

結婚は数年前にしていて子供も2人いるんですが、タイミングや東京進出という場所の問題もあり結婚式を挙げれていませんでした。

世の中がコロナウィルスにより人と会うことを禁じられてしまった時代に新しい可能性としてオンライン結婚式を挙げることになりました。

結婚式費用をクラウドファンディングで集めた事で、うまく意図が伝わらなかった方々から誹謗中傷も受け傷つくこともありました。

それでも当初のこんな時だからかこそ、結婚式を挙げて1人でも多くの人に温かい気持ちになってもらいたい、芸人さんだからこそお笑いでみんなを元気にさせたい、という想いのもと何度も立ち上がり結婚式の準備をしてきました。

その2人の姿勢に多くの共感者が現れ、クラウドファンディングも見事成功。
芸人さんがたくさん参加される結婚式の余興を一般の方も観れるというオンラインだからこそ出来る画期的な仕組みも出来ました。

初めてやる事には必ず批判がついてまわります。

人は生存本能で『変わる』ことを恐れるのです。
今までやってきたことの方が安心するから変化に対して拒絶反応が出てしまいます。

でも本当は変わることでしか生物は生き残っていけないのです。

ダーウィン『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』

コロナ時代という大きな変化に合わせて自分達も変化していくことが大切です。

オンライン結婚式はこれをきっかけに結婚式の新しい選択肢として選ばれていくことになるでしょう。

場所の問題で結婚式を諦めてた人、
お金の問題で結婚式を諦めてた人。

そういった人達の希望になる結婚式に今日はなると思っています。

『変わる』ことに果敢にも挑戦した2人がいたおかげで。

藤田夫妻は2人でいつも向き合って成長していってる憧れの夫婦です。

素敵なウエディングドレス姿楽しみにしていますね。

あなたの夢を加速させる『未来アーティストたっち』でした。

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